野菜作りをはじめて3ヶ月目の人が、野菜作りをはじめていない人に伝えたいこと
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セルフリノベーションした自宅がおしゃれすぎると話題のDream Amiさん。YouTubeチャンネル「AMILOG」では、夫で建築家の半田悠人さんと一緒にDIYを楽しむ姿や、リノベーションした自宅を公開している。
そんなDream Amiさんに、リノベーションの魅力やDIYの楽しみ方、現在も進化しているという自宅について話を聞いた。
結婚当初から、自宅をリノベーションしながら住んでいるAmiさん。DIYをすることが生活の一部になっているという。
「最近は好きなようにリノベーションできるところや、おしゃれなデザイナーズマンションもありますが、どこか物足りないというか。それよりも、自分たちで好きなように作り替えながら住んでいける家がいいなと思って」
自分たちの趣味や生活スタイルが変わっていくのに合わせて、自宅も変えていく。
「ずっと土足生活をしていたんですけど、今年の夏くらいから、リビングだけ靴を脱ぐようにフローリングにしました。家の中に土足の部分と下足の部分があるのも楽しいなと思っています」
自分たちの変化に合わせて、引っ越したりするのではなく、家そのものを変えていくのは面白い。
「お互いに好みもちょっとずつ変わっていくので。前はマットな色が好きだったけど、今はツヤありの方が好きとか。そのときの好みに合わせて変えていけるのでいいですね。部屋のレイアウトを変えてみたり、壁を壊したり、作ったり、色々変化しています」
Amiさんが最初に手掛けたのは本棚。
「壁一面の本棚が欲しいと思って、旦那さんに設計図を引いてもらって、一緒にホームセンターで木やペンキを選んで作りました。すっごく気に入って、置く場所を変えながら使っています。形も変化していて、今は下半分を机、上を本棚にしています」
YouTubeでも夫婦仲良くDIYを楽しむ姿が印象的な二人。夫婦でDIYをしていると揉めがちだが、喧嘩することはないのだろうか。
「揉めることはないですね。注意されることはよくあります(笑)。でも、それでイラッとすることはないです。家に関しては、私のしたいように作ってくれるし、作り方を教えてくれます。私がプロデューサーみたいな感じかな。私の意見を聞いて、それだったらこうした方がいいとか、こっちの方がイメージに合うと思うよ! と教えてくれるので、そうなんだ! と思ってその通りにすることが多いです」
インテリアなどの趣味も合うのだろうか。
「家のテーマは特に決めていませんが、二人ともアメリカンな雰囲気が好き。アメリカンダイナーとか、オールドアメリカンのイメージとか。私が旦那さんの趣味に寄ったり。私がカラフルなものが好きなので、旦那さんがそれに影響されているところもあります。柄物が好きなところは合いますね」
作業中は助手として働くことが多いのだそう。
「難しいことや危ない工具を使うのは旦那さんがやって、私は誰でもできるようなことや色塗りを担当することが多いですね。あとは道具を手渡したり、ゴミを片付けたり。作業中は周りがどんどん汚れていくので、それだけでも助かるみたいです」
「ペンキ塗りはだいぶ上達して、もう1人でもできます。最初は一斗缶を運ぶのもできなかったし、蓋を開けるのにもコツが必要で。はじめに攪拌してからペンキを出した方がいいとか、マスキングの使い方も覚えました。今は、ちょっとしたところならマスキングなしで塗れるし、端っこも上手に塗れるようになりました」
DIYを楽しむには道具も大事。Amiさん自慢の道具を見せてもらった。
「唯一、自分専用の工具がこのインパクトドライバー。旦那さんがインパクトを使うのをカッコイイと思い、私もやりたいけど難しいのでやらせてもらえなかったので憧れだったんです。自分用を持ててすごくうれしい」
ピンクのボディーがAmiさんらしくて可愛い。でも年季が入った外観から相当使い込んでいるように見えた。
「中古です(笑)。新品は高いし、汚すのが嫌で使わなくなるかなと思って。最初から汚れているぐらいの方がガンガン使えます。たまたま立ち寄った中古屋さんでピンクを見つけて、18ボルトを探していたのでぴったりでした。まだまだ下手なので、閉めすぎてガガガって音が出ます。音が鳴らないのは上手いらしいので、音を鳴らさないように練習中。上手くキュッと入ったときはすごく気持ちがいいですね」
ホームセンターに資材を買いに行くのも楽しいというAmiさん。
「カインズには行ったことないんです」という答えを予想していたら、まさかの「よく行きますよ~」との返事が!
「カインズは資材も豊富ですけど、生活用品がホームセンターとは思えないくらいシンプルでおしゃれなので大好きです。キャンプ用品もカインズで買っています。この間もアウトドア用の椅子をいっぱい買いました」
お買い上げ、ありがとうございます!
リノベーションした玄関。後ろにある窓は壁をぶち抜いて好きなガラスを選んで入れたそう。
Instagramではファッションの投稿も多いAmiさん。DIYをするときもファッションにこだわりはあるのだろうか。
「可愛いものを着たいんですけど、可愛い作業着ってないんですよね。気づいたら工事現場のお兄ちゃんみたいな格好になっています。冬は襟にファーが付いている上着(笑)。ポケットもいっぱいあって理にかなってる。だからみんなこういう格好をするんだなと」
現場のお兄ちゃんみたいなAmiさんも見てみたいような。
「おしゃれをしたいときは、可愛いスウェットのセットアップにしています。お気に入りの服だとテンション上がりますね。ポケットが少ないので作業はしにくいんですけど(笑)。やっぱり格好は大事。もっとDIYをやるようになったら、理想の作業着も作ってみたいなと思っています」
小さい頃から、部屋の模様替えをするのが好きだったというAmiさん。
「通販のカタログで家具を見るのが好きでした。部屋のレイアウトを考えたり、よく模様替えをしたりしていました。ここに壁が欲しいとか(笑)、狭い部屋の中であれこれ考えて、もちろん壁なんて作れないので段ボールを壁に見立てたり。今もその延長線にあるのかも」
DIYが好きなのはお父さん譲りだそう。
「父は日曜大工が好きで、お休みになるとよくホームセンターに行っていました。庭のウッドデッキを基礎から作ったり、ペンキ塗りを手伝ったりした記憶もあります。考えてみたら子どもの頃からDIYは身近でしたね。私もものづくりが好きで、学校も図工の時間が一番楽しかったです」
「家を作るのは未知の世界すぎて、遠い存在でしたがやってみると楽しい。毎回、発見があって勉強させてもらっています。フローリングってそうやって貼るんだとか。家のどこを見渡しても、自分たちで手を加えた場所なので、家全体に愛着があります。これを作ったときはああだったな…とか。家を見ながら自分の人生を振り返るような感じがあります」
家をリノベーションすることで何か変化はあったのだろうか。
「価値観がすごく変わりました。自分の住む場所や使うものに愛着が湧くし、大事にするし、自分が作ったものじゃなくても、誰かが作ったものなんだと思うと、それだけですごく愛おしく思える。モノが溢れている時代だからこそ、使い捨てではなく、本当に必要なもの、大事に使っていけるものを選ぶようになりました」
「家にある家具もほとんど作ったものかリサイクルショップのもの。リサイクル品の誰かから受け継ぐ感じもいいなって思います。旦那さんに出会う前は、ほとんど欲しいものは新品で買っていましたが、古いものこそ良いと思うようになりました。リノベーションをすることで、自分の生き方を考えるきっかけにもなる。手作りのもので生活していくというのはすごく素敵だなって思います」
リノベーションしたAmiさんのご自宅
進化し続ける家は、いつ完成するのだろうか。
「ここをもうちょっとこうしたいという箇所がたくさんあって、何が完成かわからない感じ(笑)。次から次へとアレやりたい、コレやりたいが増えてきちゃって。でも、完成しない感じも私は好きです。終わりってあまり好きじゃなくて。ドラマとかも最終回がなかなか見られない。終わってしまうとそれ以上がないという感じがして」
「家も中途半端に終わっている方が、ああしたらどうだろう、こうしたらどうだろうと自分の中で想像が膨らむので。寝る前に二人で集めたイメージ画像を見ながら、ああしようこうしようって話している時間も好きです」
DIYをもっと気軽に楽しんでほしいというAmiさん。
「アメリカでは、家の修繕は自分たちでするというのが当たり前の考え方。ペンキを何度も何度も重ねて塗ったりするのがアメリカンっぽいですが、日本も少しずつそういう感じになってきているのかなと思います。ホームセンターには初心者向けのグッズやサービスもあるので、構えすぎずやってみてほしいです。作る楽しさや達成感を感じられるし、私はストレス発散にも。作業中は無になれるのもいいなと思います」
「1人でも楽しめるし、誰かとも楽しめるので、親子や家族で何かものを作ることでコミュニケーションを取れるのもいいなと思います。これからDIYやリノベーションを始める方と、そういう想いを共有できたらうれしいです」