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ペット用ミルクをはじめとする、ドギーマンハヤシの商品開発業務に29年以上従事する。日々、新たな法律や栄養基準、表示ルール等、情報のアップデートにも追われている。
ドギーマンハヤシ株式会社が“ペット用牛乳”を開発した背景、犬想いなこだわりとは?
※「業界で唯一、生乳を使用」について
日本国内のペットフード業界において(2024年4月時点、ドギーマンハヤシ調べ)
目次
- 犬の栄養補給と水分補給、健康維持をサポートする“ペット用牛乳”
- 犬が、牛乳を飲んでお腹を下すのは「乳糖」が原因
- 業界で唯一“生乳”を使用し、生乳本来のおいしさや栄養を再現
- 試行錯誤の末に実現した、常温保存ができる“ペット用牛乳”
- 食後のごほうびや熱中症対策、シニア犬の健康維持に
- 犬に“ペット用牛乳”を当たり前の習慣に
犬の栄養補給と水分補給、健康維持をサポートする“ペット用牛乳”
「牛乳は子犬が飲むもの」と思っていませんか?
実際、ワンちゃんに牛乳を与えることはあまり推奨されていません。人間用の牛乳をそのままワンちゃんに与えてしまうと、軟便が出たり下痢を起こしたりする恐れがあるからです。
しかし、ワンちゃんでも安心して飲めるように加工された“ペット用牛乳”も販売されています。
“ペット用牛乳”は育ちざかりの成犬の栄養補給や水分補給、シニア犬の健康維持をサポートするアイテムとして、近年少しずつ認知が広がってきています。
そんな“ペット用牛乳”のパイオニア的存在となったのは、ペットフード・用品メーカーのドギーマンハヤシ株式会社です。
同社が販売する『ペットの牛乳』や『わんちゃんの国産牛乳』シリーズは、業界で唯一(※1)生乳を使用しながらも、常温保存が可能という画期的なもの。(※2)
牛乳本来の風味やおいしさはそのままに、乳糖ゼロ、香料や着色料無添加、とワンちゃんの健康と飼い主の安心感を徹底的に考えたこだわりや工夫が詰まっています。
「一度、ワンちゃんに与えてもらえれば分かります。一度飲んだらやみつきになる“リピーター犬”が続出しているんです」
そう明かしてくれたのは、ドギーマンハヤシ株式会社で“ペット用牛乳”の開発・研究に携わる深井さん。ペット用牛乳の特長や開発秘話を伺いました。
(※1)日本国内のペットフード業界において(2024年4月時点、ドギーマンハヤシ調べ)
(※2)開封後は要冷蔵で3、4日ほどの保存を推奨
犬が、牛乳を飲んでお腹を下すのは「乳糖」が原因
一般的に人間用に販売されている牛乳には、「乳糖(ラクトース)」と呼ばれる成分が含まれています。その乳糖がうまく分解されないまま大腸に到達すると、「乳糖不耐症」という消化不良や下痢の原因となります。
「人間でも、牛乳を飲むとお腹がゴロゴロするときがありますよね。それもこの乳糖の分解能力の違いなんです」
犬は、離乳後に乳糖を分解するための酵素「ラクターゼ」の分泌量が減ってしまうため、「乳糖不耐症」になりやすく、人間用の牛乳は与えてはいけないとされています。
一方、“ペット用牛乳”は乳糖を調整し、ワンちゃんが安心して飲めるよう、安全に配慮して開発されています。
「弊社の牛乳も、製造過程で乳糖を完全に分解し、乳糖ゼロに仕上げています。みなさんも、ぜひ愛犬に牛乳を与える際には、乳糖が調整されたものを選んでください」