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12年間、水陸空のさまざまな動物の飼育・繁殖・医療・訓練・ショーの演出やMCなど幅広く活動。2018年9月日本代表としてディスクドッグ世界大会出場。
動画を見ながらおうちでディスクを練習しよう!
前回のSTEP 2の記事では、ディスクドッグの練習の基礎を、おもちゃを使って練習しました。今回の記事では、いよいよディスクを使ってチャレンジ!今回も、ドッグトレーナーの堀江先生が教えてくれます。前回の振り返りは、STEP 2の記事をご覧ください!
目次
- 【おさらい】いよいよディスクにチャレンジ!
- 【持ち帰る】ローラー&レトリーブをしてみよう!
- 【空中で掴む】テイクキャッチで、感覚を身につけよう!
- 【投げて掴む】トスキャッチをマスターしよう!
- 【投げ方】飼い主さんも上手なディスクの投げ方を習得しよう!
- 【さいごに】いよいよ集大成!ディスタンスへ
【おさらい】いよいよディスクにチャレンジ!
ディスクの基本の動きをおさらいしよう!
STEP 2では、ディスクドッグの基本的な動きを、おもちゃをつかって一通り練習しました。一連の流れを掴むことができたら、いよいよおもちゃをディスクに変えて、挑戦してみましょう!
まずは、前回の手順をおさらい。
1.ディスクを追わせて興味を引き出させる
2.そのままディスクを追わせる
3.咥えさせる
4.引っ張りっこへ
5.適度に左右に振り、しっかりと咥えさせる
6.最後は引っ張りっこに負けてあげる
愛犬がディスクに興味を示さないときは?
もしも、愛犬がなかなかディスクに興味を示さない場合、いままで遊んでいたロープのおもちゃの先にディスクを取り付けて実践してみてください。また、最初は布タイプやラバータイプの柔らかくて噛み心地が良いものを使用することがポイント!固いと嫌がってしまう可能性があるので、愛犬の様子を見て判断しましょう。
【持ち帰る】ローラー&レトリーブをしてみよう!
ローラー(ディスクを転がして追わせて持って帰る)レッスン!
まずは短い距離でディスクを転がし、レトリーブ(回収し、持ち帰る)をさせます。
わんちゃんがレトリーブできた場合
愛犬がすぐにレトリーブ出来たら、引っ張りっこのご褒美を!この時、おやつを与えるのではなく、飼い主さんとの引っ張りっこ自体がご褒美になっていることがベストです。
わんちゃんがレトリーブできなかった場合
愛犬がまだレトリーブできないからといって、焦らなくて大丈夫。いきなりこちらまで来ることを求めずに、ちょっとでもこちらに持ってこれたら、飼い主さんが迎えにいきましょう!そして、引っ張りっこをします。こちらに持ってきたら楽しい引っ張りっこが待っていることを理解させると、レトリーブが上手になっていきますよ。
また、ローラーしたら、自分も動いて前へ。愛犬がディスクをくわえたら、一緒にスタートラインに走って戻るように誘導してあげると、持ってくる確率が上がります!犬の“逃げるものを追う習性”を活かして練習しましょう。
練習ポイント
★ディスクを転がして咥えられたら手を叩く、名前を呼んで迎えに行く(コマンド、おいで!Come!)
★迎えに行きながら逃げる
★もっと遊びたい。もっと遊んで。という欲求を引き出すイメージで取り組もう!
★ご褒美は引っ張りっこ!
【空中で掴む】テイクキャッチで、感覚を身につけよう!
空中でディスクを掴むレッスン!ここが重要
ローラーで少し長い距離のレトリーブができるようになってきたら、次の段階に進みましょう。次は、いよいよディスクを空中で捉える練習です。
とはいっても、いきなりポーンと投げるのは禁物。まずはわんちゃんにも、空中でキャッチするイメージを覚えてもらいましょう。
手に持った状態で、追わせながら空中でテイクキャッチさせる練習です。一連の流れのあと、走りながら手に持ったままのディスクを空中に浮かせて、それを愛犬にキャッチさせます。出来たら、ひっぱりっこ、もしくはローラーでご褒美を!
練習ポイント
★自分も一緒に走りながら教えよう
★ステイ・ダッシュのメリハリをつけよう
★ミスの少ないテイクキャッチで、わんちゃんに自信をつけよう!
【投げて掴む】トスキャッチをマスターしよう!
あともう一息!ディスクドッグは目の前です
テイクキャッチ(空中で手に持っているディスクを掴むこと)ができたら、次はトスキャッチ。少し追わせた流れの延長ラインに軽くトス(軽く近くに投げる)をして、空中キャッチの感覚を覚えさせます。
愛犬の意欲がないかもと感じたら?
もしも、愛犬がなかなか意欲を持ってくれない場合は、飼い主さん自身が走って、わんちゃんに追いかけてもらいましょう。その先でトスをするようにすると、成功率がぐっとあがります。
愛犬が意欲的な場合
愛犬の意欲が旺盛で、遊びたい気持ちでいっぱいの場合は、ステイの状態からディスクを投げて追わせてみましょう!
練習ポイント
★走っている延長線上にトスをしよう
★慣れてきたら少しずつ距離を伸ばそう
【投げ方】飼い主さんも上手なディスクの投げ方を習得しよう!
飼い主さんも負けずに練習しよう!(笑)
いくら愛犬が頑張っても、飼い主さんがあらぬ方向へディスクを投げていたら、練習が難航してしまいますよね・・。私たち飼い主も、わんちゃんに負けじと練習あるのみです!
上手にディスクを投げるためには、指の腹を全部つけてスピンをかけながら上に押し上げることをイメージしてみましょう。こうすることで、ディスクが安定して上に浮きます。
▼練習動画をチェック!
【さいごに】いよいよ集大成!ディスタンスへ
これでうちの子もディスクドッグに!
トスキャッチができるようになってきたら、少しずつ前にスローして、距離を伸ばしていきます。これが伸びていくと、やがてディスタンスの流れになっていきますよ♪
この時、必ずキャッチがしやすいところ(走って行く延長戦上)に投げることを意識してあげましょう。繰り返しになりますが、成功体験の積み重ねが、愛犬の自信へとつながり、なによりの近道です!
これができたら、ついに、うちの子もディスクができると胸を張って言えますね!
練習ポイント
★キャッチしやすいところに投げよう
★うまくいったら引っ張りっこでご褒美をあげよう
▼最後に、この記事の全ての流れを動画でチェックしましょう!
トレーニングする時間は犬それぞれです。飽きるまでやり過ぎないこと。まだやりたい!という気持ちのときにやめてあげることが大切です。