【菓子盆選手権】キャンプを盛り上げる最強お菓子チョイス王は誰だ!?
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園芸用の刃物を手入れする手順は、おおよそ以下の通りです。
では実際に、汚れた剪定バサミを手入れしていきます。
あらかじめスチールウールやクレンザーを使って大まかに汚れを落としたら、刃に刃物クリーナーをスプレーします。
刃物クリーナーはホームセンター、園芸店などで購入できます。
刃物クリーナーは、古い汚れであればしばらく経ってから拭きますが、使ったばかりのハサミであればすぐに拭いてもOKです。
こんな感じでべっとりついて、こすっても取れない樹液も…。
クリーナーをかけてサッと一拭きすれば、こんなにキレイに。
ノコギリの場合は、刃の間に樹液と木のくずが固まっているので、歯ブラシなどで取り除きます。
錆落としもホームセンターで購入できます。
錆落としを錆につけたら、30分以上放置しておきます。錆落としは強い酸性で、肌につくとかぶれることがあるので、ゴム手袋などをして作業しましょう。
30分以上経ったら、水でよく洗って錆落としを流します。赤い錆はだいぶ落ちたようです。クレンザーやスチールウールを使って、浮いた汚れも落としておきましょう。
砥石で研いでいきます。目の粗い「荒目」と滑らかな「細目」の2種類の砥石が一枚に組み合わせられたものが市販されていますので、それを使うとよいでしょう。まず荒目で大きなキズを整えながら研ぎ、細目で仕上げの研ぎをおこないます。
刃が弧を描いているタイプの剪定バサミは、上の写真のような刃の断面をしています。まず、黒い線と平行な面を研いだら、最後に「小刃(こば)」をつけるのがポイントです。
黒い線と平行に研いだだけだと、刃の先端が薄くなって、刃が欠けやすくなります。それを防ぐためにおこなうのが小刃つけです。
赤のラインの角度に、刃の先端がやや鈍角になるように研ぐことで、太い枝や硬い枝を強い力で切っても刃こぼれがしにくく、刃の切れ味が落ちにくくなります。
ピカールなどの金属磨きで磨いていきましょう。ボロ布に少量液体をつけ、刃の表面に塗り込み、乾いたボロ布で拭い取ります。ピカピカになって見た目がよくなり、表面が滑らかになります。
ちょっとした汚れならクリーナーなどを使わなくても布で拭くだけでキレイになるのが大きなメリットです。
手入れが終わったハサミがこちら。金属部分には油を注しておくと動く部分が滑らかになり、錆の防止にもなります。
刃の表面はツルピカ。このくらいの写りこみするほどつるつるになりました。
先ほど錆落としの作業例で使った、錆びた植木バサミもこの通り。刃の部分しかメンテナンスしませんでしたが、錆もすっかり落ちて、切れ味も復活。
錆だらけだったとは思えないほどの輝きに。
キレイにはなったけれど、刃の中央部分にちょっと刃こぼれがあるほか、これまで長年手入れされていなかったため刃全体にキズ多数。大きな刃こぼれを一度に直そうとすると結構大変なので、こまめにメンテナンスして研いでいくことで、刃こぼれを直していこうと思います。
園芸に使う刃物を手入れすることのメリットは、見た目がキレイになるだけではありません。刃が抵抗なく動くので作業効率がよくなり、疲れにくくなります。
また、表面を滑らかな状態に保つことで汚れが落ちやすくなり、次に作業後のメンテナンスも楽ちんに。いきなり砥石で刃を研ぐのは大変そう…という人は、まず刃物クリーナーやピカールで葉をキレイにすることから試してみることをおすすめします。
手入れが行き届いたキレイな園芸道具で、これからのガーデニングライフをもっと楽しくしてみてください。