更新 ( 公開)
ペットごはんコーディネーターの水野さんに教えてもらう愛犬のための手作りごはんシリーズ、「Kitchen in Dogs」第8回目。今日の愛犬シェアレシピは、「パンケーキ」です!在宅ワークの日や休日に、おうちでドッグカフェ気分を味わってみてはいかがですか?
教えてくれるのはこの方!
ペットごはんコーディネーター
水野 雪絵(みずの ゆきえ)さん
薬膳インストラクター・食育アドバイザー・ファームマエストロ・・他。自身も食べることが大好きでおいしく健康にを求めて食に関して日々研究中。ペットと飼い主さんとのおいしいシェアごはんをご紹介していきたいと思っています。
愛犬のための料理教室【wanbino】主宰
https://wanbino.jimdo.com/
おうちでドッグカフェ気分♪
ステイホームのおやつに、犬用パンケーキはいかが?
おうち時間が長くなりそうなこの夏、わんちゃん用のパンケーキはいかがでしょうか?そう、春のStay home期間中には、ホットケーキミックスが品薄状態になっていたというニュースを何度か目にした記憶が・・今回ご紹介するわんちゃん用のパンケーキは自宅にある材料であったり、手軽に手に入る材料で簡単に作ることが可能です。
犬用パンケーキの作り方
生地の材料をチェック
小麦粉 ・・・100g
豆乳 ・・・100cc
卵 ・・・1個
ベーキングパウダー・・・ 小さじ1
これで12センチのパンケーキが3つほど出来上がります。すぐ食べない場合、焼きあがったパンケーキは冷凍保存も可能です。
まずは生地の下ごしらえ
卵白は冷凍するのがカギ。
卵は、卵黄と卵白に分けて卵白はメレンゲに。このとき卵白をあらかじめ冷凍しておくことが一見大変そうに思えるメレンゲを簡単に作るポイントです!理由は後ほどご説明します。
豆乳・小麦粉・ベーキングパウダーを混ぜる
卵黄には、豆乳を投入します。
そこへふるった小麦粉とベーキングパウダーを入れ混ぜ合わせておきます。そして、凍った卵白は冷凍庫から取り出し、常温で5分ほど(冬場はもう少し長く10分ほど)置くと半解凍されてくるので、それを泡だて器でしっかり角が立つまで泡立てます。
さっくり混ぜたら生地が完成♪
さて、卵黄ベースのボウルにメレンゲ状態の卵白を合わせ、泡をつぶさないようにさっくりと切るように混ぜたら、生地はOK。わんちゃん用なので味付けなどもなし!至ってシンプルです。これをあっためておいたフライパンで焼くだけで出来上がり。
ここでポイント!卵白を凍らせたワケとは?
凍らせることで、メレンゲが簡単に!
いざ混ぜるとき電動のハンドミキサーがあれば、超簡単ですが・・さぁ!やるぞ!!と思い立ったときに限ってですね、使いたいものが見つからないなんてこと、ありますよね・・。
そしてそれを長々と探していると、そのうちさっきまで燃えていたやる気が削がれてしまったりね。そう・・まさにこの日の私がそんな感じ!所定の場所にあるはずの電動ミキサーが見つからず・・だったんです(笑)
我が家には娘が2人いるので、物が無くなるなんてことも少なくありません(笑)なので・・急遽、変更!!電動ミキサーを使わずに泡立てることに。でもね、そんなときでも大丈夫!!!卵白を凍らせることで、手動でも短時間でとっても簡単にメレンゲを作ることが可能ですよ。
いざ!というときにメレンゲを作りたいのに電動ミキサーが見つからない!!そんなときは・・是非!お試しくださいませ。
パンケーキを焼きましょう♪
表面に気泡ができたらひっくり返します
生地をフライパンに乗せたら蓋を。時折、様子を見つつ表面に気泡が出てきたらひっくり返す合図です。このパンケーキは2週間ほど冷凍保存もできるので、いくつか作って冷凍しておくと時間がないときなどにも便利です。
仕上げのトッピング♪
フルーツで彩りをプラスしましょう
今回使用したのは、採れたてブルーベリーと水切りヨーグルト。*
これをお肉や目玉焼き、レタスやベビーリーフなどの葉物野菜と盛り付けてごはん風にしてもいいのですが・・今回は・・ちょっぴりスイーツ風に仕上げてみました。
※ヨーグルトは、人工保存料や甘味料を含まないものであることを確認してください。ヨーグルトの扱いについては文末の獣医師のコメントをご参考ください。
トッピング完了♪いい感じに仕上がりました。
愛犬用パンケーキの盛り付け
犬が食べやすいサイズに切ってあげましょう
実際にうちの子たちが食べるときは、こんな感じに。香ばしいパンケーキの香りに・・「もう待ちきれないよ!」そんな心の声が聞こえてきそうです。
料理を終えてひと休憩♪
最近のできごと
実は私の弟がですね、かつて闘病していた際に髪を気にしていたことを思い出し、このことで誰かが笑顔になってくれると嬉しいな♡ そう心から願って止みません。
さて、話はそれましたが、今回はこの辺りで。
みなさまも是非ぜひ、わんちゃんと共におうちカフェで至福のひとときを過ごしてみてはいかがでしょうか。
ヨーグルトについて(獣医師/茂木千恵先生コメント)
使用するヨーグルトが、人工保存料や甘味料を含まないものであることを確認してください。乳糖を多く含むヨーグルトは、乳糖を分解できない体質の場合、その乳糖を餌として増える乳酸菌が活発に繁殖し、ガスが発生す可能性があります。また取りすぎることで下痢および嘔吐が起きやすくなります。犬がこれらの反応のいずれかを示した場合は、必ず獣医師に確認してください。また、他の食品と同様に、脂肪含有量に注意する必要もあります。脂肪を与えすぎると、胃の不調や、致命的な深刻な病気である急性膵炎になってしまう可能性もあります。これらを踏まえると、犬にとっては無味、無脂肪のものを少量ずつ体調を見ながら与えるのが良いでしょう。犬に有毒な人工甘味料であるキシリトールが含まれていないことを常に確認してください。さらにいくつかの製法のヨーグルトは、通常のヨーグルトよりも乳糖の含有率が低いものもあります。犬に合わせたものを取り入れるようにしましょう。
参考出典:https://www.akc.org/expert-advice/nutrition/can-dogs-eat-yogurt/