
X(旧Twitter)で熱狂的なファンを持つ、電子契約サービスGMOサイン(@GMO_Sign)公式アカウント。その“中の人”として、馬の被り物をかぶり、ユニークな発信を続けているのが「馬さん」です。
企業公式SNSの担当者として、日々多くの人と言葉を交わす馬さん。しかし仕事を終えて家に帰れば、そこに待っているのは、2歳の愛犬・ぽんちゃんとの穏やかな時間です。
“馬”が、ひとりの飼い主に戻るとき。そこには、派手ではないけれど、確かに毎日の暮らしを豊かにしてくれる、小さな家族との時間がありました。
目次
- 深夜に見つけた一枚の写真。チワックス・ぽんちゃんとの出会い
- 普段はツンデレ。でも、夜になると同じ布団へ
- 「楽しい」をひとつでも増やしたい。迎えた日に決めた3つのこと
- 夏は足元、冬は腕枕。季節とともに変わる、ふたりの眠り方
- 馬の被り物には無反応。でも、テレビの中の飼い主の声には……?
- ベルトを通したら、お留守番の合図。何気ない日常に救われる
- ツンデレな愛犬が教えてくれた、SNSで「伝える」ということ
- 企業公式の“馬”にも、帰る場所と日々の暮らしがある
深夜に見つけた一枚の写真。チワックス・ぽんちゃんとの出会い
馬さんと暮らすのは、カニンヘンダックスフンドとチワワのミックス、いわゆる「チワックス」のぽんちゃん。現在2歳です。
その性格を、馬さんは「一言でいうと、ツンデレで世渡り上手」と表現します。
飼い主である馬さんには、すでに十分愛されていることをわかっているからなのか、必要以上に愛想を振りまくことはありません。ところが散歩中、初対面の人から「かわいい!」と声をかけられると、途端にしっぽを振って駆け寄っていくのだとか。
ある日には、散歩中に知らない家の玄関の中から「かわいい」と声をかけられ、そのまま玄関へ走って入っていってしまったこともあったそうです。
そんなぽんちゃんとの出会いは、ある眠れない夜のことでした。
もともと犬を迎える予定はなかったという馬さん。しかし当時、犬のYouTube動画をよく見ており、その延長で、寝付けない深夜に何気なくWebで子犬を眺めていました。
そこで偶然目に留まったのが、一匹の小さな子犬でした。
「びっくりするくらい、とてもかわいい子がいて。頭から存在が離れなくなってしまったんです」
翌日になってもその存在が忘れられず、馬さんは会社の午後休を取り、その子に会いに行くことにしました。
ぽんちゃんがいたのは、にぎやかな商店街の中にあるペットショップ。観光客も多く訪れる場所だったことから、当時の馬さんは、「もしこの子が海外から来た観光客に気に入られたら、外国で暮らすことになるのかな……?」と、想像したそう。
実際には、犬を海外へ連れて帰るのは簡単なことではありません。それでも、そのときの馬さんにとっては、目の前の小さな命がどこか遠くへ行ってしまうかもしれないという想像が、どうにも気になって仕方がありませんでした。
さらに、出会った時点でぽんちゃんは生後5カ月。「このまま飼い主が見つからなかったら、この子はどうなるんだろう」と考えたことが、迎える決断を後押ししました。
Webで見つけてから、実際に会いに行き、家族にすると決めるまで、わずか12時間。
突然の決断ではありましたが、馬さんは幼い頃から実家で犬と暮らしており、犬がいる生活はごく自然なものでした。
「やっぱり運命だったんだと思います」
深夜に偶然見つけた一枚の写真から、馬さんとぽんちゃんの暮らしは始まりました。
普段はツンデレ。でも、夜になると同じ布団へ
「当たり前ですけど、家族ですよね」
馬さんにとって、ぽんちゃんがどんな存在なのかを尋ねると、そんな答えが返ってきました。
とはいえ、ぽんちゃんは、わかりやすく飼い主への愛情を表現するタイプではありません。
名前を呼んでも反応しないことがあり、膝の上に座るのもあまり好きではない。いわゆる「飼い主さん大好き!」という典型的な行動を見せる子ではないのだそうです。
平日も休日も、ふたりはそれぞれ別々にぐーたらして過ごすことが多いといいます。ぽんちゃんが馬さんのそばへやってきたかと思えば、すぐに自分の寝床へ戻ってしまうこともしばしば。
家の中には、なんと5つもの犬用ベッドが用意されており、ぽんちゃんはその日の気分に合わせて居場所を変えながら、自由気ままに過ごしています。
けれど、そんなツンデレなぽんちゃんにも、馬さんだけが知る甘え方があります。
夜になると同じ布団へやってきて、一緒に眠ること。そして「散歩行く?」と声をかけると、うれしそうに近寄ってくること。
「そういうところに癒やされています。かわいいです」
その一言はとてもシンプルですが、ぽんちゃんへの愛情がまっすぐに伝わってきます。














