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獣医師資格取得後、小動物臨床経験6年。主に犬猫の臨床に携わる。現在は子育てをしながら、愛猫と暮らしている。
犬を飼うことが決まったら、必要なグッズの準備はもちろん、お世話や万が一のことについて家族で話し合い、事前に役割分担などを決めておくことが大切です。そこで今回は、犬を迎え入れる前に決めておきたいことなどについてご紹介します。
目次
- 犬を飼う前に決めておくこと:お世話について
- 犬を飼う前に決めておくこと:介護や病気について
- 飼い主さんに万が一のことがあった場合に備え、準備しておくことも大切
犬を飼う前に決めておくこと:お世話について
犬を飼うとさまざまなお世話が必要になるため、飼い主さんの生活はがらりと変わります。犬との生活をしっかりとイメージしておくためにも、犬を飼う前にどんなお世話が必要で、誰がやるのかを決めておくといいでしょう。
お手入れは誰がする?
犬に必要なお手入れとしては、ブラッシングやシャンプー、歯磨き、爪切りなどが挙げられます。これらは犬をケガや病気から守るためにも欠かせないものですので、誰がやるかなどをしっかりと決めておきましょう。
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食事は誰が与える?
食事の与え方や量、回数などは成長に伴い変わっていきます。家族みんなで認識をし、食事を二重にあげてしまうなどということがないように、きちんと役割を決めましょう。
散歩は誰が行く?
犬にとって散歩は、いい運動になるだけではなく、さまざまな刺激を受けることができる楽しい時間です。悪天候の日などを除いてできるだけ毎日連れて行ってあげましょう。散歩の基本的な役割分担はしておく必要がありますが、散歩は飼い主さんとの絆を深める機会でもあるので、ふだんと違う家族も時々散歩に行くといいでしょう。家族みんなで愛犬と楽しく散歩するといいコミュニケーションになりますよ。
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犬を飼う前に決めておくこと:介護や病気について
犬も年を取ると病気にかかりやすくなったり、介護が必要になったりすることがあります。特別なお世話が必要になったときのことも事前に話し合っておくと安心です。
介護が必要になったら?
老犬になると、それまでできていたことができなくなることがあります。手助けが必要になったときにどう暮らしていくのか、少し先のことですが想像して話し合ってみましょう。
病気になったときは?
正しいケアをしていても、病気になってしまうことがあります。通院や自宅での看護はどのように行うのかなどを話し合って、イメージしておきましょう。
飼い主さんに万が一のことがあった場合に備え、準備しておくことも大切
何が起こるかわからない世の中、飼い主さんが事故に遭ったり、病気にかかったりしてしまうケースも考えられなくはありません。そのようなケースで犬を飼えなくなってしまったとき、どうやって新たな飼い主さんを探すのかを考えておくことも、飼い主さんとしての責任です。
あまり考えたくないことではありますが、犬が飼えなくなってしまったとき、託せる人はいるのか、いない場合はどうやって探すのか、事前に考えておきましょう。なお、きちんとしつけをしておくことで新たな飼い主さんが見つかりやすくなるので、しつけの方針について決めておくことも大切です。
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