【乙女心に刺さる花言葉】ロマンチック花束選手権
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こんにちは。花田コリぱんだです。将来、息子を騙すために変なアニメ動画やイラストを趣味で作ってまんもす。
ところで、みなさんはサントリーの実験的プロジェクト“「#バズるかも」キャンペーン”をご存知でしょうか?
まだバズってないけど、これからバズるに違いない、バズるかもしれないクリエイターを自薦と他薦で募集し、選ばれたクリエイターに、デカビタCの広告制作をお願いするという企画です。2021年7月、SNS上で話題になりました。
審査員には、著名なクリエイターの方々が名前を連ねました。
審査員メンバー(敬称略):明石ガクト(ONE MEDIA CEO)、阿部広太郎(コピーライター)、岸田奈美(作家)、5歳(ライター)、タケウマ(イラストレーター)、夏生さえり(フリーライター)、福満しげゆき(漫画家)、藤井亮(いんちき映像作家・監督)、前田高志(株式会社NASU・前田デザイン室代表)、RAM RIDER(音楽家)
僕も、やじ馬根性で、このキャンペーンに応募してみました。すると奇跡的に選考を通過。そして、実際につくらせてもらったデカビタCの動画広告『デカビタC学園あるある』がこちらです。
この投稿をみて絡んできたのが、「となりのカインズさん」の創刊編集長でした。
「サントリーさんとパイプがあるなら、何でもいいからインタビューしてきてよ、じゃよろしく!」
ということで、“「#バズるかも」キャンペーン”の選考通過者である僕が、主催者のサントリーさんにインタビューを実行し、カインズのメディアに記事を掲載する、という摩訶不思議なトライアングルの構図ができあがりました。
“「#バズるかも」キャンペーン”についてお話を聞かせてくれたのは、サントリーコミュニケーションズの櫻井さんです。
サントリー櫻井
その節はありがとうございました(笑)。
“「#バズるかも」キャンペーン”は、Twitterユーザーの皆さんに「次にバズるかもしれないクリエイター、もしくはコンテンツを教えてください!」と呼びかけた企画です。募集した中からデカビタCの広告を制作いただく方をこちらで選び、実際に作品制作していただき、発表までを行う。この一連の流れをコンテンツとして楽しんでもらうユーザー参加型企画なんです。
花田コリぱんだ
僕も参加してみて、かなり楽しかったです! 審査結果もドキドキしながら待ってました。そもそも、このキャンペーンってなんでやろうと思ったんでしょうか?
サントリー櫻井
これまでサントリーは数多くの広告をクリエイターの方々とともにつくり、世の中に発信してきました。
でも最近は、僕らではとても把握できないほど、たくさんの素晴らしいクリエイターさんが世の中にいます。企業に所属しないフリーランスのクリエイターさんなど、SNSで自ら発信していっている方も増えてきていると感じていました。
そこで、会社としても新しいチャレンジとして、まだサントリーで把握していない、まだ見ぬ素敵なクリエイターの方々をみなさんから教えていただき、一緒に広告のクリエイティブをつくることで何か新しいものが生まれるのでは、と考えたのがきっかけです。
花田コリぱんだ
SNS上でみんなから教えてもらう、という発想が面白いと思いました! その結果、僕のような者が発掘されて恐縮です…。
サントリー櫻井
いえいえ、花田コリぱんださんのような素敵なクリエイターの方と出会えてよかったです(笑)。SNS上には、僕らがもっていないような自由な発想で表現をされている方々も多く、大きな可能性を秘めていると感じています。
だからこそ今回は、多くの素敵なクリエイターの方々をお教えいただくために、あえて、これからバズるかもしれないクリエイターの方々に限定して募集し、広告制作をお願いすることにしました。
花田コリぱんだ
なるほど!
サントリー櫻井
その他にも、こうした企画を通して、クリエイターが注目される機会をつくるなど、わずかばかりでもクリエイターさんを応援できればと思っています。個人的にはこういう試みによって、参加してくださった方々から「サントリ―ってクリエイターを応援してていいね」という風に思っていただけたら嬉しいな…と。
花田コリぱんだ
僕はそう思ってます! クリエイターさんを応援する…。カインズが僕を送り込んだのも、そういう意図があるみたいです。つくるひとを応援するって。
花田コリぱんだ
今回、あえてTwitterを選んだのは、どういった狙いがあったのでしょうか?
サントリー櫻井
コミュニケーションの取りやすさという点でTwitterを選びました。
加えて、話題が広がりやすいプラットフォームだというのもありましたね。
花田コリぱんだ
たしかにTwitterと相性良さそうです。僕もTwitter経由で知りました。
サントリー櫻井
応募方法に関しても、ハードルはできるだけ低いところがいいだろうと考えました。もともとは特設サイトから応募フォームに情報を入力してもらう案もあったのですが、最終的にはTwitterでキャンペーンアカウントをフォローしていただき、ハッシュタグとTwitterのアカウント名を入れるだけで応募できるかたちに着地しました。
花田コリぱんだ
応募方法を拝見してて結構手軽だなーと思っていました!
応募方法といえば今回「自薦」と「他薦」と2つあるのがユニークで面白いですよね。
これもやはりクリエイターさんを幅広く知りたいから、というのが目的だったんですか?
サントリー櫻井
はい。「我こそは」という方には通常の応募のように「自薦」していただくのですが、今回は「バズるかもしれないクリエイターを教えてもらう」というテーマがあり、バズるものというのはユーザーさんたちの手によってバズるものだと思っておりまして。
当然ユーザーさんのほうが「この人面白い!」とか「この人バズりそう!」っていうのを知っていると思うので、自薦以外に他薦を加えて教えていただこうかなと。
花田コリぱんだ
実際にTwitterでキャンペーンを開始してみて反応はいかがでしたか?
サントリー櫻井
予想以上にキャンペーンに対する好意的な声が多く、驚きました。
実はサントリーではあまりやったことのない試みだったので、正直、ネガティブな声とかでてくるのではないかと、怖かったんですよね。
花田コリぱんだ
え、そうだったんですか!?
サントリー櫻井
「サントリーが広告制作をSNSで募集…!? 丸投げでもするのかけしからん!」というようなお声をいただいたらどうしようかな…とか結構ビクビクしてたんです。
ですが、フタを開けてみるとそういった声は本当になくてですね。皆さん「すごい」とか「何やら面白い試みが始まったな」みたいな感じで見ていただいてました。
花田コリぱんだ
良かったですね。
サントリー櫻井
想定以上に自薦で応募してくれる方も多かったです。毎回投稿をRTしていただける方や、このキャンペーンをずっと追ってくださる方もいて嬉しかったですね。
思っていたよりもみなさんに肯定的に捉えていただいて、本当にやって良かったなと感じました。
花田コリぱんだ
公式アカウントのツイートを拝見してたんですけど、印象に残っているのが「フォロワー数1000人達成します!」と書いている投稿で、すごく中の人が見えていいなって思ってました。
実際このツイートにも「中の人頑張って」だったり「面白い」っていう反応が見受けられました。
サントリー櫻井
ああいうツイートをするかどうかも結構社内で話し合いました。無機質というか、あんまり人格を感じさせないアカウントにするよりは、一人の担当としてこういう風にやりたいです! といった気持ちをツイートするほうが、みなさんに支えていただけるのでは、という考えだったので。
裏側を見せる、じゃないんですけど、実際に人がちゃんと運用してるっていうような見せ方を意識していたというのはあったりします。
花田コリぱんだ
てっきり櫻井さんがすべて一人でTwitterを管理されていて、櫻井さんご自身の気持ちとかを勝手につぶやいているのかなーと思ってました。
サントリー櫻井
いや、そうではないですよ(笑)
花田コリぱんだ
バズるかもキャンペーンのTwitterアカウントにも登場している、ゆるい感じのカモのキャラクターいるじゃないですか。
特にサイト内でも言及されてなかったと思うので、名前やどんな背景で作成されたのかお聞きしたいなと。僕以外のクリエイターも気になってる方がいるんじゃないかなと思うので。
サントリー櫻井
実はこのキャラクター、名前というのはしっかり決めてないんですよね。
花田コリぱんだ
なんと…決まっていないんですか?
サントリー櫻井
そうですね。でも企画名が「#バズるかも」なのでおそらく「#バズる鴨」なんじゃないかなーと(笑)
花田コリぱんだ
そのままなんですね。
サントリー櫻井
なぜあの雰囲気のキャラクターを起用したのか、実は狙いというか理由がありまして。
花田コリぱんだ
めっちゃ気になります。
サントリー櫻井
敷居が高そうな雰囲気にしてしまうと、一部のすごいクリエイティビティが高い方が応募するキャンペーンのイメージになってしまいハードルが高くなってしまうなと思いまして。
なのでハードルをとにかく下げて、何かちょっとゆるっと面白いような企画が始まったよってところをしっかり出していくために、「カモ」を使ったゆるっとかわいいキャラクターをアイコンとして押し出すことにしました。
花田コリぱんだ
なるほど…あのゆるい雰囲気にそういった狙いがあったんですね。このカインズのメディアと通じるものがありますね。
実は僕も、「あの鴨のイラストなら自分もいけるんじゃないか」って心のハードル下げてもらったんですよね。あのイラストを見ていなければ応募していなかったです。
サントリー櫻井
本当ですか、それは嬉しい!
鴨も喜ぶことと思います(笑)
花田コリぱんだ
さまざまなジャンルの審査員メンバーが揃っていらっしゃるとは思うんですが、その方々ってどういった基準で選ばれたのでしょうか。
サントリー櫻井
選ぶって言ったら偉そうなんですけど、今回の企画の意図は「新たなクリエイターと出会おう」ということなので、やっぱりクリエイターの方に審査員をつとめてもらうのがいいかなという思いがありました。
また、選定の際にはジャンルが偏らないようにもしており、例えばイラスト・絵を描くような方だけを審査員に選んでしまうと、企画自体がそういうジャンルの人じゃなきゃダメなのかなって思われてしまう懸念があったので、気を付けました。
花田コリぱんだ
確かに! 言われてみればそうですね。
サントリー櫻井
なのでそこは偏らないように、さまざまなジャンルの方を審査員に選ぶようにしました。
例えば本を書かれる作家さんや漫画家さん、イラストレーターさん、ライターさん、動画クリエイターさん、音楽を作曲される方ですとか、とにかく幅広くお声がけしました。
花田コリぱんだ
募集を締め切ったその後、クリエイターさんの審査はどのような流れで行われたのでしょうか。
僕みたいなのが選ばれたので、気になってしょうがないのですが、教えていただくことってできますか?
サントリー櫻井
あんまり詳細を言えないので恐縮なんですけれど、応募1つ1つを全員でチェックしました。それこそ応募した方が過去に投稿したTwitterの作品とかも審査員みんなでチェックしていて候補を選んでいきました。最終的に絞った候補の方をサントリーと審査員の方で1つの部屋で喧々諤々議論を交わして、決定した流れになります。
花田コリぱんだ
議論を交わされたということは、やっぱり意見が割れたりっていうのもあったんでしょうか? 「僕はこの人がいい!」とか「私はこの人がいいよ!」みたいな。
サントリー櫻井
そこまで割れて紛糾ってことはなくてですね。「あ、やっぱりこの人素敵!」だったり、「このクリエイターさん、この部分面白いよね~」といった感じで和気あいあいとした雰囲気だったので、一個人として審査に参加しておりましたが、すごく面白かったですね。
選ばれたバズるかもしれないクリエイター(敬称略):小山コータロー/ギャグ漫画作家、粘土作家フジイカクホ、田中ラオウ/画家、花田コリぱんだ@オウンドメディア&コンテンツディレクターな人、アキヤレモンサワー
花田コリぱんだ
選ばれたクリエイター5名は、バラエティ豊かな方が多かったなという印象なのですが、どのような基準でクリエイターさんを選ばれたのでしょうか。
非常に答えづらい部分だと思うんですけど、今後もし第2回第3回が行われるのであれば、気になっている方もいらっしゃると思うので、教えていただける範囲でお聞きしたいなと…!
サントリー櫻井
実を言うとですね。基準はもう肌感といいますか、本当に何か「この人の作品バズるんじゃないか」と各々が思った部分をすり合わせたっていうのが正直なところでして。
花田コリぱんだ
この部分は何ポイント! みたいな項目などもなかったんですか?
サントリー櫻井
そうなんです。本当にそういった細かい項目もまったくなくてですね。だから例えば応募者の中で、フォロワー数の多い人は優遇するとか、そういうこともまったくしてなかったですね。
過去のTwitterで掲載されたような作品とかを拝見させていただいて「ちょっと何かうまく説明できないんだけどこの人はすごい何か話題になりそうなんじゃないか」とかを、担当した審査員の方々がそれぞれ感想で「確かに私もそう思います」みたいなやりとりをしてました。
花田コリぱんだ
すごい選び方ですね。
花田コリぱんだ
第1回目の“「#バズるかも」キャンペーン”が終ったばかりですが、今後こういうことをやっていくぞ! っていうところをお聞かせいただいてもいいでしょうか。
サントリー櫻井
第2回も決まってないのに第1回“「#バズるかも」キャンペーン”と銘打ってしまったんですけど、第2回については現時点でいついつやりますと決まってるってことは特にはない状態でして。
ただですね、今回のTwitterの企画で皆さんとコミュニケーションをとって、色々と教えてもらいながら何かを作り上げて企画をやっていくっていうところは、今までサントリーがあまりやったことのない分野でして、すごく学んだ点が多かったです。
なので、それが「#バズるかも」の第2回のキャンペーンなのか、姿を変えた別のキャンペーンになるかは分かりませんが、学びというか得たものを活かしてより素敵なキャンペーンになるように次につなげてきたいなと思ってます。
花田コリぱんだ
ありがとうございました! ますますデカビタCが大好きになりました!
※ご紹介した商品は一部店舗ではお取り扱いがない場合がございます。また価格は変更される可能性があります。ご了承ください。
花田コリぱんだ
早速なんですが、“「#バズるかも」キャンペーン”について教えてください。選考いただいた身で恐縮です…。