平成ギャルの、ガラケーを「デコる」技術。「デコ電」の歴史と作り方を専門家に教わった
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キャンプやバーベキューで大人気の「燻製」。スモークすることで、食材に独特の風味が加わり、身近な食材の旨みがグレードアップします。
最近おうち時間が増えたことで、自宅で燻製を作っておつまみにしている人も増えているそう。お酒が大好きなので、以前から燻製をやってみたいとウズウズしていました。
でもお家で薫製なんて、煙や臭いは大丈夫? フライパンでもできるようだけど、匂いがついてしまわないか心配…。
そこで、初心者でも自宅で燻製できる燻製器が販売されていると聞き、さっそく行きつけのホームセンター・カインズで探してみました。
カインズで見つけたのが、このキュートな燻製器『Coro』です。名前のとおりコロンとしたカワイイ見た目に、一目惚れしてしまいました。フライパンよりも高さがあるので、様々な食材を燻製にできそうです。
スモークポッドのほかにも、燻製作りで重要な「温度」を正確に計測する温度計や、初心者に嬉しいレシピブックがセットになっています。
スモークチップ ファーストキット3種
燻製に必要なスモークチップは、便利な3種類セットがあったのでそちらを購入。食材によって色々な香りづけを試せるので楽しそう。サクラ、ナラ、リンゴが50gずつ入っていて、それぞれ香りが異なります。
燻製の方法は、初心者にも簡単な3ステップです(熱燻※の場合)。
※熱燻……80℃以上の高温で、10分程度の短時間燻す、初心者向けの手軽な方法。
心配していた煙はそれほどでもなく、換気扇をつければ気になりません。さっそく挑戦してみると、驚くほど本格的なチーズの燻製ができました!
夫に振る舞うと、「ウマ〜っ!」と感激。安価なプロセスチーズが大人のおつまみへと劇的に変わり、ビールがどんどん進みます♪
初心者の私でも、こんなに簡単に燻製を作れるとは! これならきっと、ほかの食材でも美味しい燻製を作れるはず! そう思って、すぐに冷蔵庫の余りものをチェックしてみました。
我が家の冷凍庫や野菜室を漁って、燻製にしてみたいと思ったのがこちらの食材。写真の左上から順番に、「ポテトチップス」「冷凍餃子」「ぶどう(巨峰)」「かにかま」「たらこ」「豆腐」「納豆」「バナナ」「トマト」「肉じゃが」の合計10個です。
せっかくなので、どの食材を燻製にすると一番美味しいのか、「ベスト10」のランキングにしてみました。どの食材が1位に輝くのか、順位を予想しながら読んでみてくださいね!
冷蔵庫の残りものを利用して、私と夫、そして味にうるさい長男の3人が独断と偏見で順位を決めたので、どうか温かい目でご覧ください(汗)。
10位から4位までを発表します。燻製の方法は、先ほど紹介した「熱燻」です。10分ほど、ポッドで加熱した後、そのまま蓋をして5分ほど燻しています。
容器が熱くなっているので、フタを開けるときにはくれぐれも気をつけてくださいね!
今回選んだ食材のなかで一番オススメできないのは「納豆」。
おそらく予想どおりなのではないでしょうか(というかなんで納豆を選んでしまったんだろう…)。スモークすることで苦くなり、大豆の甘みが感じられなくなってしまいます。それに納豆自体が温かい状態で糸を引くので、生理的にキツイです(涙)。
そのまま食べたほうがはるかに美味しいと思いますが、納豆チャーハンが好きな人は違和感なく食べられるかもしれません。
我が家で意見が分かれたのが「トマト」。見た目はほとんど変わりませんが、甘みが強くなりフルーツのような味わいに変わります。私は、箸休めにはアリかなと思いました。
しかし夫と長男は、食感がどうにも受け入れられない様子。トマトの表面が熱で柔らかくなり、とろっとした食感に変わるのと、薫製の苦味と酸味が苦手だったそうです。
あとで調べたところ、トマトは一旦乾燥させてから燻製にするのが基本のようです。生のまま使う場合は、トマトソースに使うのがオススメとのこと。たしかに甘みが増すので、パスタやスープに使うのが良いかもしれません。
私の知識不足で失敗したのが、こちらの「豆腐」。事前に塩をまぶして水を切る下処理が必要だったのですが、そのまま燻したため十分に香りや色がつきませんでした(悔しい〜)。燻製の時間も、もっと長くしないと美味しく仕上がらないようです(切り方も大きすぎた〜!)。
反省しながら食べてみると、水分が少し抜けて豆の甘みが凝縮されているような印象でした。木綿豆腐と絹豆腐で試してみましたが、味の違いはほとんどありません。
豆腐の燻製はやや難易度が高めのようですが、成功するとチーズのように濃厚な味を楽しめるとのこと。作り方をしっかり調べてから、また挑戦してみたいと思います!
思ったほど美味しくならなかったのが「かにかま」。燻すことでふわふわの食感に変わり、本物のカニに近付きますが、味に関しては苦味が際立っていました。今回は、強めの香りが特徴の「さくら」のスモークチップを使いましたが、それよりも香りが甘く上品な「りんご」のチップを使ったほうが良いかもしれません。
「かにかま」は大きめのタイプと細いタイプの両方を燻製にしてみましたが、細いほうが、旨味が凝縮されて美味しいと感じました。一緒に飲むなら断然、ビールをオススメします!
燻製することで深い味わいに変わるのが「たらこ」。チーズのように濃厚な旨みと、ふわっとした甘みを味わえます。ママ友も「たらこじゃないみたい!」と絶賛していました。
焼くよりスモーキーな風味が加わり、ぐっと香りが良くなります。生のたらこに比べて塩味が際立つので、日本酒などの強めのお酒を一緒に飲みたくなります!
次回、改善の余地があるのが「餃子」。並べた冷凍餃子に色が付かなかったので、燻製時間を20分に延長したところ、皮がふにゃっと柔らかくなってしまいました。
調べたところ餃子の燻製は、冷凍のものではなく生タイプを使うのが正解のようです。生の餃子を20〜30分ほど燻製すれば、パリパリの食感を楽しめるとのこと。今度は生の餃子を燻製してみたいと思います!
パリッとした食感にはならなかったものの、包んでいる皮にスモーキーな味わいが加わって、ビールとの相性が抜群! 具材に火が通っているのか若干心配でしたが、まったく問題ありません。挽肉のジューシーさもたっぷり味わえます。
意外と好評だったのが「肉じゃが」。前日の夕食に作ったおかずの残りものでしたが、燻製前よりもコクが深くなり、長時間煮込んだような味に変わります。
見た目に変化はありませんが、肉にジャーキーのような風味とコクが加わり、ジャガイモの甘さが引き立つように感じました。ウイスキーにも合うかもしれません!
ここからいよいよ、我が家の燻製ランキング・ベスト3!
期待していなかったものの、予想以上の美味しさで第3位にランクインしたのは「バナナ」。燻製で甘さが増し、スイーツ感覚で食べられます。アイスやバニラエッセンスを添えても合いそうです。お酒なら、ラム酒やブランデーなどと相性が良さそうです。
今回の燻製で私がイチ推しなのは、こちらの「ぶどう(巨峰)」。甘みと味わいが格段に増して、熟成された大人のおつまみにグレードアップします。合わせるお酒はもちろんワイン。「ぶどう」の濃厚な甘みと、さっぱりした白ワインのマリアージュが楽しめるのではないでしょうか。
巨峰だけではなく、爽やかな甘みのシャインマスカットを燻製にすると、どんな味わいになるのか試してみたいところです。
今回のランキングで第1位に輝いたのは「ポテトチップス」です! スモーキーな香りがしっかりとついて、高級感あふれる味わいに仕上がりました。奥深い苦味がクセになります。うすしお、コンソメ、のり塩で試してみましたが、燻製にすると味に差はなく、どれも美味しかったです。
一口食べると手が止まらず、ビールやハイボールを飲みたくなる「大人のスナック」。今度はイカフライや柿の種など、色々なスナックを燻してみようと思います。
我が家の残りもので急遽開催した変わり種の「燻製グランプリ」ですが、ほぼすべての食材が美味しくなりました(納豆以外…)。フルーツが高級おつまみ&スイーツに変わることも判明! 次はもっと色々な果物を燻製してみようと思います。
冷蔵庫の食材が美味しいおつまみに早変わり! 皆さんもぜひ、燻製ライフを楽しんでみてくださいね!
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