リュックの洗い方は? 洗濯機・手洗いで洗う方法と注意点
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「クッションいつ洗濯したっけ?」「ニオイが気になってきた」そんな時は洗濯表示をチェックして洗えるか確認しましょう。毎日使うものであれば月に1~2回の洗濯が目安です。
今回は、クッションの素材別の洗い方や手洗い・洗濯の手順を詳しく説明します。クッションは“型崩れ”と“乾燥”に注意すれば自宅で簡単に洗えますよ。
自宅で簡単に洗えると言っても、素材自体洗えないものがあります。今は素材改良がされて見た目だけでは洗濯できるかできないか分からないので、洗濯表示をしっかり確認してください。
洗濯表示で5つの基本記号の内、左上の桶(バケツ)マークに×がなければ家庭で洗えます。
始めの画像では、桶に手が入っているマークで手洗いが可能。数字は温度の上限で、下部の棒は洗濯をかけられる強さを表しています。何もなければ通常の強さで問題なく、1本は弱め、2本であれば非常に弱い力で洗ってくださいという意味です。
クッションの中身の多くは、フェザーやダウン、ポリエステル、綿、ウレタンや、ビーズです。
比較的お手頃価格のクッションに多いポリエステルは、洗濯機可としているものが多くお手入れも簡単です。もちもちクッションの素材も、ポリエステルで洗濯可の表示があるものは洗えますが、製品により表示が異なるので確認してから行いましょう。
フェザーやダウンは水鳥の羽なので、水に強く洗濯できることが多い素材です。ただし、繊細な素材なので、洗濯機で洗う際はネットに入れ「手洗いコース」など優しく洗えるコースを洗濯しましょう。
また、中材の密度によって乾燥に必要な時間が違います。密度が高いと乾くまでに時間がかかり生乾きになってしまう可能性があるため、自分で洗うことに不安を感じる場合はクリーニングに出すなどプロへ依頼しましょう。
低反発ウレタンフォームなど、ウレタンが入っているものは洗えないことがほとんどです。ウレタンは水を含んでしまうと乾燥できない、重みでちぎれてしまうため洗えない素材に分類されます。
そば殻は水に弱いため一般的には水洗いNGですが、最近のクッションでは洗えるものも開発されています。
ポリエステル製のクッションは、手洗いまたは洗濯機で洗います。洗濯表示に従ってください。
クッションが入るくらいのバケツや、洗面台、浴槽などに水を溜めます。「40」などの洗濯表示があれば表示までのお湯の温度で洗濯できます。ヒドイ汚れであればお湯の方が汚れが落ちやすいです。
洗剤の裏側には上記のように洗える表示が書かれていることもあります。ありがたい話です。
破れる可能性もあるため、できれば手はパーで行います。もっちりで押しがいがありすぎて、ついついギュって握ってしまった私のマネはしないでください。
水が透明になるまで水を替えてすすぎます。一見、表面だけの汚れに見えてましたが、うっすら茶色になっていたので4回ほど水を替えました。
今回洗濯したクッションは生地も充填物(綿)もポリエステル100%です
洗濯表示に合わせて、乾燥機や平干し、枕専用のハンガーを使い干します。
このクッションの場合は、脱水をかけてからタンブル乾燥(排気温度上限80℃)か、平干しの陰干しが推奨されています。棒が2本あれば、濡れた状態で干し、でタオルドライします。
左がビフォーで、右がアフターです。全体的に汗じみらしき黄ばみがあったクッションが、押し洗いで本来の白さを取り戻しました。ニオイはさほど気になっていなかったものの、バフッとしたときに「もしかしてカビを吸ってるかも」という不安が軽減されました。
洗濯ネットに入れて洗濯をします。クッションのサイズに対して、ネットが小さすぎると洗えないので、ぴったりサイズを選べるとベストです。なければ少し大き目を選びます。
以前、洗濯ネットに入れずに縦型洗濯機で洗った際、脱水で上部まで浮かび洗濯槽とフタの間に挟まれクッションと洗濯機が悲惨なことになりました。
破れて中材が飛び出してしまうと排水に詰まったり、最悪の場合洗濯機が壊れたりする可能性があるため、洗濯ネットの利用をおすすめします。
手洗いと同じく、洗濯表示に従って乾燥機または干ししっかり乾かします。
ビーズクッションのイメージ画像
ポリエステルと同じでOKです。ビーズの場合洗濯機で回す際は、中身のビーズが洗濯機内に散乱しない目の細かい洗濯ネットを必ず使用してください。破けるリスクがあるため「基本は手洗い」を推奨します。
綿は、一度水を含むととても乾きにくい素材です。1日程度ではまず乾かないので1週間程度使用しないタイミングを見計らって洗いましょう。
洗濯機だと中綿が偏ってしまうため、手洗いで優しく行います。
※洗濯機は推奨しません。
軽くではなくしっかり絞ります。力がない方は洗濯機の脱水機能を少しだけ使用してもOK。高速回転10秒以内に停止し中綿が偏らないようにしてください。
乾燥には時間がかかります。表面は乾いていても中身が乾いていない可能性があるため1週間程度、風通しのよい場所で陰干ししてください。
基本的には、陰干しで平にして干します。無ければ枕干しの様な通気性の良いハンガーでも可能です。台等に置く場合は、何回かひっくり返して水分を飛ばします。
クッションは充填物の密度が高く厚みがあるため、水気を含みやすいです。洗濯機で洗えるものはしっかりと脱水をしましょう。
カバーが付いたままだと本体の奥までは洗えないため、取り外せるならカバーを外して別で洗濯しましょう。同じタイミングで洗えない場合は、難しい場合は下記のように洗濯頻度を分けても良いです。
なかなか洗濯までは出来ない場合は、気づいたときにホコリを落とし、アルコールが含まれた除菌スプレーを吹きかけ表面を清潔にしましょう。そば殻はアルコールスプレーも避けてください。湿気を含んでいたりニオイが気になる場合は天日干しで対応します。
平干し用ネットがあれば、枕やぬいぐるみなど型崩れしやすく、ピンチでは干しにくい製品を簡単に干すことができます。折り畳み可能で、落下防止のガードが付いています。
まくら干しがあれば厚みのある重たい洗濯ものを、通気性を確保した状態で干すことができます。クッションは平干しが基本ですが、難しい場合はまくら干しで代用することも可能です。
網目の細かな大物用の洗濯ネットです。マチはありませんが、60㎝×60㎝の大型サイズなので、45㎝の一般的な厚みのクッションであればちょうど良いサイズ感です。
最近のクッションは従来洗えなかった素材が洗えるようになっているので、製品ごとに洗濯の方法が異なります。見た目ではわからないので洗濯表示を確認してください。
クッションは厚みがあり菌が繁殖しやすい製品なので、こまめに洗い清潔にしましょう。