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SNSで人気の、愛犬・シエル(ゴールデンドゥードル)×おじいちゃん、94歳差ほっこりコンビの投稿主。2023年8月より、愛犬同伴可能な食堂をオープン予定。
SNSで癒されると大人気。“シエルくんとおじいちゃん”94歳差のほっこりな暮らしとは?
目次
- 96歳のおじいちゃん×ゴールデンドゥードルのシエルくんの凸凹コンビ
- 20年ともに過ごした愛犬との別れ、ゴールデンドゥードルの子犬との出会い
- 体の大きな愛犬と暮らしやすい環境を作るために“トレーニング”
- 「まるで夫婦?」おじいちゃんとひ孫犬の相思相愛な関係
- マイノリティな大型犬との暮らし。マナーを守り周りへの配慮を
- 愛犬の生き別れの兄弟から連絡。SNSが繋いだ奇跡の交流
96歳のおじいちゃん×ゴールデンドゥードルのシエルくんの凸凹コンビ
ゴールデンドゥードルのシエルくんとおじいちゃんは、いつも一緒。
94歳差のコンビのふたりの仲良しな様子を綴るインスタグラムは、現在フォロワー16万人。穏やかで幸せな日常がほっこりやさしい気持ちにさせてくれると、大人気のアカウントなんです。
インスタを投稿しているのは、シエルくんの飼い主さんで、おじいちゃんのお孫さんにあたる椎津さん。記録としてシエルくんとの暮らしをアップしていたところ、あっという間にフォロワーが増えていきました。
おじいちゃんの体調不良をきっかけに、椎津さんとご主人、娘さんの3人家族と一緒に住むようになりました。同時に、シエルくんとの新しい暮らしも始まった椎津さんご一家。
小型犬と大型犬の違いとは? おじいちゃんと大型犬の相性は? 初めて大型犬と暮らす椎津さんにお話を伺いました。
20年ともに過ごした愛犬との別れ、ゴールデンドゥードルの子犬との出会い
子どものころから動物が大好きだった椎津さんには、20年間寄り添ってくれた愛犬がいました。ミニチュアダックスフンドのライムくんです。最愛のライムちゃんが2020年に旅立ち、その喪失感からしばらくは「再び犬を飼う」という気持ちにはなれなれませんでした。
もしいつかまた犬を家族に迎えるときは、ライムと比べたりしないように大型犬を飼おうと決めていました。そんな椎津さんとシエルくんの出会いは、約2年前の2021年。
「ペットの小鳥のエサを買うためにペットショップへ行っては、よく子犬を眺めていました。でも、ライムよりかわいいと思える子にはなかなか出会えなくて……」
ある日、いつものように家族でペットショップへ行くとジッとこちらを見つめる視線を感じました。
まわりの子よりもひときわ大きな体をして、ちょこんとお利口に座っている子犬と目が合った瞬間、椎津さんは「この子だ!」と思ったそうです。
生後3ヶ月のゴールデンドゥードル。それは一目惚れのような出会いでした。
しかし、一時の感情で犬を育てることはできません。家に帰って家族と話し合いをしたうえで、犬を迎え入れる準備に取り掛かりました。
「今まで小型犬しか育てた経験がなかったので、大型犬の飼い方や育てるための注意点などをたくさん調べました。また、ペットOKのマンションには住んでいるものの、周りに大型犬を飼っている方がいなかったため、大家さんに許可をいただきに行きました」
お迎えに行くまでに、もしほかの人のところへ行ってしまったら「運命じゃなかったのだ」とあきらめよう……。願うような気持ちで向かうと、あのふわふわの子が待っていてくれました。