自炊研究家・山口祐加さんに聞く! ひとり暮らしの上手な自炊のコツ
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目次/ INDEX
「初体験」──ドキドキする言葉ですね。
人は皆、いくつになっても刺激を求め、新しい「初体験」のチャンスを探っています。
私、カインズ水戸店のマネージャー・田部井快にも、その後の人生を大きく変えた初体験があります。その初体験とは「Jリーグ観戦」。あれから18年が経った現在でも、小学生のときに出合ったザスパクサツ群馬のサポーターを続けているし、ザスパ愛が高じてスポンサーを務めるカインズに入社しちゃいました。
Jリーグ観戦が、それなりにハードルの高い「初体験」だということはわかっています。でも、私の人生を変えるほどの快楽を、もっと多くの人に知ってもらいたい。というか、この楽しさを知らないなんてもったいない!
暑苦しい想いと、ちょっとしたサプライズのプレゼントを手に、アナタをJリーグ観戦の“沼”に引きずり込みたいと思います。
「観戦術」をお伝えする前に、私がJリーグ観戦にハマった“あの日”の話を少しだけ……。
私の初めてのJリーグ観戦は、日韓ワールドカップの翌年の2003年。サッカー好きの伯父に連れられて足を運んだ、埼玉スタジアムでの試合でした。
当時はオフサイドもわからない野球大好き少年で、当然ユニフォームもタオルも持っておらず、事前に仕入れていた情報といえば「観に行く浦和レッズは“赤いチーム”」ということくらい。小学生の私は、小学生なりに気を使って、持ち合わせのなかで最大限の赤い服でスタジアムに向かったのを覚えています。
Jリーグ観戦へと導いてくれた伯父との想い出の1枚
正直、試合の内容はあまり記憶にありませんが、とにかく雰囲気が最高で、Jリーグ観戦の魅力に一気に引き込まれました。その後、地元である群馬をホームタウンとするザスパと出合い、人生の半分以上の時間をザスパとともに過ごしてきたというのは、最初にお話ししたとおりです。
前置きはこれくらいにして、「初めてのJリーグ観戦を楽しむ方法」を、時系列に沿ってお伝えしていきます。
試合観戦をするうえで一番大切なもの、それは「観戦チケット」です。
チケットは当日、スタジアムの受付で買うこともできますが、前売券を用意しておくのがおすすめです(安くなる場合があるので本当におすすめです)。チームによって違いますが、コンビニでも買えてその場で発券できるほか、今はスマホでQRコードのチケットを購入することもできます。
続いて「座席の選び方」ですが、判断基準は応援の様式。まずは、ピッチの横から観られるメイン席、バック席(スタジアムによって呼び方が違います)がおすすめです。ボールの行方や選手の動きが見やすく、立ち上がっての応援もないので、ゆっくりと試合を観られます。
遠くから全体を観たいときには上のほうの席、全体よりも選手一人ひとりに注目したいときは下のほうの席を選ぶとよいでしょう。
バック席からのピッチの観え方
スタジアムでの観戦に慣れてきたら、主にゴール裏に設けられているサポーター席にチャレンジしてみるのも、もちろんアリです!
今は応援に制限がかかっていますが、声を出して応援することでストレス発散にもなりますし、サポーター席で応援するようになると、サッカーの見方も変わるかもしれません。
ゴール裏からのピッチの観え方
考え方としては、Jリーグ観戦を「屋外レジャー」と位置付けて準備をするとわかりやすいです。
用意するバッグは、持っていく荷物を入れてもスペースが余るくらい大きめを選ぶのがおすすめ。現地で買ったグッズや、もらえるノベルティなどを入れるスペースを残しておきましょう。
サッカーの応援をするときは絶対にユニフォームを着ないといけないのかというと、全然そんなことはありません。前述のとおり、私も最初の頃は普段着で観戦していました。
まずは、応援するチームのイメージカラーと同系色の服を着ていくと、周りにもすんなり馴染めます。そして、どちらかのチームを応援する友達や家族と一緒に行く場合は、最低限、相手チームのユニフォームカラーは避けたほうが無難です。
ザスパのチームカラーは紺色と黄色
また、屋外で2時間以上レジャーを楽しむと考えて、思っている以上の暑さ寒さ対策を施すことをおすすめします。
応援するチームを選ばなくても十分に楽しむことができますが、応援するチームがあると、Jリーグ観戦の楽しさがもう一段階アップします。
「応援するチームはもちろん、ザスパクサツ群馬で!」と言いたいところですが、選び方は人それぞれ。Jリーグに所属しているチーム数は、都道府県の数より多い56チームもあるので、地元や地元に近いチームを応援するのもいいですし、イケメンの選手がいるチームを応援するのもいいでしょう。
「いかに楽しむか?」を重視するなら、応援が楽しそうなチームを選んで、将来はそこに加わるのを目標にするのもアリ。私自身も、応援が楽しいと好きになってしまうタイプです。
ザスパ以外におすすめするなら、清水エスパルスのサンバのリズムの応援歌は参加したい気持ちになりますし、新潟に住んでいた大学生時代はスタジアムに響き渡るアルビレックス新潟の応援スタイルに惹かれ、何度もスタジアムに足を運びました。