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今回紹介するのは、梅雨時期にもおすすめのデザート、マンゴープリンです! いちごやブルーベリーでも同じ分量で作れるので、ぜひお試しください。
高温多湿の梅雨の時季は、消化器系の症状やアトピーや膿皮症などの皮膚疾患に気を付けなければなりません。体内の水分のバランスが崩れてしまい、嘔吐・下痢・胃腸炎などに繋がることも…。体内の余計な熱を下げ、余分な水分をしっかり排出することを意識しましょう。
目次
- 必要なものは3つだけ!マンゴーを使った愛犬用フルーツプリンの材料
- 簡単3STEP!マンゴーを使った愛犬用フルーツプリンのレシピ
- 【参考】マンゴーを使った愛犬用フルーツプリンの1日当たりの給与目安量
- 愛犬用フルーツプリンで使用したマンゴー・豆乳・ゼラチンの効能
- 【飼い主向け】愛犬とシェア!フルーツプリンの美味しい食べ方
必要なものは3つだけ!マンゴーを使った愛犬用フルーツプリンの材料
<材料>
・冷凍マンゴー(解凍したもの) 50g
・無調整豆乳 10cc
・水 20cc
・粉ゼラチン 2g (かためにしたい場合は3g)
・水(ゼラチン用) 大さじ1
★冷凍マンゴーは必ず原材料がマンゴーのみのものをお選びください。
★もちろん生のマンゴーでも作れます。ドライマンゴーは不可。
★大豆アレルギーがある子は豆乳を水や牛乳等で代用してください。
★ゼラチンは粉寒天でも代用可(分量は商品パッケージの説明を参考になさってください)
簡単3STEP!マンゴーを使った愛犬用フルーツプリンのレシピ
STEP1:材料を混ぜる
事前にゼラチンを耐熱容器に入れ、大さじ1の水でふやかしておきましょう。
STEP2:ゼラチンを混ぜる
ゼラチンをレンジで10秒~20秒温めます。10秒くらいを過ぎると ブクブクと盛り上がってくるので、溢れないようにレンジの中を必ず見張っていてください。加熱が不十分だとしっかり溶けない場合があります。
完全に液状に溶けている事を確認し、混ぜながらゼラチンを加えます。
STEP3:冷蔵庫で冷やす
冷蔵庫で冷やし、固まったら完成です!
おうちの子の好きな果物で、色々楽しんでいただけると嬉しいです♪
【参考】マンゴーを使った愛犬用フルーツプリンの1日当たりの給与目安量
このレシピはごはんではなく“おやつ”ですので、1度に作りやすい量でのレシピになっています。
今回の分量での完成量は約85g、カロリーは約43kcalです。(トッピングのヨーグルトとミントの分は加えていません)推奨する1日当たりのマンゴープリンの給与量の体重別の目安は以下の通りです。
愛犬の体重:給与目安量(避妊去勢済の成犬で、健康なわんちゃんの場合)
体重 | 給与目安量 |
1kg | 10 g |
3kg | 22 g |
5kg | 33 g |
7kg | 42 g |
9kg | 51 g |
11kg | 59 g |
13kg | 67 g |
15kg | 74 g |
マンゴーには果糖が含まれるため、今回の給与目安量は少な目に設定しました。それぞれ、1日のおやつ摂取目安標準量の半分に設定しています。
愛犬用フルーツプリンで使用したマンゴー・豆乳・ゼラチンの効能
★マンゴー(今回は冷凍マンゴーを使用)
マンゴーは、βカロテンや葉酸、ビタミンE、ビタミンCなどの栄養素を含みます。
βカロテンは、抗酸化作用があり、脂質の酸化防止、免疫力アップ、目や皮膚・粘膜を健康に保つなどの働きがあります。
また、葉酸は水溶性のビタミンB9のことで、神経組織の発達や貧血予防の働きがあります。体内の蓄積量がごく少ないため、毎日摂ることが望ましく、ドライフード等では製造過程で分解されてしまう為、添加している栄養素のひとつです。
薬膳的には マンゴーは胃の働きを健やかにし、体の余分な熱を下げてくれる働きがあります。渇いた体を潤すと共に、体内の不要な水分を排出してくれるので、暑い時期に適した果物です。
マンゴーには、アレルギーがある子もいます。初めて与える際にはごく少量から与えて様子を見てください。
糖質の一つである果糖が含まれるため、食べすぎると肥満に繋がることもあります。また、水溶性と不溶性の両方の食物繊維が多く含まれることや体を冷やす性質があることから、食べすぎると下痢を引き起こす場合もあります。食べすぎには注意しましょう。
当然ですが、皮や種は必ず取り除き、実の部分だけを食べさせてください。
★無調整豆乳
調整豆乳は、人が飲みやすくするために砂糖などを足してあります。わんちゃんに使う場合は、必ず『無調整豆乳』を使いましょう。
豆乳は大豆の加工品であり、植物性たんぱく質を含みます。また、イソフラボンやサポニン、ビタミンEなどは抗酸化作用があり、老化防止や降コレステロールを期待できます。
薬膳的には肺を潤し、咳や痰を鎮める働きがあります。また、おしっこの出をよくする働きもあり、豆乳もマンゴーと同様に、体に必要な潤いを与えると共に不要な水分を排出してくれる食材です。
豆乳は大豆アレルギーがある子には与えることはできません。また、大豆たんぱく質は摂りすぎると腸内でガスが溜まる場合があると言われます。今回の分量程度では問題ありませんが、日常的に水分摂取として豆乳のみを飲ませる事はおすすめしません。
★ゼラチン
ゼラチンは動物の骨や皮に多く含まれるコラーゲンから作られたもので、一般的には豚由来のものが多く市販されています。その栄養素は9割近くがコラーゲン由来の動物性たんぱく質です。コラーゲンなので関節などに持病や心配がある子やシニアにはおすすめです。体を温めも冷やしもしない平性の性質を持ちます。
ちなみに、寒天はテングサなどの海藻が原料で、食物繊維が多く、整腸作用や善玉菌を増やす働きがあり、なんといってもほぼ0カロリーです。脂質が気になる子や本格的な夏の時期には寒天を使うとよいですね。
しかし寒天も食物繊維が豊富で非常に体を冷やしますので、摂りすぎると下痢を引き起こす場合があります。アガーも寒天と同じく、海藻や豆類を原料とした植物性の凝固剤です。季節やおうちの子の体質などによって、凝固剤は選びましょう。
【飼い主向け】愛犬とシェア!フルーツプリンの美味しい食べ方
今回は、暑い時期におすすめのフルーツプリンをご紹介しました。
マンゴーだけの甘みで味は薄めですが、ヨーグルトや蜂蜜をトッピングすれば飼い主さんも召し上がれるデザートです(私は薄味派なので、何も足さずに食べちゃいます)。よかったら、飼い主さんもお味見してみてくださいね。
食材の説明のところにも書きましたが、どんな食材でも食べすぎは体調を崩す原因にもなります。適量を守って、わんちゃんとHAPPYなおやつタイムをお過ごしください♪