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「そのまま育てるトマトの土」でミニトマトを育てる。袋栽培のよくある失敗と対策とは?

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羽月政裕

羽月政裕

大学でトマト栽培を研究。カゴメに入社後は、国内外のトマト栽培指導や調達、大型トマト菜園の経営などを歴任し、現在は家庭園芸事業をマネジメント。野菜づくりは毎日がワクワクドキドキの連続で、そこから得られる貴重な体験や気付きを「植育」というメッセージにのせて、人々の暮らしを豊かにしたいと語る。

袋栽培なら家庭菜園で失敗しないのか?

家庭菜園をはじめてみたものの「実がならない」「途中で枯れた」など、失敗してしまう人は少なくありません。

土、肥料、プランターを買い揃え準備万端ではじめたにもかかわらず育てられない。そんな失敗体験は、初心者を家庭菜園から遠ざける一因にもなっています。

しかし、そんな初心者が陥ってきた失敗を解消し、誰でも手軽に簡単に野菜を育てられると注目を集めているのが「袋栽培」です。

袋栽培とは、お店で買った袋にそのまま苗を植え付けて育てる栽培方法で、プランターも必要ないほか、土に肥料も入っているため、水やりするだけで簡単に育てられると、初心者にもおすすめの栽培法なのです。

しかし、いくら袋栽培が簡単と言われても失敗体験のある初心者は「また育てられないんじゃないか」と不安がよぎってしまうのも仕方ありません。

今回はミニトマトを袋栽培できる「そのまま育てるトマトの土」を開発したカゴメの羽月政裕さんとプロトリーフの加能さんに、家庭菜園初心者がやってしまいがちな失敗の原因とその対策を聞きました。

羽月プロフィール

カゴメ株式会社 羽月政裕さん

大学でトマト栽培を研究。カゴメに入社後は、国内外のトマト栽培指導や調達、大型トマト菜園の経営などを歴任し、現在は家庭園芸事業をマネジメント。野菜づくりは毎日がワクワクドキドキの連続で、そこから得られる貴重な体験や気付きを「植育」というメッセージにのせて、人々の暮らしを豊かにしたいと語る。

加能さんプロフィール

株式会社プロトリーフ 加能裕一郎さん

株式会社プロトリーフの創業メンバー。「地球環境と経済活動が両立できる世の中をつくる」を理念に取締役副社長として、営業戦略・商品開発を指揮し、事業成長を牽引している。みどりのある暮らしをもっと楽しんでもらえるように、SNSも発信中。

これまでに家庭菜園で失敗した人、これからミニトマトを袋栽培で育てたい人、必読です。

家庭菜園で失敗する原因は「日当たり」と「水やり」

ミニトマト栽培

きゅうり、じゃがいも、人参など、家庭菜園で人気の野菜は数ありますが、カゴメで30年以上もトマトの栽培に商品開発に携わる羽月さんは、家庭菜園初心者にはミニトマト栽培が一番向いていると話します。

「ミニトマトは土の中で育つじゃがいもや人参とは違い、芽が出た、花が咲いた、実がなったと毎日成長を見ながら育てることができます。すると、不調にもすぐ気づいて対処できるので失敗も減らせます」

しかし、毎日観察していてもうまく栽培できない場合もあります。

カゴメが実施したミニトマト栽培に失敗した人を調査すると、ほとんどが栽培場所の日照不足や、水やりが不足していることが原因とわかりました。

「日当たり」「水やり」が原因と言われると当たり前と思いますが、意外ときちんとできていないことがあるそうです。

日当たりや水やりは大切なポイント

「トマト栽培において、日当たりはとても大切なポイントです。人間の背丈では日当たりがいい場所と思っていても、小さなトマトの苗にとってはほぼ日陰、ということはよくあることです。

また、テレビなどの情報から『トマトは水をやらない方が甘くなる』と思いこみ、全く水やりをしないのも良くありません。ストレスをかけると甘くなるのは事実ですが、プロの農家さんでも非常に難しい技術であり、特にプランターや袋栽培をされる方にはオススメしません。家庭園芸用に販売されている苗は、きちんと水やりをしても、十分甘くなります」

ポイントを踏まえて、日当たりと水やりに注意すれば、高い確率でミニトマト栽培に成功できると羽月さんは言います。

さらに成功率をあげるためにおすすめなのが「そのまま育てるトマトの土」を使って、袋栽培でミニトマトを育てることです。

そのまま育てるトマトの土

「そのまま育てるトマトの土」はミニトマトを育てるために、最適な土と肥料があらかじめ配合されています。追肥や水はけを気にする必要はありません。つまり「日当たり」と「水やり」だけを気にすれば、ミニトマトを誰でも簡単に育てることができます。

「そのまま育てるトマトの土」の開発についてプロトリーフの加能さんはこう語ります。「育てて、収穫して、美味しく食べる。そんな野菜作りの醍醐味を、もっと気軽にもっと多くの人に味わってもらいたいと研究を重ね開発しました」

プランターや肥料要らずでミニトマトを育てられ、基本の日当たりと水やりだけで育てられる「そのまま育てるトマトの土」の特徴について、加能さんに詳しく聞きました。

「そのまま育てるトマトの土」ってどんな土?

「そのまま育てるトマトの土」ってどんな土?

「そのまま育てるトマトの土」は原料はヤシガラ(ココヤシの実の殻)を細かく砕いて土状にしたものです。

「ヤシガラで作った培養土は水に浸すと水を貯える性質があります。そのうえ、水はけも非常に良いのでトマトの栽培にぴったりなんです。ヤシガラは全国にあるカゴメの菜園でも活用されており、トマトとの相性の良さは実証済みです」と加能さん。

プロトリーフでは20年近く前からヤシガラに注目してきました。ヤシガラはスリランカやインドネシアで買い付けて洗浄・乾燥させて圧縮してから日本に輸入しており、いまでは園芸用の培養土として幅広く使用されています。

園芸用の培養土として幅広く使用されているヤシガラ

さらに肥料も「そのまま育てるトマトの土」の大きな特徴で、育てやすさにこだわって配合されています。

一般的に野菜栽培では成長にあわせて追肥します。しかし、そのタイミングや必要量を見極めるのは難しく、初心者が悩んでしまうポイントです。

「そのまま育てるトマトの土」では即効性のある肥料に加え、後からじわじわ効いてくる緩効性の肥料も配合。成長に合わせた追肥をしなくても、実を収穫できるまで育ちます。

「初心者でも熟練者でも同じ様に育てられます」と加能さんは自信をのぞかせます。

「そのまま育てるトマトの土」はサステナブルな資源

植物由来のヤシガラ

収穫後の後始末が楽なのも「そのまま育てるトマトの土」がこだわった特徴です。

多くの自治体で、土はゴミとして捨てられません。しかし、ヤシガラは植物由来なので収穫後は袋にいれたまま『可燃ごみ』として捨てることができます。(※地域によって条件が異なります。お住まいの地域のルールに従ってください)

『収穫後に土を捨てる場所がない』という理由で家庭菜園を躊躇していた人も、安心してはじめられます。

さらに、「そのまま育てるトマトの土」は環境にもやさしいサステナブルな土であることも特徴です。

一般的な鉱物由来の土は山や土地を掘って採取するため、どうしても自然環境に影響を及ぼしてしまいます。その点、ヤシガラはもともとヤシの実を取ったあとのゴミとして捨てられていた部分を利用したものなので自然環境への負荷はほとんどありません。

しかも原則として一度掘ったら終わりの土と違い、ヤシは植えればまた生えてきますので持続可能な資源でもあります。「農業や園芸がサステナブルな方向に進んでほしい」と加能さんは想いを語ります。

ここまで、プランターも肥料も不要、日当たりと水やりだけ注意する、ゴミに出せて後始末が手軽、環境に優しい素材と「そのまま育てるトマトの土」の有用性を伝えてきました。

でも本当に初心者は失敗せずに栽培できるのでしょうか?

そこで初心者のミニトマト袋栽培で起こりうる、よくある失敗を例にあげ、その原因と対策についても教えてもらいました。

ミニトマト袋栽培の失敗1「水をあげても育ちが悪い」

水をあげても育ちが悪い

【主な原因】日光不足

【対策】日当たりの良い場所に移動する

植物にはそれぞれ「光飽和点」、簡単にいうと「これ以上光はいらないよっていう点」が決まっているのですが、トマトの場合はそれが非常に高くて、日に当てれば当てるほどよく育ちます。

逆に日当たりの悪い場所では生育が悪くなってしまいます。育ちが悪いなと感じたら日当たりの良い場所に移動するか、それができない場合は台や棚の上に置くなどして、少しでも日が多く当たるように工夫してあげましょう。

日当たりを気にするあまり、エアコンの室外機の前で育ててしまい、夏にエアコンを使ったら枯らしてしまった、という失敗例もありますので、気を付けましょう。

ミニトマト袋栽培の失敗2「枯れてしまった」

枯れてしまった

【主な原因】水やり不足

【対策】袋の排水穴から水が出てくるくらい、たっぷり水やりする、

「与える水の量を抑えるとトマトが甘くなる」とよく聞きます。しかしその栽培方法はプロのトマト農家さんが綿密に水分量をコントロールしているからできることです。

一般の方がマネをすると枯らしてしまったり「尻腐れ症」という生理障害が起きたりします。水を控えようなどとは考えず、逆にしっかり水やりをするようにしてください。

必要な水の量は生長段階によっても異なりますが、土の表面が乾いたら、袋の下部にある排水穴から水が出てくるくらい与えれば十分です。

ミニトマト袋栽培の失敗3「根が腐ってしまった」

根が腐ってしまった

【原因】夜間の水やり、水のやりすぎ

【対策】水やりは午前中に行う、水のやり過ぎを控える

ミニトマトは主に葉の裏にある「気孔(きこう)」という穴から、根から吸い上げた水分を蒸散(=水蒸気を放出)し、同時に光合成に必要な二酸化炭素を取り込んでいます。

しかし、気孔が開くのは太陽の光が当たっているときのみです。夜は気孔が開かないので蒸散が行われず、根は水分を吸い上げにくくなります。

このため、夜に水やりをすると土の中に水分が溜まってジメジメした状態になり、根腐れの原因になってしまいます。

夕方や夜の水やりは控え、できれば蒸散が活発に行われ光合成が始まる朝に行うようにしてください。栽培初期は1日朝1回から徐々に増やして2回(朝、昼)、トマトの樹が大きくなってすぐに土が乾いてしまうようなら1日3回(朝、昼、午後)が目安です。

ミニトマト袋栽培の失敗4「花は咲いたのに実がならない」

花は咲いたのに実がならない

【原因】受粉が出来ていない

【対策】日当たりが良く風通しの良い場所に置く、花を手で揺らして受粉させる

トマトの花は蜜が無いため蜜を集めるタイプの虫は来てくれません。風通しの良い場所に移動し、時々手で花をトントンと叩いてそっと揺らしましょう。花が揺れることで花粉がこぼれ、受粉が促されます。開花している3~4日の間に受粉すると1週間ほどで小豆大の実がつきはじめます。

ミニトマト袋栽培の失敗5「虫が発生してしまった」

虫が発生してしまった

【原因】枝が混みあい、樹が蒸れている

【対策】「芽かき」して枝が茂り過ぎないようにする

枝が茂り過ぎて風通しが悪くなると、アブラムシなどの害虫が発生しやすくなります。茎と葉の付け根の部分から出てくる、わき芽を取り除く「芽かき」をして枝分かれをさせず、主茎1本に仕立てます。

わき芽が指でつまめる様になったら5cmくらいまでの間に摘み取ってしまいましょう。芽かきのコツはわき芽の根元を親指と人差し指でしっかり挟み、ポキっとひねるようにして切り取ること。トマトの傷口から病気になるのを防ぐために、芽かきは良く晴れた日に行いましょう。

ミニトマト袋栽培の失敗6「実が大きくならない」

実が大きくならない

【原因】葉が茂り過ぎている、栄養が足りていない

【対策】芽かきはしっかり、必要に応じて追肥を

芽かきを怠ると、どんどん樹が枝分かれして栄養分が分散してしまい実が大きくなりません。わき芽を取り除く「芽かき」をお忘れなく。

また、「そのまま育てるトマトの土」で育てる場合でも、第6果房以上収穫を楽しみたい方は、徐々に肥料が切れてきますので、第1花房が着果した頃から、計画的に追肥をし、樹勢維持に努めましょう。

ミニトマト袋栽培の失敗7「袋ごと倒れてしまった」

袋ごと倒れてしまった

【原因】茎が伸びて不安定になっている

【対策】袋を固定する、支柱を行灯式(あんどんしき)にする

強風などで袋が倒れてしまわないように、袋をブロック等で囲むなど工夫して固定しましょう。

トマトの仕立て方には主に、1本支柱やらせん支柱でまっすぐ伸ばす「1本仕立て」と、3-4本の支柱に茎をぐるぐると巻きつけていく「行灯(あんどん)仕立て」があります。育てるスペースの高さが限られている方には、行灯仕立てがオススメです。

プランターや袋栽培で1本仕立てをする場合は、支柱の上部を物干し竿などにくくりつけて固定すると、転倒を防ぐことができます。

ミニトマト袋栽培の失敗8「うどんこ病にかかった」

うどんこ病にかかった

【原因】乾燥状態で出やすい、近くの苗や葉からの伝染

【対策】乾燥を防ぐ、予防薬をスプレーする、芽かきする

うどんこ病はトマトの表面に白いふわふわしたカビが生えてしまう病気で、乾燥した状態が続くと起こりやすくなります。

ごく初期のころであれば薄めた食酢で葉を拭くことで感染拡大を防ぐこともできますが、あっという間に広がってしまいますので、できれば市販の予防薬を定期的に塗布しておくと安心です。

また、しっかり芽かきをして風通しを良くすることも大切です。

ミニトマト袋栽培は失敗を恐れずに!

ミニトマトの袋栽培の経過

左から植え付け1周間後、1ヵ月後、1ヵ月半後

紹介した失敗例と対策を参考にして、「そのまま育てるトマトの土」でのミニトマト袋栽培に挑戦してみてください。

繰り返しますがコツは「日当たりの良い場所で育てる」「水を朝にしっかり与える」ことです。この基本を守れば、ぐんぐん育ち1ヵ月後には実も付きはじめます。

もちろん100%成功するとは言い切れません。「失敗も含めて楽しんじゃおう、くらいの前向きな気持ちで、育ててもらいたいですね」とは羽月さん。

気楽に家庭菜園をやってみて、今年こそ収穫できるまで育ててみませんか?

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※一部商品は、店舗により価格が異なる場合があります。

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