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こんにちは、カインズ除草剤バイヤーの横山です。
ドクダミは強力な根っこ(地下茎)を持ち、1年だけで枯れずに、数年に渡って毎年生えてくる多年草です。冬の間は地上部は枯れてしまいますが、地下茎は生きており、栄養を蓄えて冬を越します。
ドクダミはこの地下茎が強力で、太い根っこを広く張り巡らせる特徴があります。深さ30cm程度まで根が張っており、どこからか新たな芽を生やして、20~50cmほどの草丈のドクダミを地上に生やします。
ドクダミの地上部を手で抜いても、この強力な地下茎まですべて取り去ることは困難です。そのため、抜いても抜いても新しく生えてくるといった現象が起こります。
今回は、ドクダミの除草方法やおすすめの除草剤を解説いたします。
横山 瞬
カインズ株式会社 PROSBU・PROファーム部 園芸用品・農業肥料BuyingMgr。園芸資材の商品開発に5年関わり、現在はサスティナブルな園芸用品開発を基軸に、除草剤をより身近に、簡単にをモットーに開発を継続中。
ドクダミは地下茎が強力なので、これを堀り起こして切断してしまえばいいのではないか…と考える方もいることでしょう。
しかし、ドクダミの地下茎は、切断されると蓄えている栄養分を使って、それぞれから新たな芽を出して再生使用とします。そのため、地下茎を切断する前よりもドクダミの数が増えてしまう現象が起こるのです。
そのため、地下茎を物理的に切断することはやめたほうが無難です。また、5~8月頃は特に成長が盛んなため、草むしりをしてもすぐに新たな芽が出てきて、あまり意味がありません。
防草シートは、太陽の光が植物に届かないように遮断して、雑草が生えないようにするものです。そのため、地下茎が強力なドクダミでも、生えてくるのは難しくなります。
使い方は簡単で、ドクダミの地上部分をすべて抜き取ったあと、生やしたくない場所一面に防草シートを敷くだけです。しかし、隙間が開いているとそこからドクダミが生えてきてしまうため、施工は丁寧に行いましょう。
より手軽なのは、ドクダミに対応した除草剤を使う方法です。除草剤には、今生えている葉を枯らす「液体タイプ」と、新たに生えてこないようにする「顆粒タイプ」があります。それぞれの特徴は以下のとおりです。
液体タイプの除草剤を使うと、今生えているドクダミを枯らすことができます。液体タイプの除草剤は「茎葉処理剤」とよばれる種類で、植物の茎に葉に薬剤が付着し、そこから根まで薬剤が行き渡り、根も含めて枯らします。
液体タイプの除草剤は、数時間から数日で効果が現れますが、ドクダミは強力なため、繰り返し使う必要があるかもしれません。使用量を説明書で確認しつつ、定められた範囲で何度か使いましょう。
顆粒タイプの除草剤は「土壌処理剤」とよばれ、新たに植物が生えてくるのを抑える効果があります。やや湿った地面に顆粒の薬剤を撒くことで、土に処理層を作り、新たにドクダミが生えてくることを防ぎます。
ほとんどの製品で効果が長く続き、3〜9ヶ月ほど効果を維持できます。ただし、伸びた雑草には効果が劣るため、ドクダミが大量に生えている場合はあらかじめむしっておくか、液体タイプの除草剤で枯らしておきましょう。
インターネットを検索すると、熱湯や塩、重曹などを使ってドクダミを処理する方法などが紹介されていることがあります。これらの駆除方法は効果があるのでしょうか?
熱湯を使うと、ドクダミの葉を枯らすことができます。しかし、強力な地下茎まで枯らすことはできないため、また生えてくるでしょう。
重曹を使う場合、ドクダミの茎に傷をつけて重曹を溶かした水溶液を吹きかけて枯らします。塩を使う場合は、土に撒いて土壌の塩分濃度を高めてドクダミを枯らします。どちらもドクダミが枯れることは確かですが、より効果的に枯らすには除草剤をおすすめします。
今生えているドクダミを枯らすなら、液体タイプの除草剤(茎葉処理剤)を使いましょう。茎や葉が乾いていて、散布後3日程度雨が降らないタイミングに散布を行うのがベストです。
散布に適した季節は、ドクダミが成長する前の5月頃です。この時期に枯らしておけば、6~8月にドクダミが生い茂ることがなくなります。
ドクダミは強力なので、一度の散布では枯れない場合があります。その場合は、1度目の散布から10日ほど経ったタイミングでもう一度散布します。このとき、必ず除草剤の説明書を読み、散布回数や散布量が製品の上限を超えていないかをチェックしてください。
新しくドクダミが生えてくるのを抑えたいときは、顆粒タイプの除草剤を使いましょう。ドクダミが生える前に撒いておくことで、新たなドクダミが生えるのを防げます。
なお、粒剤は今生えているドクダミには効果が劣ります。しかし、液体タイプの除草剤を使って枯らしたあとに使うことができるため、併用するのもおすすめです。また、顆粒タイプの除草剤は効果が長い分、土壌に薬剤が残る時間も長いので、後々草花を植える予定がある場合は使用するタイミングを考える必要があります。
ドクダミの除去には、除草剤の成分として使用されることが多い『グリホサート』という成分で作られた、グリホサート単剤での除草剤を使用するのがおすすめです。ドクダミは繁殖力が強いので、何度も散布を繰り返す必要があります
「グリホサート41% 除草剤 500ml」はドクダミにおすすめの除草剤です。非農耕地(道路、公園、運動場、宅地、駐車場、工場敷地)でご利用いただけます。使用方法も簡単で、水で薄めた後、ジョウロまたは噴霧器で散布するだけOKです。
「ネコソギロングシャワーV8C 2L」は、一度散布すると最長で約8ヶ月もの間、効果が続きます(60ml/㎡散布時。土壌や気象条件による差異があります)。草の茎や葉から素早く効き始め、土壌に浸透し、長期間効果を発揮。ササ、ススキ、ドクダミといった雑草も効果的に枯らすことができます。
※売り切れや取り扱い終了の場合はご容赦ください。
※店舗により取り扱いが異なる場合がございます。
※一部商品は、店舗により価格が異なる場合があります。
※効果は使用環境や使用状況により異なります。
塩を撒くと、その土地には半永久的に作物を植えることができなくなってしまいます。環境にもあまりよくないので、残効ある程度ありますが、いつか作物は植えることができる除草剤を使用して対策することをおすすめします