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美尻トレーニングを自宅で簡単に。アルインコのスクワットバンドが選ばれる理由

メーカー

山下ほのか

山下ほのか

アルインコ株式会社フィットネス事業部業務部商品2課。2019年、アルインコ株式会社に入社し、家庭用フィットネス用品・マッサージ機器の商品開発・広報を担当。

自宅をジムにしたいというニーズの高まり

スクワットバンド商品画像

カラフルでサイズも選べるスクワットバンド

「ステイホーム」という号令で家にいる時間、家の重要性が増し、これまでになかった機能を家に備える必要性に私たちは迫られている。自由に外出できなかったなか、自宅でのトレーニング“宅トレ”の需要も急拡大。最近、家にフィットネスジムの機能を持たせようとする人たちも増加している。

そんな人たちに支持されている宅トレアイテムを数多くリリースしているのが、大阪市中央区にあるアルインコ株式会社だ。同社フィットネス事業部業務部商品2課の山下ほのかさんに話を聞いた。ここ数年は美尻トレーニングが流行しているという。

「コロナ禍の前から、引き締まった美しい下半身を手に入れたいと美尻トレーニングに注目が集まっていました。そこで開発したのがスクワットバンドです。ソフト、ミディアム、ハードと負荷が3種類あり、レベルに合わせて選ぶことができます。2019年7月にリリースし、5万個販売しています」

両腿に着けてトレーニングするだけで効果的な運動をサポートするこのアイテム、試作品を開発した後は女性社員10人にひたすら試用してもらったそうだ。

女性社員10人が試作品を使ってデータ収集

スクワットバンド使用イメージ

女性を中心に支持を集めている

フィットネス事業部の山下さんはこう振り返る。

「注目が集まっているにもかかわらず、簡単に美尻トレーニングができる商品が世の中にないということで商品化を進めました。でも、負荷のレベルはあまりにも個人差が大きいですよね。そこで、女性社員およそ10名に3種類の試作品を渡して使ってもらい、たくさんのデータを取りました」

事前にソフト、ミディアム、ハードという3段階で展開することを決定。あとは強度を実際の使用感に対する意見で詰めていった。また、色合いやデザインもこだわったポイントだという。

「こういうバンドは無地で地味なことが多いので、あえて柄付きでインパクトのあるデザインにしています。利用者の方から“柄がかわいくて愛用している”という声を頂戴することもありますね。現在、30代から50代くらいの方に主にご支持いただいています。男女比で言うと、3:7で女性の方が少し多いですが、男性からもたくさんご愛顧いただいています」

女性はヒップアップ効果、男性はスクワット時の負荷アップを期待して購入するケースが多いという。アルインコではこのほかに、10種類以上の運動が1台でできる本格的なマルチマシンも最近開発している。

仮設足場のサービスで培った安心安全への高い意識

マルチワークアウトジム商品画像

マルチワークアウトジムで自宅がジムに

「コロナ禍もあって行きたくてもなかなかジムに行けない方のため、自宅で10種類以上の運動が可能なマルチワークアウトジムというアイテムを今年発売しました。家にいながら色々なトレーニングで全身を本格的に鍛えたい方におすすめです」

ジムでよく使用されている器具は重りで負荷をかけるタイプがほとんど。だが、家だと小さな子どもやペットの予期せぬ動きで指つまりなど怪我をしてしまう恐れがある。そこで、油圧負荷にすることで飛躍的に安全性を高めた。そこには、アルインコ社が長年培ったとある強みが活かされているという。

「実はもともと、仮設機材の開発や製造、仮設足場のサービスを展開している会社です。一歩間違えれば命を落とすことにも直結する商品を長年扱っているため、社内全体に安全に対する高い意識があります。家庭用の商品ということは、そばに指導してくれる人がいないということ。子どもやペット、高齢者などの動きを想定し何よりも安全であることにこだわっています」

安全のことを考えて採用した油圧式だが、静音性が高いのも自宅で使用する際に嬉しいポイントと言えそうだ。

ハードトレーニングができる筋トレ機器も

アルインコ会社外観

アルインコ社があるのは大阪市中央区

山下さんはマルチワークアウトジムの開発の背景についてこうも語る。

「負荷のかけ方については、ラバーを採用したらいいのでは? という案もあったんです。でも、ラバーだと経年劣化で切れてしまうこともあるかもしれません。その際に大きな事故につながる可能性もあることから、重りにも感覚的に近い油圧式を選びました」

ウエイト式の様なガチャガチャ音がしないことから、都市部のマンション住まいの購入者も多いそうだ。リモートワークと同様、たとえコロナ禍が収束しても、宅トレは一時のブームではなくこれからずっと定着していくとみられる。そんななか、アルインコではさらなる商品展開もしている。

「マルチワークアウトジムをはじめとした、セメントダンベルセット、トレーニングベンチ200といった、ハードトレーニングができる筋トレ機器もご用意しています。どんなアイテムを開発する際にも安全性が一番大事だと考えていますし、そこが弊社の強みだと思いますね」

安心安全への思いは強く、品質管理に徹底的に力を入れており、専門家を交えた品質管理課まであるという。

ITを駆使した新たなフィットネスコンテンツを

アルインコショールーム

大阪事務所にあるショールーム

「アルインコは事業部内に商品課があり、その商品課を中心に商品開発を進めています。お客様の声やトレンド、日々の悩み、店舗視察などで情報を仕入れ、こんな商品があったらいいのでは?というところから商品を考案します。同時に品質管理課で耐久試験などの各種試験を行って、安全性を担保することに注力していますね」

最後にアルインコの展望について聞いた。新たなフィットネスコンテンツの提供が課題のようだ。

「近年IT化が進んでおり、フィットネス器具だけでなく、新たなフィットネスコンテンツをプラスアルファで提供できるようにしていきたいと考えています。例えば、ITを活用したアプリなどで世界の人と繋がったり、家にいながら外で運動しているような体験ができたり。今後、さらに自由な発想が求められますね」

山下さん個人としての目標は、顧客の幅をもっと広げることだという。

「健康器具ということもあって今は比較的年配の方からの支持が多いのですが、今後は若い世代にも広げていきたいと願っています。若いうちから予防していくアイテムなど、こちらも自由に様々なアイテムが開発できたらと思います」

ご紹介した商品は一部店舗ではお取り扱いがない場合がございます。また価格は変更される可能性があります。

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