なぜ猫はかわいいのか? 「猫社会学」の東大教授に話を聞いてみた
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目次/ INDEX
スモモは小さく甘酸っぱい果実です。その歴史は古く、古事記や万葉集にも登場しています。赤い果実は、そのまま食べてもおいしいですし、ジャムや果実酒にしても楽しめますよ。家庭でも育てやすいため、初心者の方にもおすすめの果樹です。
この記事では、スモモの育て方について詳しく解説します。スモモ栽培に適した環境やお手入れ方法も紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。
今回は、グリーンギャラリーガーデンズ店長の堀田裕大さん監修のもと、スモモの育て方について詳しく解説していきます。
堀田裕大
1300坪の敷地に花苗、植木、観葉植物をはじめ、植木鉢や雑貨を世界中から取り揃えているガーデニングショップ「GreenGalleryGardens」の店長。2017年日比谷公園ガーデニング賞コンテナガーデンコンテスト農林水産大臣賞を受賞した。
スモモはバラ科サクラ属に分類される落葉小高木です。原産地は中国。寿命は50年以上と長く、樹高は2〜4mほどまで生長します。開花期は3〜4月ごろで、桜に似た白い花を咲かせます。中国では桃の花と合わせて、春の代表的な花としても知られています。
スモモは6〜9月ごろに実をつけます。果実は小さくて丸い形をしており、甘酸っぱいのが特徴です。桃よりも酸味が強いことから、「酢桃(スモモ)」という名前がつけられました。栄養も豊富で、カリウム、リンゴ酸、クエン酸などが含まれます。
品種にもよりますが、基本的にスモモは1本では結実しません。受粉樹として、相性のよい2本目のスモモを一緒に植えましょう。なかには自家結実性がある品種もあるため、初心者の方はそちらを選ぶのもおすすめです。
スモモは、基本的に苗から育て始めます。葉や枝がいきいきとしており、病害虫の被害にあっていないものを選びましょう。苗はホームセンターや園芸店などで手に入ります。植えつけ適期は11〜3月ごろです。植えつけたら、高さ50〜60cmほどに切り戻すとよく育ちます。
スモモは、鉢植えでも地植えでも栽培可能です。鉢植えの場合は、10号以上のサイズのプランターに植えつけます。地植えの場合は、直径50cm、深さ50cmの穴を掘って植えつけましょう。苗が不安定な場合は、支柱を使って支えます。
スモモは日当たりも風通しもよい環境を好みます。生育適温は、年平均気温が7℃以上です。暑さ寒さに強い丈夫な果樹のため、全国で栽培可能です。ただし、開花期に霜に当たると実がつきにくくなるため注意しましょう。大きくなるので、広いスペースが必要となります。
鉢植えで育てているスモモは、土の表面が乾いてから水を与えます。春と秋は1日1回、夏場は1日2回、冬は月に4回ほどが目安です。スモモは加湿を嫌うため、やや乾燥気味に育てましょう。
庭植えの場合は、自然の雨に任せておけば大丈夫です。定期的な水やりは必要ありません。ただし、夏場に晴天が続いたときなどは、土の様子を見ながら水を与えてください。
スモモは水はけ・水もちのよい土で育てましょう。土は、赤玉土(小粒)と腐葉土を8:2の割合で配合して作ります。市販の果樹用培養土を使うのも手軽でおすすめです。
スモモは年に3回肥料を与えます。まずは11月下旬〜12月ごろに、元肥として有機肥料を施します。次は2月ごろ、開花前に速効性化成肥料を与えてください。最後は9月ごろ、果実の収穫後にお礼肥として化成肥料を与えます。
おいしいスモモを収穫するには、毎年の剪定が欠かせません。生長に合わせて適切に枝を切っていきましょう。剪定の適期は12〜2月ごろです。ただし、枝が伸びすぎている場合は夏にも剪定を行い、不要な枝を取り除きます。
植えつけ1年目は、苗木を高さ50〜60cmほどに切り戻します。2年目は、主枝を2〜3本選び、他の枝は根元から切り落としましょう。残した枝も、先端の1/3ほどを切ります。3年目は、新しく伸びた枝の先端を1/5ほど切りましょう。他に伸びている不要な枝は、根元から切り落とします。
植えつけから4年以降は、樹形を整えるために剪定します。枯れた枝や病害虫の被害がある枝、混みあっている枝などを優先的に切り取ります。日当たりと風通しをよくすることを意識して剪定してください。
スモモの果実がみのりはじめたら摘果を行います。適期は開花から1ヶ月後も4〜5月ごろです。上向きについているものや傷があるもの、うまく生長していない小さいものを優先して取り除きましょう。
1回目の摘果から2週間ほどたったら、2回目の摘果を行います。大きく膨らんだ実を残し、生長の悪いものは摘み取ってください。最終的には、枝10cmごとに果実1個を目安に減らしていきましょう。
堀田さん
実が多くつきすぎてしまうと実が大きく成らず、すべて小さい実で収穫時期を迎えてしまいます。また、成りすぎて木を弱らせてしまうこともあるので、摘果作業はとても重要です。必ず行うようにしてください
スモモを鉢植えで育てるときは、根詰まり防止のために定期的に植え替えます。適期は11〜3月ごろ、頻度は2〜3年に1度です。地植えの場合は、植え替えの必要はありません。
堀田さん
地植えの場合、狭い場所や通路側では土が踏み固められている場合が多いです。ですから、冬に木の周囲を掘り起こし有機性の堆肥を入れることで、根の張りが良くなり樹勢が弱る心配がなくなります。ぜひ行ってみてください
スモモの収穫期は6〜9月ごろです。よく色づいて、やわらかく熟したものから収穫していきましょう。ちなみに、スモモの果実が収穫できるのは、植えつけてから3〜4年後です。
スモモが罹りやすい病気には、ふくろみ病や灰星病、黒斑病などがあります。カビや菌、湿気などが原因になりますので、あらかじめ薬剤を散布して防ぎましょう。
スモモにつきやすい害虫には、アブラムシやシンクイムシなどがいます。放っておくと葉や果実を食害しますので、異変を見つけたらすぐに対処してください。
スモモは比較的病害虫に強い果樹ですが、予防と対策は必要です。市販の薬剤をうまく活用して、被害を防ぎましょう。
堀田さん
スモモは大きくなる果樹なので、容量の大きい鉢で栽培してください
堀田さん
果樹を育てる環境が整った培養土です。花や実をつける栄養もしっかりと入っています
堀田さん
天然原料100%の果樹専用肥料です。丈夫で元気に育てるための必須アイテムです
※売り切れや取り扱い終了の場合はご容赦ください。
※店舗により取り扱いが異なる場合がございます。
※一部商品は、店舗により価格が異なる場合があります。
堀田さん
しっかりと結実させるため、開花時期に人工授粉をしてあげるとよいでしょう。都心部では花粉を運ぶ虫も少なく自家受粉をしないので、相性のよい違う品種の花粉をオシベから収集し、筆などを使いメシベにつけてあげます