更新 ( 公開)
獣医師資格取得後、小動物臨床経験6年。主に犬猫の臨床に携わる。現在は子育てをしながら、愛猫と暮らしている。
散歩やお出かけのときに使う犬用グッズは、脱走などのトラブルを防止するためにも、愛犬に合ったサイズを選ぶことが重要です。そこで今回は、愛犬に最適な首輪・ハーネス・リードを選ぶポイントについてご紹介します。
目次
- 愛犬に最適な首輪を選ぶポイント
- 愛犬に最適なハーネスを選ぶポイント
- 愛犬に最適なリードを選ぶポイント
愛犬に最適な首輪を選ぶポイント
愛犬の目印にしたり、迷子札をつけたりすることができる首輪。首輪を選ぶときは、愛犬の首まわりのサイズに合わせるのが基本です。首輪がゆるすぎると脱走の心配がありますが、きつすぎても首に負担がかかったり、呼吸がしづらくなったりするので注意しましょう。
安全かつ苦しくない最適なサイズは、首輪をつけたときに指が1、2本程度入り、引っ張っても抜けない大きさ。首が太くて首輪が抜けやすい短頭種の場合は、首の太さに合わせてサイズを調整できるベルトタイプがおすすめです。
首輪がゆるくないか、外出前に確認する習慣をつけることも大切ですよ。
愛犬に最適なハーネスを選ぶポイント
犬の胴まわりにつけるハーネスは、犬が嫌がりにくいのが特徴。犬を立たせたときに、体とハーネスの間にすき間ができないくらい密着しているのがジャストサイズといえます。サイズが合っていないと、歩いているうちに抜けてしまうことがあるので、使う前に毎回調整してあげるようにしてください。
なお、イタリアン・グレーハウンドなど細身の犬種の場合は、幅広のハーネスを使うのがおすすめ。体に密着しやすいので、抜けにくくなります。
愛犬に最適なリードを選ぶポイント
リードは、散歩やお出かけのときに、犬と飼い主さんをつなぐ命綱です。犬と歩いたときに、ちょうどよい距離感を保てるリードの長さは、120~180cm程度とされています。長すぎず短すぎず、犬の誘導やしつけがしやすい長さです。
犬の動きに合わせて長さが変わる伸縮タイプのリードは、人への飛びつきや拾い食いなどのトラブルを防ぎにくいため、あまりおすすめしません。人の少ない公園やドッグランなどで使う分には問題ありませんが、それ以外の場所では避けたほうがよいでしょう。
最適なリードの幅は犬の体重によって異なるので、以下を参考にしてみてください。
最適なリードの幅の目安
- 1.5~4kg未満(超小型犬):10~12mm未満
- 4~10kg未満(小型犬):12~15mm未満
- 10~20kg未満(中型犬):15~20mm未満
- 20kg以上(大型犬):20~30mm未満
なお、しつけが十分にできていない犬や、突然強く引っ張るクセのある犬に長すぎるリードを使うと、いざというときにコントロールがきかなくなるおそれや、犬も飼い主さんもケガをしてしまうおそれがあるので注意が必要です。
関連リンク
犬の散歩の心得やマナーを伝授!これを守れば「デキる飼い主」!?
※記事内に掲載されている写真と本文は関係ありません。