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ダニは家の中のさまざまな場所で発生し、環境次第で一気に繁殖してしまいます。刺されてしまうと、アレルギー症状が出るなど、人体への悪影響も大きいため、適切な方法で駆除・予防することが大切です。
今回は、ダニが発生する原因や発生しやすい場所を解説した上で、ダニを駆除する方法と予防のポイントをご紹介します。
家の中でダニが発生する原因には、「時期」と「室内環境」が大きく関わってきます。
まずは、それぞれどのような条件がそろうとダニが発生・繁殖しやすくなるのかご説明します。
一年の中でも、特にダニが発生しやすくなるのは、高温多湿になりやすい6〜9月頃です。中でも、梅雨の時期は家の中の湿度も高くなり、ダニが発生・繁殖しやすくなります。
しかし、気温が低く乾燥しがちな冬場でも、室内で暖房や加湿器を使うと結露が生じ、高温多湿になり、ダニが繁殖することがあります。
ダニは温度20〜30℃、湿度55〜60%以上の高温多湿な環境で発生・繁殖しやすくなります。そのため、加湿器をよく使う部屋や風通しの悪い場所、日当たりが悪く湿気が溜まりやすい場所などで繁殖しがちです。
また、ダニはフケや垢、髪の毛、食べ物のカスなどをエサにします。そのため、掃除がされていない室内もダニが繁殖しやすくなります。
家の中には、ダニが発生しやすい場所やアイテムが少なくありません。ダニが発生しやすい場所を、その原因とともにご紹介します。
布団や厚手の毛布は、ダニが発生・繁殖しやすい温度と湿度を持ち、さらにエサとなるフケや垢も多く付着しがちです。
また、環境以外に、素材によっては枕にもダニが発生することがあります。特に注意したいのは、ダニのエサとなる、そば殻を中材にした枕です。
特に、布団や毛布、枕は、就寝時に肌に長時間ふれるため、ダニに刺されたり、アレルギー症状が出たりする可能性が高いといえます。
ダニは湿度55〜60%以上になると活動的になり、大量に発生します。カーペットの中でも、特に吸水性に優れるウールタイプや混紡は湿気がこもりやすいため、ダニが繁殖する環境になりやすい素材です。
畳も、カーペットと同様にダニが好む温度と湿度を兼ね備えている素材です。畳は多くの水分を含み、さらに通気性が悪いため、室温が上昇するとダニが繁殖しやすくなります。
布製ソファの布の部分がウール素材や混紡の場合は、ダニが繁殖しやすくなります。特に、厚地の布は奥深くにダニが入り込み、駆除が困難になるため注意が必要です。
ぬいぐるみは吸水性が高く、ダニが好む環境です。子供が持つとダニに刺されたり、アレルギー症状を引き起こしたりする可能性もあります。
ダニは犬や猫、小動物などのペットの体にも付着します。ペットの食べこぼしや抜け毛、フケなどもダニのエサとなるため、ペットだけでなくペットのいる空間も常に清潔にしておくことが大切です。
発生・繁殖したダニを放置すると、人体にはさまざまな悪影響を及ぼします。続いては、ダニによる被害を、大きく2つに分けて見ていきましょう。
アレルギー症状は、ダニの死骸を吸い込むことで引き起こされることがあります。ダニの持つアレルゲンと呼ばれる原因物質が人間の体内に侵入すると、人間の防御機能が過敏に反応して、アレルギー症状を引き起こすのです。
アレルギーの代表的な症状としては、鼻水や鼻づまり、くしゃみなどの「アレルギー性鼻炎」が挙げられます。ほかにも、呼吸すると喉に息苦しさを感じる「喘息」や、肌が乾燥してかゆみを感じる「アトピー性皮膚炎」、目にかゆみや異物感を感じる「アレルギー性結膜炎」なども、アレルギー症状のひとつです。
家の中でダニが発生すると、ダニに刺されたり吸血されたりすることもあります。すべての種類のダニが刺したり吸血したりするわけではなく、「イエダニ」や「ツメダニ」がこうした被害を与えます。
ダニが刺すのは、腹部や太ももなどのやわらかい皮膚です。刺されてもすぐに症状が出ず、1〜2日経ってから刺された箇所が赤く腫れたり、かゆみを生じたりすることが多いです。こうした症状は、一般的に7日程度続きます。
ここからは、ダニ対策としてできることを見ていきましょう。すでに家の中で発生・繁殖したダニを駆除する方法と、これからダニが発生するのを予防する方法に分けてご紹介します。
まずは、すでに家の中で発生・繁殖したダニの駆除方法を見ていきます。ダニを効果的に駆除するには、布団乾燥機や燻煙剤、掃除機を使う方法がおすすめです。
・布団などは干して布団乾燥機(高温乾燥)にかける
布団や毛布は、晴れた日に干してさらに布団乾燥機にかけるとダニを死滅させ、発生しにくい環境に整えることができます。
布団や毛布などに潜むダニを死滅させるには、20~30分程度、布団などを50℃以上の熱にさらさなければなりません。布団などを日に干すと、確かに表面温度は高くなりますが、内部まで温まりきらず、内側に逃げたダニを死滅させることはできないのです。そのため、布団などは干すだけでなく、高温の布団乾燥機にかけてすべてのダニをしっかりと死滅させる必要があります。
また、ダニの死骸を残さないためにも、最後は全体に掃除機をかけましょう。
・燻煙剤を使用する
カーペットや畳など、室内に繁殖したダニを駆除するには燻煙剤が効果的です。室内の隅々まで殺虫成分を含む煙が行き渡り、隠れたダニも死滅させることができます。
燻煙剤は、食品や食器などに薬剤が付着しないよう養生したり、ペットを移動させたりして、安全な環境を確保した上で使用します。使用上の注意をしっかりと確認することが大切です。
また、燻煙剤を使った後は窓やドアを開放して部屋全体を換気し、最後に掃除機をかけて、ダニの死骸を除去しましょう。
・掃除機をかける
畳や布団、カーペットの表面に潜むダニを最も手軽に駆除できるのは、掃除機をかける方法です。
ここで注意したいのは、生きているダニは布の繊維にしがみつくため、掃除機での駆除は難しいということ。あくまでダニの死骸にのみ効果的なため、生きているダニを駆除したいときは布団乾燥機や燻煙剤を使った上で掃除機をかけることがポイントです。
続いては、ダニの発生を防ぐポイントをご紹介します。何気ない生活習慣を見直すことで予防できることもあるため、予防グッズも活用しつつ、ダニ予防につながる暮らし方を実践しましょう。
・高温多湿な環境を作らない
家の中にできるだけ高温多湿な環境を作らないことは、ダニの発生の予防につながります。そのために欠かせないのが、こまめな換気です。
晴れた日は季節を問わず、窓を開けて換気します。特に、湿度が高くなる梅雨の時期は、エアコンのドライ機能や除湿器なども活用して、高温多湿にならないよう対策することが大切です。
・こまめに掃除する
こまめな掃除を心掛け、ダニのエサとなるようなフケや垢、髪の毛などを残さないことも重要です。ペットの毛やエサの食べこぼしなども残さないように、掃除機や粘着カーペットクリーナーなどを使ってしっかりと掃除しましょう。
・シーツやカバーを定期的に洗濯する
毎日使うシーツや布団カバーは、特に肌がふれる面積が広いため、多くの汗や皮脂が付着します。温度・湿度・エサ、いずれをとってもダニにとって快適な環境となりやすいため、定期的に洗濯して交換する必要があります。
・部屋干しをしない
部屋干しは、室内の湿度を上げる大きな原因です。天気などによっては、やむをえず室内に洗濯物を干さなければならないケースもありますが、その場合は水分を吸収しやすい和室やカーペット敷きの部屋は避けて、浴室やフローリングの部屋に干すと、湿度が高くなりにくいです。
・加湿器の使い方に注意する
冬場は暖房器具で高い室温をキープしつつ、加湿器を使うという家庭も多いでしょう。そのため、冬場でも高温多湿な環境となりがちです。カーペット敷きの部屋や和室で加湿器を使うと、水分が吸収されて特にダニが発生しやすくなるため、そうした部屋での加湿器の使用には注意が必要です。
また、加湿器の近くに観葉植物があると、さらに湿度が高くなりますので、加湿器と観葉植物を置く場所にも注意する必要があります。
・畳にカーペットを敷かない
畳とカーペットは、両方とも吸水性が高いアイテムです。また、畳とカーペットを重ねるとダニが潜む場所が増えるため、ダニにとって快適な環境となってしまいます。和室でのカーペットの使用は避けることをおすすめします。
・ダニ予防スプレーを活用する
ダニ予防スプレーを使った対策もおすすめです。布団や毛布、枕などの寝具や布製のソファ、ぬいぐるみなどにスプレーを吹きつけておくだけで、ダニの発生を予防することができます。
ただし、使用する際は、布団や枕に使用しても問題ない商品かどうか、確認が必要です。
・ダニ防止加工の布団やシーツを使う
ダニ防止加工が施された布団やシーツは、ダニが寝具に潜むのを防ぐことができます。
こうした寝具は「薬剤加工」と「高密度織り」の2タイプに分けられます。薬剤加工タイプは安全性の高い薬剤が使われていますが、洗濯や天日干しによって効果が薄れてしまう点に注意しなければなりません。
一方、高密度織りタイプは繊維が高密度で織られており、ダニが潜みにくい構造となっています。こうした特徴や予算も踏まえて選ぶといいでしょう。
家の中には、ダニが発生・繁殖しやすい環境が多いため、空間に適した駆除方法や予防方法でダニ対策をする必要があります。
一年を通してアレルギー症状などに悩まされることなく快適に過ごすためにも、掃除の仕方や湿度の調整方法、寝具の交換頻度など、できることから改善していきましょう。