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群馬県高崎市の犬服作り教室 Hana Gray《ハナグレイ》講師。ヒラメキとアイデアで愛犬Grayのためのグッズや暮らしを便利にするモノ作りを楽しんでいる。

夏の暑さで日中の散歩が難しくなり、夜に散歩する飼い主さんが増えています。アスファルトの熱や強い日差しは犬にとっても負担が大きく、涼しい時間帯に歩かせる飼い主さんが多いはず。
でも、暗い夜道には「犬が見えにくい」「段差につまずく」「落ちている物を誤って口にしてしまう」など、犬と飼い主の双方に危険が潜んでいます。
私自身も、愛犬が黒に近い毛色をしているので、夜道で車や自転車に気づかれずヒヤッとしたことがありました。地面が暗くて、愛犬が落ちていたゴミを口にしそうになったこともあり、改めて夜道の危険を感じました。
夜の散歩は涼しく快適だけど、犬も飼い主も“見えにくい”というリスクがありますよね。
夜の散歩で感じる“見えにくさ”の危険を減らすために、夜でもしっかり“見える存在”になる工夫が大切です。
そこで今回は、犬にライトや反射材をつけたときの視認性を検証しつつ、飼い主自身も安心して歩けるDIYライトを紹介します。
目次
- 【DIY入門】愛犬の夜散歩を安全に! 「自作のライトホルダー」の作り方ガイド動画
- STEP1:犬の視認性を検証! ライトはどれだけ有効?
- STEP2:飼い主も見える存在に! DIYライトホルダーで解決
- STEP3:犬と飼い主、ダブルで光らせたら夜散歩がより安心に!
- まとめ:ちょっとした“光”で、夜の散歩はもっと安全に
【DIY入門】愛犬の夜散歩を安全に! 「自作のライトホルダー」の作り方ガイド動画
STEP1:犬の視認性を検証! ライトはどれだけ有効?
そもそも夜道で犬って、どのくらい見えないものなんでしょう? また最近よく見かける光る首輪や反射素材をつけると、どのくらい見えるようになっているのでしょう?
実際に、犬に何もつけていない状態と、ライトや反射素材をつけた状態で、見え方を比べてみました!
まずは、何もつけずに暗い屋外にいるときの様子です。暗い毛色の愛犬は、どこにいるのかまったくわかりません!

家の中でさえ、灰色のソファーの上で寝ている愛犬に気が付かず、探しまわることがあるくらいです。(笑)
暗闇の中ではほとんど見えず、これでは安心して散歩できませんね。

次は、白い服を着せた場合です。ぼんやりと何かいるなぐらいには認識できる気がします。
反射テープ反射素材のリードを使うと、通常はぼんやり見える白い服と同じですが、光があたると反射素材テープが光るのでよく見えます。
最近よく見かけるピカピカ光る首輪も付けてみました。これなら犬がどこにいるのか一目でよくわかりますね!

ライトの色によっても多少見え方に差があるように思います。赤や青のライトより白いライトの方がはっきりと見えました。
けれども見えるのは犬の首まわりだけなので、犬の鼻先や飼い主の足元まではよく見えません。
STEP2:飼い主も見える存在に! DIYライトホルダーで解決
光る首輪や反射材をつければ、犬の位置が認識されやすいことはわかりました。
でも、それだけでは足りません。犬の鼻先や飼い主自身の足元は、まだ暗いままです。
そこで今回は、両手をふさがずに足元を照らせる“お散歩ライトホルダー”をDIYしてみました!
材料
- アームバンド(セーフティーアームバンド)
- ペンライト(LEDズームペンライト)
材料は2つだけ。作り方もとっても簡単です!

市販のアームバンドにペンライトを差し込むだけです。
今回はアームバンドも反射材入りのものを選んでみました。

アームバンドの長さも調節できるので、お好みの位置に取り付ければ完成です。
STEP3:犬と飼い主、ダブルで光らせたら夜散歩がより安心に!
実際に、自作したライトホルダーをつけて散歩してみました。
首輪ライトだけの場合は、犬の首まわりしか明るくなっていませんでしたが、首輪ライト+お散歩ライトを付けた場合は、足元や周囲も広く照らされるので、犬が何のニオイを嗅いでいるかもよく見えました。障害物や危険物なども見逃しにくくなります。

犬だけでなく飼い主も“光る存在”になると、安心感が段違いです。
また、すれ違う自転車やジョギングの人も、遠くから気づいて避けてくれるようになり、犬と飼い主の両方が光ることで、安全性と快適さが一気にアップしたのを実感しました。
まとめ:ちょっとした“光”で、夜の散歩はもっと安全に
毎日散歩をしていると、毒やトゲのある虫や植物があったり、道がひどく汚れていたり、ガラスが落ちていたりすることもあります。
腕にライトが付けられたことにより、散歩中に愛犬がどこかに鼻先を突っ込んでも、危険がないかよく確認できます。手も空いているので、何かあったときに愛犬を退避させたりと、危険を回避しやすくなりました。
そして、白い服を着せて反射材や光る首輪、さらにライトも併用すれば、犬と飼い主、両方の安全に配慮したお散歩ができます。
今回紹介した「お散歩ライトホルダー」も簡単に作れるので、活用してみてはいかがでしょうか。ちょっとした工夫で、夜散歩はぐっと安全になります。愛犬と一緒に、ぜひ試してみてください!