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カメムシが大量発生している理由を大学教授に聞いたら、意外な事実がわかった「セミもカメムシ」

クリエイター

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石川忠

石川忠

東京農業大学 農学部 生物資源開発学科 教授。20歳の頃にカメムシに出会い、その後20年以上に渡りカメムシの研究をしている。著書に「カメムシ博士入門(全国農村教育協会)や、「日本原色カメムシ図鑑第3巻(全国農村教育協会)」などがある。

カメムシが増えると何が問題?

ツヤアオカメムシ

ツヤアオカメムシ

地主アイコン

この3種のカメムシが増えると何が問題なんですか?

石川先生アイコン

自然に増えてしまっているという意味では、僕はまったく問題ないと思うんですけどね。農家さんにとっては大問題です。

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農家でない人にはあまり問題ないですか?

石川先生アイコン

虫嫌いな人はたまらないでしょうが、基本的には、ないですよね。もちろん生態系の中で何かしらが増えすぎるとバランスが崩れるかもしれないですけど、それはもう分からないです。調べようがない。ただこのカメムシたちがたくさん食べることで、農家さんが一番苦労されているんじゃないかなと思います。

地主アイコン

何でも食べるんですか?

石川先生アイコン

たとえばチャバネアオカメムシは30科55種の植物を吸っています。幼虫は28種類の植物なので、半分近くまで少なくなります。いくつもの植物の科に渡って吸う性質を広食性と言って、1つの科や属しか吸わない性質を狭食性と言います。カメムシの種類によってまちまちですが、この3種は基本的には広食性です。その中で、ツヤアオカメムシの幼虫はスギ・ヒノキしか吸わないと言われています。

地主アイコン

スギは日本に多いですからね、大量発生しているのもわかります。海外でもカメムシは大量発生しているんですか?

石川先生アイコン

どうでしょうね? 調査で行ったことのある東南アジアでは、普通にカメムシは大量発生していると思います。向こうの人にも虫の好き嫌いとかはあるかもしれないですが、日本人のような感覚ではないと思います。だから騒ぎになってないのかなと。昆虫を食べますから。

地主アイコン

先生も食べますか?

石川先生アイコン

現地では普通に僕も食べました。美味しいですよ。やっぱり種によって味が違います。ライチとか果樹につくカメムシが市場で売っていて、たぶん農家さんがそのまま採って売っているんだろうと思います。

チャバネアオカメムシ

チャバネアオカメムシ

地主アイコン

今カメムシの大量発生が話題ですが、過去にもカメムシが大量発生したことはあるんですか?

石川先生アイコン

僕はカメムシの研究をやり始めて20年くらいなので、それより前についてはわからないですね。

地主アイコン

この20年間ではなかったですか?

石川先生アイコン

外来種は一気に増えることもありますから、ある意味大量発生ですよね。ただ、普通に歩いていてカメムシがまとわりつくわけでもないですし、これまでに来なかった人家に大量にやってくるわけでもない。カメムシの大量発生は気づかないだけで、時代によっていろいろあったと思います。今回はたまたま人間の目にも触れるようになり、農家さんにとっても大変であるため、大々的に取り上げられているのかなと思います。

地主アイコン

確かに今も、歩くたびにカメムシがぶつかってくるとかないですもんね。

クサギカメムシ

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