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物心ついた時から犬派だったが、大人になってから鳥の素晴らしさに気づき、鳥沼にハマった。現在は、「ダンシングオウムと監視犬」との幸せな日々を満喫中。
“踊るオウムと犬の監視員”の異色コンビ・ミルクちゃんとあめちゃん。飼い主・Miyaさんが「犬も鳥も、どちらも迎えてよかった」と話す、犬と鳥との愛溢れる暮らしをインタビュー。
目次
- 異色だけど相性はいい? 「ダンシングオウムと監視犬」
- 朝から晩まで"監視"が日課。「犬と鳥」の不思議な関係
- 愛犬・愛鳥との出会いで脱タバコ・ギャンブル・飲み歩き…
- 「犬と鳥たちと暮らすため」生活・貯金を優先し、移住を決断
- 白色オウムは体から粉が出る! 犬と鳥ならではの空調管理や工夫
- アレルギー体質な愛犬・ミルクちゃんの食事管理に苦労したことも
- 種なんて関係ない? 不思議な絆で結ばれている、愛犬たち
- 愛犬・愛鳥を迎え「命を預かる覚悟」が生きる糧に
異色だけど相性はいい? 「ダンシングオウムと監視犬」
動物好きな方の中には、ペットとして鳥を迎える方も少なくないのではないでしょうか。ワンちゃんと一緒に飼うことを考えたことがある方もいるかもしれません。
実際に、犬とオウムという異色のペットと暮らしている方がいらっしゃいます。
「サイズの小さいインコや文鳥ではなく、大型の鳥・オウムと暮らしている方は、私もあんまり見たことはありません」と話す、飼い主のMiyaさん。
Miyaさんが暮らすのは、音楽が流れると頭を振ってノリノリで踊り出すオウム(アオメキバタン)のあめちゃんと、その姿をなんとも言えない表情でじっと見守る、トイプードルのミルクちゃん。
その様子を「ダンシングオウムと監視犬」と称して、MiyaさんはSNSに日々投稿しています。
SNSでの反響は大きく、人気ロックバンド『Mrs. GREEN APPLE』の歌に合わせて、あめちゃんが踊った動画は、ご本人の目に届きリアクションが来たことも。
「普段から羽ばたいたり叫んだりと、ひとりで盛り上がっているあめちゃんを見ながら、ミルクも追いかけたり飛んだりしているので、一緒に遊んでいる感覚なんだと思います。あめちゃんはダンスに集中したいらしく、邪魔しないでほしいみたいですけど(笑)」
そんな、ユニークな愛犬と愛鳥に囲まれた暮らしを送るMiyaさんですが、現在の暮らしについてご自身が1番驚いているんだとか。
「それまでの私は、定職につかずギャンブルにハマったり、毎日遅くまで飲み歩いたりしていたんです。だから犬や鳥と暮らし規則正しい生活をしているなんて、想像もしていませんでした……」
Miyaさんの人生を激変させた「動物たちとの出会い」。実際に、愛犬と愛鳥を迎えてからの、生活面や気持ちの変化などを伺いました。
朝から晩まで"監視"が日課。「犬と鳥」の不思議な関係
ノリノリで踊るあめちゃんを“監視”するミルクちゃんのシュールな光景。この関係は初対面の時からでした。
約1年ほど前の2023年、Miyaさんたちの暮らしに新加入したあめちゃん。
「先住犬だったミルクは、あめちゃんをお迎えした日からじっと眺めていました。今思えば、当時から“監視”が始まっていたのかもしれません(笑)」
ミルクちゃんの、あめちゃんの"監視"には余念がありません。あめちゃんがケージから出ている時は、特に注意深く見守っているそう。
「最初はあめちゃんをただ眺めるだけだったミルクですが、今ではあめちゃんがケージの外にいると、『余計なことをしてないかな』と言わんばかりの表情で心配そうに見つめていますね。監視する理由は私にもわからないのですが、攻撃することはないので、きっと敵意はないのでしょう」
いつも穏やかな表情を浮かべるミルクちゃんと対照的に、テンション高くノリノリのダンスを披露するあめちゃん。実はMiyaさんにしか見せない「意外な一面」があるようです。
「SNSだと、あめちゃんはただの破天荒なオウムに見えるかもしれませんが、実はとっても甘えん坊なんです。私の姿が少しでも見えなくなると叫んだり、家の中でも私をついて回ったりするので、いつも肩に乗せて家事などをしています」
「一方、外では大人しくおっとりした性格のミルクは、家では遊び好き。よく枕をスクラッチするようにホリホリしています。ふたりとも“表裏”が激しいという意味では似ているのかもしれません(笑)」