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貿易会社経営をしながら、武道に従事している。愛犬はシーズーのおすし。愛犬とのコミュニケーションのため、毎日トレーニング(通称「名犬レッスン」)を続けている。
毎日「名犬レッスン」にいそしむシーズーのおすしちゃんと飼い主・小谷さんのくらしとは?
目次
- “名犬”として愛犬・おすしちゃんを発信
- 愛犬の気合いのひと吠え「ガオー!」が、見る人を元気に
- “破壊神”だった愛犬を変えた「クリッカートレーニング」
- “猫っぽい”犬? こだわりの強い愛犬の個性を尊重
- 「正解」はない。愛犬との出会いで常識がひっくり返った
- 大切なのは目の前の愛犬に向き合うこと
- 犬はみんな、飼い主にとって愛すべき“名犬”
“名犬”として愛犬・おすしちゃんを発信
“名犬”と聞くと何を思い浮かべますか? ラッシーやハチ公など、聡明で人間と良好な関係を築いてきた犬たちが“名犬”と呼ばれてきたのではないでしょうか。
最近では、片手におさまるほど小さなシーズー、おすしちゃんが新たな“名犬”として犬界隈で知られています。
おすしちゃんは、芸達者です。可愛らしい見た目とは裏腹に、堂々と「おて」や「ふせ」などの芸を披露できるだけでなく、「ガオー!」と一吠えする愛くるしい必殺技も持っています。
飼い主の小谷さんは、おすしちゃんとのトレーニング、通称「名犬レッスン」を毎日行い、SNSに投稿しています。
今では世間に“名犬”っぷりを見せつけているおすしちゃんですが、お迎え当初は小谷さんが頭を抱えるほどの暴れん坊だったと言います。そんなおすしちゃんと小谷さんがさまざまな困難を乗り越え、「名犬&名父さん」になるまでのストーリーをお聞きしました。
愛犬の気合いのひと吠え「ガオー!」が、見る人を元気に
小谷さんとおすしちゃんを取り巻く日常に転機が起きたのは、2022年。
小谷さんは、趣味を発信するためにSNSのアカウントを開設しました。そしてある日、なにげなくおすしちゃんの動画を投稿したところ、思いがけず大バズり!
様々なネットニュースやテレビ番組にも取り上げられ、一気に「おすしちゃんファン(通称「さしみ」)」のフォロワーが増えていきました。
必ず近くに居る pic.twitter.com/1S8bNpI9x1
— 名犬おすし号&名父さん(小谷) (@bushidojodo) May 14, 2022
(最初にバズった投稿)
次第に「ほぼ犬アカウントと化した」というSNSには、約2万人ものフォロワーが「名犬レッスン」と名付けられた小谷さんとおすしちゃんとの日々のトレーニングの様子を見守ります。
「おすしのちょっとした違いも見逃さないファンの方たちに楽しんでもらえるよう、私も趣向を凝らしながら投稿するようにしています。皆さんがクスッと笑ったり、気力が湧いたり、おすしを通して前向きであたたかい気持ちになってもらえたら嬉しいです」
おすしちゃんファンたちの間でひそかな楽しみの一つ(?)にもなっているのが、冒頭で紹介した「ガオー!」という鳴き声。
「実はこの『ガオー!』と鳴く行為を、私は特に教えていないんです。気力がみなぎった時に発する“波動”みたいなものなんだと思います。良い『ガオー!』が発動するように、毎日トレーニングを頑張っています(笑)」