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日本一のナス産地・高知県安芸市のプロ農家に「おいしいナス」の育て方を聞いてきた

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鈴木雄人

鈴木雄人

茨城県石岡市出身。農学部を卒業後、青果卸会社に就職。全国の農家と繋がり、現地で得た農家のためとなる情報を発信することで、農業の業界を盛り上げていきたい。という気持ちが強まり、約2年勤めたのち退職。現在は、車中泊で全国の農家を周りながら現地で得た情報をメディアやSNS、ブログで発信しています。

病害虫について

ナス栽培において多い害虫は、アブラムシとアザミウマです。特にアザミウマは、葉だけでなく実の栄養を吸うので、実が傷つく原因となります。

アブラムシはテントウムシ、アザミウマはタバコカスミカメが天敵となり食べてくれます。タバコカスミカメは、ゴマやクレオメといった植物を好み繁殖するので、宮崎さんの畑では、ゴマを隣で栽培しているといいます。

しかし、天敵を放ったからといって絶対にゼロにはできないので、増やさないように共生させる感覚だそうです。ゼロにしたいなら農薬をたくさん使うしかないといいます。

終盤なので枯れてしまっているゴマ

終盤なので枯れてしまっているゴマ

ナス栽培において多い病気は、すすかび病やうどんこ病、青枯病です。

すすかび病は換気で発生する病気なので、摘葉をして湿気を減らす。うどんこ病は硫黄を散布。青枯病は、連作をしてしまった時に出やすくなるので連作しない。といった対策が有効となります。もし、青枯病が出てしまった場合は、収穫に使うハサミを通して他の株に移りやすいので、株ごとにハサミを消毒して拭いてから他の株を収穫してあげてください。

ちなみに、宮崎さんはいちいちハサミを消毒することは作業効率的にできないので、熱バサミと呼ばれるものを使用しているといいます。切る鉄の部分が200℃になり、熱消毒がされるハサミです。

宮崎さんのプロフィール

宮崎さん

露地栽培で結構多いのが、コオロギが若い苗の軸をかじって折れてしまうことです。硬くなってきたら大丈夫ですが、若いうちはかじられてしまいます。もし心配ならば、上から被せてあげるようなネットなどがホームセンターで売っているので使ってみてください

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