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ペット食育准指導士・薬膳インストラクター・食育アドバイザー…など。飼い主と愛犬のためのおいしいシェアごはんを提案。料理教室『wanbino』を主宰。
免疫力の低下を感じるときに食べてほしい「腸活メニュー」をご紹介。おうち時間が長くなりがち。運動不足も加わって、便通の乱れを感じている飼い主さんやペットも少なくないのでは? 保存もしやすい食材ですので、作り置きにお役立てください。
目次
- 愛犬と飼い主がシェアできるオススメメニュー『肉味噌』
- 飼い主さんとわんちゃんでシェアOK!肉味噌の作り方
- 【肉味噌アレンジレシピ】手作りを使ったの愛犬も食べられるビビンバ丼
- 愛犬とシェアする肉味噌・ビビンバ丼で使った食材の効果♪
愛犬と飼い主がシェアできるオススメメニュー『肉味噌』
今回は、保存期間が長く手軽に使える乾物を使っていきます。
乾物は・・単なる備蓄食材というわけではなく驚くほどに栄養価もたっぷり。中でも、ミネラルがとっても豊富です。人もペットもストレスが溜まることでミネラルを非常に消費しがち。このミネラルが不足することで体の不調を感じることも。自粛生活が続き、心身ともに疲れも出てくる今、意識して摂るように心がけましょう!
ご飯とともに単品でいただくもよし!時間があるときに作り置きしておくと色んなメニューにも使えて便利です。
飼い主さんとわんちゃんでシェアOK!肉味噌の作り方
<材料>
・牛肉、豚肉
・すりおろしニンニク(※分量要注意。文末の注釈を参照してください。)
・グレープシードオイル
(以下は、飼い主用調味料)
・味噌
・お酒
・はちみつ
・醤油
<まずは下ごしらえ>
ワンポイントアドバイス
お肉は使う分だけ、フードプロセッサーに入れるか、もしくは、包丁で細かく切って叩くのみでOK。これは、牛と豚の割合を好きに調節できるだけでなく、使う肉の部位や脂身の量なども自分の好みで加減できるので、(体重管理が難しい小型犬など)愛犬ならずともダイエット中の飼い主さんにも是非ともおススメです!
<炒めていきます>
<ここで一度、わんちゃんの分は取り分けます!>
肉の色が変わって赤みがなくなったら、味付け前に犬用に取り分けておきます。
<オーナーさん用に味付けして完成!>
残りに人用の調味料を合わせておいたものを入れて汁気がなくなるまで炒めて出来上がり!お肉や切り干し大根の一袋の量によっても違うことや、犬種によって途中取り分けをする量も全く変わってくるでしょうから、調味料はわかりやすく分量を割合で
↓
ハチミツ1に対して、味噌2酒2、醤油(香り付け程度に)少々
今回はより便通にアプローチするために、お味噌は麦味噌を使ってみました!
この肉味噌は、単品で熱々ご飯とともにいただいても十分満足ですが・・せっかくなのでアレンジレシピをご紹介!!
【肉味噌アレンジレシピ】手作りを使ったの愛犬も食べられるビビンバ丼
犬に取り分ける際には、味付け前に取り出し、すりごまとほんの少しのごま油とで和えておきます。
オーナーさん用は、かいわれ菜と水で戻したワカメのナムルも添えて。
かいわれ菜は辛みがあるので、ごま油・藻塩・すりゴマで和えて人用のみにしちゃいました)
お好みでコチュジャンも添えて、出来上がり!
愛犬とシェアする肉味噌・ビビンバ丼で使った食材の効果♪
ニンジンや小松菜の持つβカロテンは免疫力UPに良いとされ、脂溶性ビタミンのため、油と一緒に摂ることによって効率よく吸収されます。また小松菜の持つカリウムは体内の余計な塩分を排出してくれるのでむくみにも効果的。
肉味噌の切干大根や玄米、野菜に含まれる便秘に良いとされる食物繊維は、有益菌を増やし腸内環境を整えたり、腸を刺激し腸内の有害物質の排出に役立ちます。おうち時間が長くなると・・心身ともに疲れることもあろうかと。腸と脳はお互い影響を与えやすい切っても切れない関係ということで腸内環境を整えることで体はもちろん!メンタルも健康に。
調理中、ワクワクしながらこちらを見つめるあの表情や、おいしそうに食べる愛犬の姿は、飼い主にとっては最高の宝物。食べるという行為は、人はもちろん!生きるもの全てを幸せにしてくれますものね。おいしいだけじゃなく健康と幸せもシェアで参りましょ。
※ニンニクについて
ニンニクは大量に摂取することによって、わんちゃんが貧血になる危険が高いとされているため、体調の悪い子には与えるのは推奨できません。ニンニクサプリメントなどのエキスを濃縮したものは、内容量が分からない場合は危険性が高いので食べさせないようにしましょう。
参考文献:Kovalkovičová, N., Sutiaková, I., Pistl, J., & Sutiak, V. (2009). Some food toxic for pets. Interdisciplinary toxicology, 2(3), 169–176. https://doi.org/10.2478/v10102-009-0012-4