肉肉肉の高タンパク超絶ガッツリ系チャーハンを喰らえ! ――ぼくのかんがえた最強の定食
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食品や食材を冷凍すると長期保存ができ、料理のときは解凍するだけで使える手軽さが魅力ですが、食材によっては冷凍前に比べると味が落ちてしまったり、食感が変わってしまうなどのデメリットも。せっかく作るならおいしく食べたいし、ちょっとしたアイデアで改善されるのであれば知りたいという人も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、冷凍保存方法や料理雑学をInstagramで発信している「冷凍子ママ」さんに、簡単にできるオススメの冷凍レシピや、冷凍するだけでおいしくなる驚きのレシピを教えてもらいました!
冷凍子ママ
意外と知らない冷凍保存方法や料理雑学をInstagramで発信中。海外生活をきっかけに日本の食材をどうしたら少しでもおいしく食べられるかを日々試行錯誤し、オリジナルの冷凍保存術を考案。日本野菜ソムリエ協会「冷凍生活アドバイザー」資格所有。
なんとなく、冷凍と相性が悪そうなイメージのあるこんにゃくですが、実は冷凍すると食感が硬くなり、ゴムのようにギュギュッとした歯応えに。この変化を利用し、中華クラゲにアレンジするのが冷凍子ママさんのオススメです。
ポイントは、ラップに包んで平らに並べてから冷凍することと、解凍時に加熱しすぎず、2mmくらいの薄切りにしてカットすること。「クラゲのようなコリコリとした歯応えと、タレがよくしみ込むのでおいしいですよ!」と太鼓判。
そのほかにもオススメしたいこんにゃくレシピが「冷凍こんにゃくの唐揚げ」。解凍させたこんにゃくを、いつもの鶏の唐揚げの味付けで調理するだけですが、醤油や生姜などタレをよく吸い込み、意外にジョワっとする、軟骨のような食感になるのだとか。ダイエットや節約にも活躍しそうな一品、ぜひお試しあれ。
卵の天ぷらといえば、半熟卵の殻むきが難しかったり、衣をつけている間に潰れてしまったりと、意外に難しくて苦手意識を持っている人も多いはず。しかし、冷凍卵を使うだけで潰れる心配もなく、外はサクっと、中はとろ〜りのおいしい卵の天ぷらができちゃいます。
冷凍卵をむくコツは、流水に10秒くらい当て、少しだけ解凍してからむくときれいな仕上がりに。調理時は、少しだけ衣を濃い目に作って揚げるのがポイントです。そのまま塩で食べてもおいしいですし、天丼にプラスしても◎。揚げ出し豆腐風にして食べるのが冷凍子ママさんの一番のお気に入りなのだとか。
TikTokでも話題になった冷凍のオレオアイスといえば、砕いたオレオにアイスを入れて混ぜ合わせ、クッキーアイスにして食べるというものですが、冷凍子ママさんがアレンジすればさらにおいしく、さらに濃厚に。
レシピは砕いたオレオに生クリームと牛乳を入れて、グラニュー糖、そしてバニラエッセンスを入れて冷凍するだけ。濃厚な味わいのクッキー&クリーム風アイスは、冬に暖かい部屋で食べるスイーツとして人気が出そうですね。
「冷凍レシピにこれは外せない!」と冷凍子ママさんが激推しするのは、ダイエットの味方・豆腐ハンバーグ。豆腐は冷凍すると水分が抜けてしまい、ふわふわの食感が損なわれてしまうのですが、代わり大豆ミートのようなお肉感がアップします。
ポイントは、解凍して潰した木綿豆腐を手でしっかり水分を絞り、ひき肉と混ぜ込んで使うこと。豆腐だけで作るとやはりボソボソ感は否めず、お肉のかさ増しとして使うのが、もっともおいしい調理法なのだとか。そのほかにも、冷凍の木綿豆腐は凍らせるとだしをたくさん吸ってくれるので、煮物に使うのもオススメです。
さつまいもは生で冷凍すると水分が抜けてしまい、筋っぽい舌触りになるので冷凍NGと思いきや、焼き芋の状態で冷凍するとおいしくなるそう! 冷凍した焼き芋を半解凍して食べてみると、甘〜くねっとりクリーミーになり、まるでスイートポテトのような食感に。
レンジでチンすれば普通の焼き芋に戻りますが、シャリシャリ感とねっとり感のある半解凍は、ぜひ試してほしい食べ方。ホイップクリームを足すとさらにスイーツ感アップなど、冷凍焼き芋はアレンジ次第でいくらでも楽しめるお手軽食材です。
冷凍するとおいしい市販の商品はたくさんあり、最近では公式でも食べ方を紹介するメーカーが増えてきましたが、冷凍子ママさんのイチオシは、日本ルナの「バニラヨーグルト」。よく振ってから凍らせるとバニラ感が強くなり、フローズンヨーグルトをもっとシャリシャリにしたような食感に。
オススメの食べ方は冷凍庫で2〜3時間ほど凍らせた状態で、ムース状とシャリシャリ部分の両方を楽しめます。カロリーもアイスクリームより低めなので、罪悪感もなく満足度が高い一品。
子どもにも大人気の蒸しパンも、実は冷凍するとさらにおいしく食べられるもののひとつ。「蒸しパンを冷凍後、そのまま2〜3分置いて半解凍の状態で食べると、食感がもちっとしておいしいんです」と冷凍子ママさんオリジナルの食べ方が。
蒸しパンは糖分が多いため、冷凍してもカチコチにはならないのですが、その特性を生かした面白いアイデア。夏場は特に重宝しそうですね。
「フォロワーさんから教えてもらったんです」と話すのは、カステラにマーガリンやバターを塗ってから冷凍するアイデア。蒸しパンと同じく糖分が多いため、冷凍後に取り出して数分置くだけでもちっとした食感に。
冷凍子ママさんはオリジナルレシピとして、カステラにマーガリンとあんこを塗って、またカステラで挟む「カステラサンド」なるものを冷凍して食べたところ、とってもおいしかったとのこと。あんこも凍らない食材ですし、冷凍後に数分置くだけで食べられますが、「カロリー爆弾なので食べ過ぎ注意です」とも。
最後に、冷凍食品をこよなく愛す冷凍子ママさんならではの、ちょい足しや食べ方をアレンジするとさらにおいしくなるアイデアをご紹介。
冷凍食品の定番・冷凍チャーハンは、なんとメイプルシロップをちょい足しすると、香ばしさとコクが出ておいしくなるのだとか。実際に試してみると、シロップの芳醇な甘さが意外なほどマッチして、その言葉の通り、香ばしくコクのあるチャーハンに。
冷凍チャーハンのデメリットは具材感が少ないことなので、冷凍チャーハンに冷凍エビチリや冷凍青椒肉絲を乗せて食べると、ボリューム満点になりますよ」と、がっつり食べたい人向けのアドバイスをもらいました。
そのほかにも、冷凍豚丼の具でゴーヤチャンプルにしたり、冷凍フライドポテトを肉巻きにしたり、冷凍の水餃子とモッツァレラチーズ、ブロッコリーを耐熱皿に入れてアヒージョにするなど、そのまま食べるのではなく、ひと手間かけておいしく食べられるアイデアも。冷凍食品をいろいろと買ってみて試してみるのも楽しそうです。
ちょっとしたアイデアでおいしくなり、変幻自在で飽きのこない冷凍子ママさんの冷凍レシピ。長期保存が目的だった冷凍が、今日からおいしくするためのアレンジになれば毎日の料理も楽しくやれそう。
今回ご紹介したのはほんの一部なので、冷凍子ママさんのInstagramを見ながら、あなたもオリジナルレシピが作れるくらい、冷凍庫をフル活用してみてくださいね。