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千葉県生まれ。愛犬は柴犬のチャコとゴマ。息子の小学2年生時の夏休みの自由研究がSNSで反響を呼び、絵本化。『ぼくのいぬはどうしてこんなにかわいいのか』が発売。
小学2年生の自由研究が絵本になった、16歳の愛犬・チャコちゃんとしゅん君家族の暮らしとは?
目次
- 大好きな愛犬・チャコを自由研究の対象にした小学生のしゅん君
- 愛犬への真っ直ぐな想いに感動! SNSで大反響を呼んだ自由研究
- 親→兄弟→おばあちゃん…いろんな立場で息子を見守ってくれた愛犬
- 9年間ずっと一緒にいるふたりだからわかる、愛犬の気持ち
- 息子が優しい子に育ったのは、100%愛犬・チャコのおかげ
- 愛犬との些細な日常が、幸せや気づきを与えられていた
大好きな愛犬・チャコを自由研究の対象にした小学生のしゅん君
SNSで世界中の人とリアルタイムに繋がり、情報を共有できる時代。何気なく呟いた一言が大きな反響を呼び、思いがけない経験をする人も少なくありません。
千葉県に住む小学3年生の男の子・しゅん君もその一人。
今から1年前の2022年の夏休み、小学校2年生だったしゅん君が愛犬チャコちゃんについて調べた自由研究を、しゅん君のお父さんがSNSで紹介したところ、約12万もの「いいね!」が寄せられ、テレビや新聞でも取り上げられるなど大きな注目を集めました。
息子の自由研究です🐶
— ちゃーくん (@AkAVceDyN4QgGH7) August 25, 2022
汚い字ですが😅読んでみて下さい。#柴犬 #老犬 #シニア犬 #柴犬のいる暮らし #柴犬のいる生活 #柴犬のいる幸せ #犬のいる暮らし #犬のいる生活 #犬のいる幸せ pic.twitter.com/8XnCKG3vz6
(何気なく投稿した、息子の自由研究に大反響)
そして、ついに今年7月にはしゅん君の自由研究は絵本となって出版され、再び多くの人に感動を与えています。
小学2年生の男の子が鉛筆で書いたシンプルな自由研究が、なぜこんなにも多くの人の心を掴んでいるのでしょうか? 今も仲良く暮らすしゅん君とチャコちゃんについて、しゅん君のお父さんにお話を伺いました。
愛犬への真っ直ぐな想いに感動! SNSで大反響を呼んだ自由研究
「息子の自由研究です。汚い字ですが、読んでみてください」
2022年8月25日、しゅん君のお父さんは、こんなシンプルなコメントとともに、しゅん君が仕上げたばかりの夏休みの自由研究を撮影した写真4枚を投稿しました。
1枚目の写真には、しゅん君がチャコちゃんを自由研究のテーマにした「どうき」や「もくてき」、「しらべかた」を書いたページ、2枚目には「けっか」、3枚目には「こうさつ」がまとめられており、4枚目には「かんそう」として、次の文章が綴られていました。
これからもっとおばあちゃんになるから ぼくがチャコのめんどうをみて、ながいきさせる。
「このSNSのアカウントは、もともと愛犬と息子の様子を投稿するために開設したものです。この日の投稿も、普段からチャコや息子の写真を楽しみしてくれるフォロワーさんへの近況報告のつもりで、深く考えずに投稿しました。しゅんがチャコをテーマに自分なりに調べて、その結果、『これからもっとおばあちゃんになるから ぼくがチャコのめんどうをみて、ながいきさせる』って書いていたのが何だか嬉しくて、フォロワーさんたちにも見てほしかったんですよね」
しかし、この投稿は予想だにしない大反響を呼び、お父さんのスマートフォンはSNSの通知が鳴りやまない状態が続きました。自由研究の投稿だけでなく、過去に投稿したチャコちゃんしゅん君の写真にも、たくさんの「いいね!」や「コメント」が寄せられました。
投稿前は200人足らずだったフォロワーも一気に5000人くらいに増えたそうです。
「ちょっと怖くなってしまうほどの大反響で、ただただ驚きましたね。自由研究も普段投稿している写真も、すべて我が家の日常なんです。こんなに何でもない日常の風景が、なぜこんなに反響を呼んだのか、正直わかりませんでした」