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ペット食育准指導士・薬膳インストラクター・食育アドバイザー…など。飼い主と愛犬のためのおいしいシェアごはんを提案。料理教室『wanbino』を主宰。
長く続いたおうち時間でまだ体も暑さに慣れていないこともあって、朝夕の比較的涼しい時間帯でもマスクを着けてのお散歩は思った以上に大変ですよね。今日はお散歩後のおやつとしてもおススメの、甘酒(甘麹)の作り方とを使った一品をご紹介します。
わんちゃんもOKな甘麹の原料は、米麹・もち米・水、この3つのみ。炊飯器を使えば簡単に作れますから是非一度試してみてください!
目次
- 愛犬が飲んでも大丈夫! 米麹・もち米・水で作る簡単甘酒(甘麹)レシピ
- 【人・犬共通】夏バテや熱中症のときにおすすめ! 甘酒・甘麹の効果
- 【甘麹アレンジレシピ】『枝豆と甘麹のお汁粉』の作り方
愛犬が飲んでも大丈夫! 米麹・もち米・水で作る簡単甘酒(甘麹)レシピ
材料(作りやすい分量)
・もち米 ・・・1合
・水・・・ 1と 1/2カップと2カップ
甘酒には2種類あります!
→犬に安全な甘酒とは?
甘麹をお湯で伸ばした甘酒には、「酒粕」から作られる甘酒と「米麹」から作られる甘酒があります。市販のものを利用する場合は、必ず米麹のものを使用してくださいね。
<愛犬も食べられる甘酒(甘麹)の作り方>
まず、もち米を洗ったら水1と 1/2カップで一晩浸水させておきます。湿度温度ともに高いこの時期は、冷蔵庫での浸水が◎。それを炊飯器のおかゆモードで炊き上げます。
米麹は、手で優しくこすり合わせるようにしながらしっかりほぐしておきます。
もち米が炊き上がったらボウルに移し、水2カップを加えて混ぜたら温度を確認。 60度以下になっているのを確認したら・・
ほぐしておいた米麹を入れてよく混ぜ合わせ・・保温モードの炊飯器に戻す。
濡らしてしっかり絞った布巾をかけ、60度以上にならないように蓋は少し隙間を開けておきます。
温度管理だけは要注意!
麹菌は45度から60度で効率よく働くため、温度が上がりすぎないよう途中気が付いたら温度計で調べつつ行ってください。
この状態で途中2時間おきにかき混ぜつつ、6~7時間ほどで甘酒状態に。それを鍋に移して煮立たせないよう10分ほど火にかけて水分を飛ばせば出来上がり!
冷蔵庫保存で1週間ほど楽しめます!アルミやステンレス以外の容器で保存してください。
【人・犬共通】夏バテや熱中症のときにおすすめ! 甘酒・甘麹の効果
甘酒のイメージとしては・・冬場にあったかくしていただくものを頭に浮かべがちですが・・その昔、江戸時代は夏バテ防止対策として夏の飲み物として飲まれていたそう。
甘麹には、 即効性の高いエネルギー源のブドウ糖類・疲労回復に効果的なビタミンB群・私たちの体を作ってくれる上で欠かすことができない必須アミノ酸・汗とともに失われるミネラルなどが豊富に含まれ、それらの吸収率も9割以上。これが、いわゆる【飲む美容点滴】などと呼ばれる所以かと。
ビタミンB群は脂質や糖質の代謝に欠かせない栄養素。また麹菌の酵素には生活習慣病の予防・免疫力UPに加え、抗酸化作用があるため・・体のサビつきを抑え老化防止に。
麹酸はメラニン色素の生成を抑える働きや皮膚の古い角質を取り新陳代謝をうながしてくれるため、お肌がきれいに。(これが酒蔵で働く男性の手が美しいと称賛される理由です。)甘麹の食物繊維とオリゴ糖は腸内環境も整えてくれるので便通も改善!
発酵由来のほんのりと自然な甘さの甘酒は、犬も大好き!
我が家では、この時期、お散歩の後の熱中症対策の水分補給などにもこの甘麹を薄めた甘酒を犬たちとシェアしています!麹から作る甘酒は酒の字がついていますが、もちろんノンアルコール。
この甘麹は、シンプルに甘酒としていただいてもOK!そのほかお砂糖の代わりとして料理に使えるので、作り置きをしておくと本当に便利です。
【甘麹アレンジレシピ】『枝豆と甘麹のお汁粉』の作り方
では、今回は先ほど作った甘麹を使って、わんちゃんとおいしくシェアできる簡単おやつ、これからがおいしい旬の枝豆を使って『枝豆と甘麹のお汁粉』を作っていきましょう!
材料
◆ 甘麹 ・・・大さじ5杯
◆ 豆乳 ・・・200㎖
◆ トッピング用のナッツ類・・・適量
作り方は簡単!
トッピング用のナッツ以外の材料をフープロやミキサーなどで細かくなめらかに。豆乳は、200㎖とありますが大体の目安なので、好みのやわらかさに調節してくださいね!
器に流しいれ、トッピングのナッツを飾れば出来上がり。
わんちゃん用も、中身は全く同じです!
今回は、栄養たっぷり旬の枝豆を使ってみましたが、ノーマルに小豆でもOK。
お好きな豆で試してみてください。
それではみんなで、いただきま〜す!
本日も完食なり。。。
暑さ厳しいと言われるこの夏も愛犬とともにシェアごはんでおいしく楽しく健康美で乗り切りましょ。