野菜作りをはじめて3ヶ月目の人が、野菜作りをはじめていない人に伝えたいこと
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お子さんにはお絵描きをのびのびとしてもらいたいものですよね。わが家の2歳の息子は上のお姉ちゃん・お兄ちゃんが勉強していると、同じようにクレヨンで何かを描きたくて仕方ありません。でも、大切なものをクレヨンで汚してしまう心配も……。
そこで今回はクレヨンで服や壁を汚してしまったときに実践できる、クレヨン・オイルパステルの落とし方を素材や場所別に4つ紹介します。
素材により汚れが取れないものもありますが、クレヨン・オイルパステルの落とし方は、実はとても簡単です。一度覚えておけば損はありませんよ。
クレヨン・オイルパステルは、油(液体油)が含まれています。両方に油(液体油)が含まれていますが、オイルパステルに比べ、クレヨンの方が油分が少な目です。服や壁・床を汚してしまった場合は、油を浮かせて落とすクレンジングオイルが有効です。素材により落とせないものもありますが、布や壁紙(ビニール製)・プラスチックであればクレンジングオイルと歯ブラシである程度まで落とすことができます。
ここから各素材ごとに詳しく落とし方の検証実験をします。
クレヨンの落とし方の検証で使用するものは、クレンジングオイル・衣類用洗剤・固形石鹸の3つ。どれもホームセンターに限らずスーパーや薬局でも手に入りますし、すでに家にあるものを使ってもかまいません。歯ブラシは使い古しのものを使用しましょう。
クレンジングオイルをクレヨンが付いた場所へ塗り広げます。このとき、歯ブラシでこすることはしなくてOK。
塗った瞬間はクレヨンの上にただ単にクレンジングオイルが塗り広げられた状態です。まんべんなく塗れたら指で広げ、クレヨンとクレンジングオイルをなじませます。
なじませるとクレヨンがクレンジングオイルに溶けてヌルッとするようになります。
ぬるま湯を準備し流します。ぬるま湯はシャワーでもOK。シャワーをあてるとするっとクレヨンが気持ちよく落ちていきました。
シャワーで流したぬるま湯は、クレヨンの赤い色がついているので、床面に残さないようにしっかりと流します。
クレンジングオイルを流した状態がこちら。
ほとんど落ちていて、肉眼では綺麗に見えますね。
残った頑固な汚れには、固形石鹸を直接塗り、古い歯ブラシでゴシゴシ。すでにぬるま湯で汚れがゆるんでいる状態に石鹸を使うことで更に落ちやすくします。
石鹸をしっかり流して完了です。
布についたクレヨンはクレンジングオイルと石鹸でさっぱり落とすことができました。
子どもにとっては、白くて大きな壁もかっこうのお絵描き場になることもあります。
水がある程度はじく壁(ビニールクロス)ならある程度落とせますが、凸凹があると溝に汚れが溜まり落ちにくくなります。大事なのは汚れがついてからすぐに処置すること。
時間が経てば経つほど落ちにくくなるので、気づいたらすぐにこの方法を試してください。ゴシゴシすると種類によってはポロポロと壁紙がはがれたり痛める可能性があるため目立たないところで試してから作業しましょう。
クレヨンを落とした布は汚れが付くため、できれば布は捨ててもいいものを用意してください。
布にクレンジングオイルを数滴からワンプッシュ垂らします。
ふき取る際は目立たないところで試してください
ふき取る感覚で少しずつ優しくこすります。一気には取れないため、根気よく少しずつ取り除いていきます。私は2~3分ほど行いました。
2~3分ほど優しくこすった結果がこちら。赤いクレヨンの汚れが全体的に薄くなりました。
中性洗剤(台所洗剤)を数滴含ませた布でぬぐいます。こすりすぎると表面が荒れてしまうので注意します。
少し薄くなりましたが、今回の実験はクレヨンをつけてから2日後に行ったため、凹凸の表面はピンクに染まってしまい取り切れませんでした。
落とす前と比べると薄く目立たなくなりました。
白木についたクレヨンは落とすことが出来ませんが、今回は実験のため塗装がされていない木材にクレヨンで描いて落としてみました。オイル塗装もニスも塗っていません。
まずは布でこすってみましたがにじむ程度。むしろ汚れを塗り広げてしまいました。
水で薄めた洗剤を不要な布につけ、ふき取っていきます。
洗剤を含んだ布でこするとじわっと汚れが浮かんできました。すばやくふき取らないと、にじんだクレヨンが周りの白木まで移ってしまいます。
数分ぬぐった状態がこちら。白木だから取れないとは思いましたが、だいぶ薄くなりました。
本当にこれ以上取れないのかここからもう少し実験をします。
この状態からクレンジングオイルを垂らした布でぬぐってみます。
少しじわっとつきました。「これはチャンス! まだ取れるかも」と思い、クレンジングオイルを付けてはぬぐう作業をここから5分ほど行いました。壁紙と違い荒れにくいのである程度力を込めてゴシゴシこすっても大丈夫。
結果がこちら。洗剤で試したときよりほんの少し薄くなりましたが、完璧には取れませんでした。
最後に乾拭きをして完了です。水気が浸透しているので、しっかり乾かします。
白木についた場合薄くすることはできましたが、完璧には取れませんでした。加工されたつるつるの面であれば取れるので、試す価値がありそうです。
合皮のようなつるつるした面であれば、汚れが浸透しづらいので取れる可能性があります。
汚れが落ちたら仕上げに乾拭きをしましょう。今回はつるつるした素材の合皮ベルトで試したのですが、ご覧の通りするっと取れました。
合皮であればするっと落とせました。本革の場合も同じように行います。本革の場合、クレヨンは擦り傷を目立たなくさせる際に使用することもあります。
クレヨンは成分が油性のためクレンジングオイルで落ちますが、台所用中性洗剤など油汚れに有効なものでも代用できます。例えば、消毒用エタノール、除光液、台所用中性洗剤、アルカリ性台所用洗剤などです。
ただし、素材の状態によっては染みができたり、塗装が剥げたり、表面が荒れたりする可能性があります。失敗を避けるために目立たない所で試してから作業を進めましょう。
畳であれば目に沿って歯ブラシに洗剤をつけてこすると落ちますよ。
子どもたちがのびのびと遊ぶ姿はほほえましいですが、汚れてしまわないか気を使いますよね。「壁に自由に描いていいよ」とはなりませんが、クレヨンの落とし方を知っておくだけで焦らずに対処できるのではないでしょうか。
クレヨンで服や壁が汚れてしまったときは、ぜひご紹介した方法にて落としてくださいね。