はつか大根の育て方まとめ! 家庭菜園に必要なものや手順、注意することを解説
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目次/ INDEX
災害発生直後に活躍する防災ポーチ。ただ、いざ作るとなると、なにを入れたらいいのか、サイズ感などたくさんの疑問が出てきます。
防災ポーチは有事のときしか使えないものではなく、作り方次第で普段も使えるポーチになります。
今回は日常も使えるものを入れつつ、災害時にも役に立つ防災ポーチ作りをお伝えします。整理収納アドバイザー、ほーむず めこの家族5人分(女性用・男性用・子ども用)の防災ポーチが登場するので参考になれば嬉しいです。
仕切り付き収納ケース A5サイズで防災ポーチを作ります
実は防災には時間や状況ごとに区切られたフェーズというものがあります。災害が発生した直後(フェーズ0期)に必要なもの、必要最低限を持ち運ぶ一次避難先(フェーズ1期)で必要なもの、ライフラインが復旧するまで(フェーズ2期)に必要なものは、それぞれ異なります。
自分で準備する「防災ポーチ」は、0期と呼ばれる、災害が起きてから自宅に帰るまでに使用するものです。このため、毎日持ち歩きができる範囲で、なおかつ安全に帰宅できる用品を入れるのが大事です。
もしも職場から自宅までが遠く数時間から数日歩いて帰宅するのであれば、必要品は多くなります。反対に常に車移動であれば、車に物を置いておくことができるので手荷物は少なくなります。
小さな子どもがおり、持ち歩きのバッグの中にオムツや着替え・水分・お菓子・絆創膏・ウェットティッシュ・母子手帳などが入っている場合は、一から防災ポーチを作る必要はないと考えます。
防災ポーチには、いつもの品に追加で、情報を取得するためのラジオや携帯ライトなどを入れればOK。足りないものを足す感覚で、この後の成人女性版(未就学児母)を参考にしていただき、持ち運んでいないものを追加してみてください。
防災ポーチはできるだけ軽くて底部分にマチがないものを選ぶと、かばんの中で場所を取りません。また人により必要なサイズや持ち運びに無理のない重量は違うので、必要なものを洗い出してからポーチを準備をします。
防災ポーチの中身でベーシックなものは下記です。ポーチは、水が入らないタイプだと安心です(仕切り付き収納ケース A5サイズなど)。通気性の良いメッシュであれば、中に入れるものはチャック式のものや防水仕様を選びましょう。
カインズの収納ケースは、水をはじく素材なので多少の水分であれば防げます。素材がしっかりして余計なマチが無いため、鞄の中で膨張せずかさばりにくいのも特徴です。
【飲食物】飲料水、非常食(飴・チョコ・ようかんなど)
【装備品】ホイッスル、携帯用ライト
【情報】携帯ラジオ、モバイルバッテリー、筆記用具、身分証明書
【衛生用品】絆創膏、常備薬、マスク、携帯トイレ、ウェットティッシュ、下着の替え
【防寒具】使い捨てカイロ、アルミブランケット
【汎用品】圧縮タオル(大判ハンカチ、ストッキング)、ハサミ(爪切り)、ポリ袋
【その他】避難先リスト、現金(硬貨含む)、連絡リスト(母子手帳のコピーなど)、雨具
【必要に応じ検討】 眼鏡やコンタクトレンズ
これらをすべて持ち運ぶのは大変かと思うかもしれません。最小限にしたい方は、優先順位に◎をつけたものを用意できるとよいです。
圧縮タオルはコンパクトなので持ち運びも軽く、早く乾くので便利です。圧縮タオルがない場合は、大判ハンカチやストッキングも代用可能です。ストッキングは吸水性は落ちますが、ケガした際に簡易的な支えを作ったり、ガーゼの上から押さえたりすることができます。また、伸びるので簡易的な紐の代わりとしても使用できます。
カインズで準備できる防災ポーチ用品の一部を紹介します。
LEDハンディワークライト KHL-W02 グリーンは、乾電池式です。バッテリー式とは違い、乾電池を差し替えれば、長時間使用もできます。
光は均一に広がるため、照らせる範囲が広く、簡易な作業灯や、非常灯として使えます。
マグネットが付いているので、車や金具などマグネットが付く場所であればどこでも取り付けられます。
また360°回転するフックがあるため、設置場所を選びません。
持ち運びできる携帯トイレです。
処理袋と、持ち帰り袋がそれぞれセットで入っており、処理袋にははじめから凝固剤が入っている状態なので、緊急時にも開けたらすぐ使用できます。
成人が1度に排尿するといわれる200mlより、多めの水300mlを入れて観察してみました。
300mlを入れたところ、数秒でジェル化し、1分以内には写真のような逆さまに振っても落ちて来ないほど固まりました。処理袋の容量がしっかりあるため、処理袋の半分も埋まりませんでした。凝固剤もまだ余裕があります。
処理袋の縦が長く、縛る部分に余裕があります。
左が1回縛った状態、右が2回縛った状態です。長さに余裕がある分とても縛りやすく、尿に触れてしまわないかと心配することなく処理が完了しました。こういうところは、実際に1回使ってみないとわからないですよね。
ニオイが漏れにくいゴミ袋は、7層構造でニオイが漏れにくい作りになっています。ペットの散歩時の汚物処理や、赤ちゃんの汚物処理、料理の生ごみなどに使用できる、防臭袋です。
縦34cm、横23cmのMサイズを使用しました。自己責任で左右に引っぱってみましたが、ちょっとやそっとじゃ破れることがなく、かなりしっかりしています。袋は便利なため、防災ポーチに数枚入れています。
わずか7.7cmの笛の非常用呼子笛です。
小さな本体の中には、氏名や住所・電話番号など所有者の情報を記載できるIDカードが入っています。
ひも付きなので、普段から首に下げておくのに便利です。リュックの手元部分にも付けられるように金具もついています。
ここからは、各属性別のおすすめ防災ポーチの中身をご紹介します。
成人女性版は、私めこです。フルタイムで車通勤。まだ手がかかる3歳の次男、子どもたちの送迎担当です。
災害時は基本的に私が子どもたちを迎えにいく担当になっていることもあり、普段から荷物は多めです。日常ではほとんどオムツは必要ないのですが、子どもは災害時に携帯トイレで排泄が難しいことを考え、オムツ(最大サイズ)を携帯しています。
昨年の夏、小学生の息子が急にお腹を壊してしまい、近くにトイレがないときにオムツを履かせて便をさせたこともあります。携帯トイレかオムツか選んでもらったのですが、子どもはオムツを選択しました。
成人男性版は夫です。自宅と職場の間が冠水地域なので、準備万端にしたいところ。電車と自転車通勤のため、天候に左右されやすいこと、車のようなプライベート空間がありません。
すべてを詰め込んでみたら、ポーチ本体を含め815gでした。夫の感想としては重いということだったので、500g程度までに収めたいと考えています。
汗をよくかくので携帯タオルを追加し、不特定多数の人と接触する可能性があるので、感染対策としてマスクも多めに入れました。お迎え担当ではありませんが、念のため母子手帳のコピーも入れています。
また、歩いて帰宅するときに、がれきの中を歩く可能性を考えて、暗闇を照らすライトの乾電池の予備を入れています。
靴には、釘やガラス破片などの踏み抜き防止インソールを入れています。
3人の子どもの内、上2人は小学生。友だちと公園に遊びに行くこともあります。
連絡リストには子どもの名前から、親の電話番号、住所などを記載しています。学校に提出している、災害時の連絡先リストと同様のことを書きました。
目の前の公園で遊ぶので携帯ラジオは外し、その分おやつを追加しています。
小さい子はひとりで行動することはないため、専用で持つことは必要ありません。その代わり、一緒にいる親の防災ポーチに追加をします。
都度見直ししたいところですが、難しいのであれば1年に2回(3月や9月の防災週間)で良いので確認しましょう。
防災ポーチの中身は、その人の状況や通学・通勤経路などによって変化します。一度作ったら完成ではなく、その時に合わせて運用しつつ変えていくのが大切です。
家族の防災ポーチを作る場合に注意したいのは、重量です。重くなりすぎてしまうと毎日持ち歩くには負担になってしまいます。安全のためだからと押し付けにならないよう、持ち主と話し合いながら作りましょう。