引っ越しの荷造りはいつから始めるのがベスト? 梱包のコツと便利グッズをプロが伝授
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毎日欠かさず使っている、お風呂場。
カビやヌメリ、水垢……家の中でも、特に汚れやすい場所だと思います。家族が多い場合、汚れるスピードも凄まじい早さです。
鏡に至っては、清潔に保ちたいと思いながらも、掃除を面倒くさがって汚れを見て見ぬフリ……。最後にちゃんと掃除をしたのは、1年以上前だと思います。
そのせいか、鏡はすっかり水垢で曇ってしまい、クリアに見えていた時のことを忘れてしまっているほど 。
浴室鏡の上半分
下半分
見れば見るほど、今まで掃除をサボった分の汚れが、たっぷりと蓄積してしまっているのがわかります。この白い汚れは、水道水に含まれているミネラル成分と塩素が固まってできた水垢。ウロコのように痕が付くため「鱗状痕」や「ウロコ汚れ」と呼ばれています。
さらに鏡の左側には、大きな黒ずみを3つ発見しました。「こまめに掃除をしていれば」と、今更後悔してもしょうがない!
この状態になってしまうと、普通の洗剤では落とせそうにないので、カインズの店舗で気になっていた「ダイヤモンドパッド」を使ってみようと思います。
メーカーによって名称は異なりますが、「ダイヤモンドパッド」または「ダイヤモンドパフ」と呼ばれるこの掃除アイテムは、水を付けてこするだけで、浴室の鏡やガラスの鱗状垢(ウロコ汚れ)を落としてくれるクリーナー。研磨面に人工ダイヤモンドが使用されていて、軽くこするだけで頑固な汚れも落としてくれるものです。トイレや洗面台の鏡やガラス、衛生陶器にも使えるそうで、小さいのに頼もしいですね。
そして、掃除のときに使うペーパーウエスもゲットしました。これで準備完了!
まずは、カインズの「浴室・洗面まわり用 ダイヤモンドパフ」(以下:ダイヤモンドパフ)を使ってみます。ビフォー/アフターがわかりやすいように、鏡の右半分のみを磨いていくことにします!
まずは、鏡全体をシャワーの水で濡らします
このとき、ホコリなどが残っているとキズの原因になるそうなので、鏡全体にしっかりとシャワーをかけていきます。
ウロコ柄になっているのが研磨面
ダイヤモンドパフをパッケージから取り出すとこんな感じ。
研磨面以外はキメの細かいスポンジでできているので、程よい弾力があり、軽い力で持てます。
ダイヤモンドパフの研磨面も水に濡らしてから鏡に当てます
このとき、重要なポイントは“やさしくこする”こと。
ついゴシゴシとこすりたくなりますが、クルクルと小さい範囲で円を描くようにして、汚れを落としていきます(クレンジングオイルでお化粧を落とすイメージです)。
こすりはじめは、ザラザラとした音と手の感覚がありました。3分間くらい経つと、次第になくなっていきました。
汚れが落ちたサインかな? と、一旦手を止め、様子を確認してみることに。
鏡の水が白く濁っているのがわかりますか? これが汚れだと思うとゾッとします……。
再びシャワーの水をかけて、浮き出た汚れをよく洗い流します
その後、ペーパーウエスで水気を拭き取ります
見てください。鏡の左側がビフォーで、右側がアフターです。左側のBeforeの白い曇りが右側のAfterではなくなっています……!
左半分の鏡=磨く前
右半分の鏡=磨いた後
鏡にダイヤモンドパフを映してみると、右側はクリアに、左側は鏡に映った世界が濁っているのがわかりますか?
水で濡らしてたった数分軽くこするだけで、本当にピカピカになりました! 力も必要ないので、手の疲れも感じません。
使用する前は、「もしかしたら鏡が傷付いてしまうかも」と心配しましたが、傷は一切付いておらず、安心しました!
鏡のウロコ汚れはキレイになりましたが、最初に気になっていたこの黒ずみは、残念ながらダイヤモンドパフでは落ちませんでした。
実は、長らく掃除をサボっていたせいで、ダイヤモンドパフだけでは汚れが落ちなかった時のために、クリーナ付きの商品も購入していました。
残ってしまった黒ずみを落とすべく、今度はクリーナーも使ってチャレンジしてみます!
用意したのは、高森コーキ株式会社の「ダイヤモンドジェットパッド&鱗状痕落しクリーナーセット」。ダイヤモンドジェットパッド(以下:ダイヤモンドパッド)とクリーナーがセットになっている商品です。クリーナーは、ダイヤモンドパッドのみでは落としきれない頑固な汚れに、効果が期待できるそうです。
フィルム加工や塗装を施した鏡には使用できないので、自宅の鏡を確認してから使用します。
カインズの商品よりもスポンジのサイズが少し小さく、細長い見た目
ダイヤモンドパッドの研磨面にクリーナー適量を出します。パッドは濡らさずに使用します
まずは鏡を水で濡らし表面のホコリを取り除きます。
ダイヤモンドパッドのみを使用するときはこのまま磨き始めますが、クリーナーも使う場合は、ウエスで鏡の水分を拭き取るなどして、乾いた状態で磨きましょう。そうすることでクリーナーが薄まらずに済みます。
黒ずみめがけて、クルクルと軽い力でこすっていきます。クリーナー自体が元々ざらっとした液体のせいか、先ほどのようにザラザラが次第に弱まっていく感覚がありません(手荒れが心配な人は手袋を使用してください)。
このままこすり続けること約5分……。
あれ?
黒ずみが落ちる様子はなく、手が疲れてきてしまいました。諦めて、水でよく洗い流したところ、残念ながら、黒ずみは落ちませんでした。
後から知ったのですが、この黒ずみの正体は「サビ」でした。サビなら落ちないのも無理ないです(はじめから調べていれば良かった……)。
クリーナーで鏡の表面はさらにピカピカに!(笑)
ですが、全体的な仕上がりには本当に満足しています! あんなに汚れていたのに、たった数分でここまでウロコ汚れが落ちました。
鏡がキレイになったおかげで、鏡越しに扉の汚れなどがはっきり見えるようになり、もっと日頃から掃除しなければと、背筋が伸びました。
ダイヤモンドパッドは研磨面がこすり減るまで、繰り返し使える優れもの。手の届くところに置いておけば、汚れを溜めず、こまめにお手入れできるかもしれません。
パッドが小さいため、お風呂の鏡の上にこんな感じで置くことも。ここを定位置にしました。
あれからこまめに使っているうちに気づいたのですが、1度ウロコ汚れを落としてしまえば、再付着したウロコ汚れは鏡に水をかけて、サッとこするだけで簡単に落ちるようになりました。入浴時の鏡の曇りも若干防いでくれます。
ダイヤモンドパッドは、水垢や鱗状痕、ウロコ汚れに効くとのことで、ほかに何か掃除できそうなものはあるかと家の中を探してみました。
そこで目に付いたのが、キッチンで毎日使っている水切りかご。
使い始めて3年目になる水切りかご
この水切りかごとトレーは、年に2回ほどオキシ漬けにして掃除しています。オキシ漬けはちゃんと効果がありますが、なんせ長時間漬けておかないといけないため、毎回重い腰を上げて取り掛かる必要が。もう少し手軽にキレイになったらいいなと思っていました。
まずは、かごを外して、トレーを確認してみると……。
びっちりと水垢汚れが溜まっています。真っ白
浴室の鏡と同じように、トレーを濡らし、濡らしたパッドでこすっていきます
ステンレスだからなのか、浴室の鏡よりもザラザラ感が少し弱い気がしましたが、キレイになっていくのがわかりました。
水で汚れを洗い流して、ウエスで拭き取るとびっくり!
たった1分ほどこすっただけで、すっかりツルツルになってしまいました。
掃除する前は、たっぷり蓄積していた水垢。「強力なクリーナーを使わないと落ちないんじゃ?」と思っていましたが、“水で濡らして軽くこするだけ”のダイヤモンドパッドの手軽さに、本当に驚きました。
繰り返し使えますし、洗剤を使わなくてもいいので、日頃の家事で荒れた手肌にやさしいこともありがたい。
さらに、小さいので収納に場所を取らないことと、繰り返し使えるところもお気に入り。
これから水回りの掃除をするときは、この小さな相棒を頼りたいと思います。