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犬にとって爪切りは、欠かせないお手入れのひとつといわれていますが、なぜなのでしょうか? 爪切りを怠るとケガのリスクも! 大切な愛犬を守るため、今回は犬の爪切りの必要性や頻度、コツや注意点などについて解説します。
目次
- 犬の爪切りはなぜ必要?頻度は?
- 犬の爪切りのコツとは?
- 犬の爪を切る際の注意点とは?
犬の爪切りはなぜ必要?頻度は?
犬の爪切りの必要性とは?
爪が伸びていると、カーペットや床に引っかかるなどして転倒し、根元から折れて脱臼、骨折などの大けがをする心配があります。また、爪切りを怠ると、狼爪(ろうそう)と呼ばれる、人でいう親指にあたる部分の爪が伸びて巻き爪になり、皮膚に刺さって裂傷になることも。
このようなケガを予防するためにも、犬の爪切りは定期的に行う必要があるのです。
犬の爪切りの頻度は?
個体差はありますが、犬の爪切りは月に1回くらいを目安に行うのがおすすめです。愛犬の爪の長さをこまめにチェックし、伸びていたら切ってあげましょう。
犬の爪切りのコツとは?
血管を切らないように少しずつ切り進める
犬の爪の中には血管が通っていますが、その長さは犬によって異なります。血管を切ってしまうと犬も痛がって爪切りを嫌いになってしまいますので、爪のとがっている部分を少しずつ切り進めるようにしましょう。また、血管まで切ってしまい、患部に細菌が付着すると炎症を起こす危険性があります。血管の見えにくい黒い爪の犬の場合は、特に注意して切るようにしてください。
なお、万が一出血してしまったときに備えて、ティッシュか市販の止血剤を用意しておくと安心です。
安全にスムーズに行うために床に座って2人がかりで切る
台やソファの上などで爪を切ると、犬が暴れて転倒するおそれがあるので、爪切りは床に座った状態で行うようにしてください。可能であれば、2人がかりで行うのがよいでしょう。1人が犬をおさえて、もう1人が爪を切るのがベストです。
犬の爪を切る際の注意点とは?
無理な体勢で切るのはNG
犬の足を高く持ち上げたり、引っ張ったりするなど、犬に負担がかかる体勢で爪を切ると、関節を痛める原因になります。爪を切るときは犬を立たせて、足首部分を後ろに曲げて切るようにしましょう。
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