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「犬は寒さに強いから冬じたくは必要ない」と思い込んでいませんか?実は、生活スタイルや年齢・犬種・体質によって寒さに弱い犬もいるため、それぞれに合った冬じたくが必要なのです。今回は、愛犬が多くの時間を過ごすハウスやサークルまわりの寒さ対策をご紹介します。
目次
- ハウスやサークルを布で覆って防寒度アップ
- ハウスに毛布を入れて底冷え対策をする
- サークルに断熱材を敷いて床からの冷気を防ぐ
- 愛犬に直接毛布やフリースをかけるのはNG!
ハウスやサークルを布で覆って防寒度アップ
愛犬が体を丸める、小刻みに震えるなどのしぐさをしていたら、寒さを感じているサイン。
ハウスやサークルの中で愛犬が寒そうにしていたら、正面や両サイドの半分程度はあけて、天井部分を覆うように布をかけてあげましょう。そうすることで、ハウスやサークル内の暖かい空気が漏れにくくなり、冷気が入り込むのも防げるため、防寒度がアップします。
ただし、寂しがりやの犬の場合は、視界がふさがることに不安を感じる場合も。天井部分だけに布をかけるなど、愛犬が不安を感じない範囲で対策しましょう。
ハウスに毛布を入れて底冷え対策をする
一見暖かそうに見えるハウスでも、実は床が冷たくて寒がっていることも。中にタオルや毛布を敷いて、底冷えを防ぎましょう。
ふだんからタオルを敷いている場合でも、枚数を増やしたり暖かい素材の布に切り替えたりするとより効果的です。寒がりの犬であれば、毛布を2~3枚重ねてもよいでしょう。
愛犬のお気に入りの布を入れると、ハウスの居心地もよくなります。
サークルに断熱材を敷いて床からの冷気を防ぐ
側面を囲っているだけのサークルも、床からくる冷気の影響を受けやすいため、下に断熱材を敷いて対策すると◎。愛犬がかじって誤食しないように、断熱材を布にくるんでから敷きましょう。
暑がりの犬なら断熱材を敷くだけでもOKですが、寒がりの犬であればさらに天井部分に布をかぶせるのがおすすめです。
なお、断熱材は床暖房の暖気も遮断してしまうので、床暖房を使用する場合は断熱材を敷く必要はありません。
愛犬に直接毛布やフリースをかけるのはNG!
寒そうにしているからといって、愛犬の体に直接毛布やフリースをかけてはいけません。突然体を覆われることで愛犬が恐怖を感じるおそれや、暑すぎてしまう可能性があるからです。
毛布やフリースを用意するときは、愛犬が過ごすスペースに大き目の布をふんわりとたたんで置くだけにしましょう。そうすれば、愛犬が好きなときに上に乗ったりくるまったりして、自分のペースで温まることができます。
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