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「部屋の景色が変われば人生が変わる!」が口グセの整理収納アドバイザー。片づけた家は400軒以上。読むだけで部屋を片づけたくなる“捨て格言”がSNSで人気。フォロワーは8万人超。
ワンちゃんと暮らしながら家を綺麗に保つには? 整理収納アドバイザーのFujinaoさんが心がけていることや愛犬・ミルク君との暮らしをインタビュー。
目次
- 犬や子どもがいても叶う「整った家」
- 片付けは「愛犬の健康・安全」「飼い主のストレス軽減」につながる
- 愛犬がいても家を綺麗に。片づけに必要な7つのマインド
- 「ウチで良かったのかな...」子育てと愛犬のお世話に奮闘した日々
- 愛犬が「お兄ちゃん」として一緒に子育てをしてくれた
- 過去の後悔を胸に、これから叶える愛犬との理想の暮らし
犬や子どもがいても叶う「整った家」
ワンちゃんと暮らしていると、つい諦めがちな部屋の整理整頓。
愛犬が次から次へとおもちゃを引っ張り出してきたり、ワンちゃんのお世話グッズでモノが溢れたり。いつの間にか、散らかった部屋が当たり前になっている人も多いのではないでしょうか。
そんな中、ワンちゃんと暮らしながらも「整った家」を実現し続けてきた方がいます。整理収納アドバイザーのFujinaoさん。10年間で400軒以上の家の片づけをサポートしてきた、片づけのプロフェッショナルです。
Fujinaoさんは、ご主人と小中学生の2人の息子さん、ダックスフンドのミルク君(15歳)の4人+1匹暮らし。にぎやかな暮らしを送りながらも、家の中は常にモデルルームのように綺麗に整えられています。
Fujinaoさんは、ワンちゃんと2人の息子さんと暮らしながら、どのように「整った家」を実現してきたのでしょうか。実践的なアドバイスや、ミルク君との暮らしについて伺いました。
片付けは「愛犬の健康・安全」「飼い主のストレス軽減」につながる
Fujinaoさんが整理収納アドバイザーの資格を取得したのは、10年前。きっかけは、子育てとミルク君のお世話に奮闘する中で生まれた「少しでも楽したい」という切実な思いでした。
「当時、息子たちが小さかったので、どうしても部屋が散らかりがちで。そのうえ、ミルクが危険なものを口にしてしまわないか、常に気を張っていましたね。ロボット掃除機を導入して少しでも楽をしようと思ったんですが、床にモノが散乱していて使えないことに気づき……(笑)。それがきっかけで、本格的に片づけに取り組むようになりました」
資格取得を通して片づけの極意を学んだFujinaoさん。以来、Fujinaoさんの家は「床にモノが出ていない」状態が維持されています。
散らかりがちなワンちゃんスペースも、Fujinaoさんの家ではスッキリと整頓されています。ペットシーツやフードなどの愛犬グッズは近くに置かず、クローゼットにまとめて収納。ケージも色やデザインをシンプルに統一することで、家の雰囲気に馴染ませています。
家を整えるようになって、ストレスが軽減されたというFujinaoさん。
「床にモノが落ちていないので、ミルクや息子たちの誤飲・誤食の心配がなくなりました。ロボット掃除機もスムーズに使えるようになり、抜け毛掃除のストレスも軽減されましたね。万が一、床でおしっこやうんちをされても、すぐに拭き取れるので安心です」
片付けの効果は、家族にも広がったといいます。
「モノが減った分スペースが広がり、ミルクや息子たちが自由に動き回れるようになりました。それに、私が片づけを習慣にしたことで、息子や夫にも自然と片づけの意識が芽生えたんです。今では、寝る前には家族でお部屋をリセットする習慣がつきました。リセット後には床やテーブルにモノが出ていない状態が当たり前。何か一つでもモノが出ていると、そこに意識が向き、家族が率先して片づけてくれるようになりました」