犬のサービス
更新 ( 公開)
世界中のブリーダー、獣医師、ペットオーナーに広範なDNA検査サービスを提供。日本のクライアント様とオーストラリアの検査期間を繋ぐサポートを担当。
ペットの遺伝子検査サービスを行う『Orivet(オリベット)』とは?
目次
- ペットの犬種鑑定や遺伝性疾患検査を行う『Orivet(オリベット)』
- 痛みのない簡単なDNA検査で犬の疾患の有無も確認できる
- 病気の原因遺伝子を持つ犬=必ず発症する、とは限らない
- 精度はほぼ100%。ブリーダーの多くがOrivetの検査を利用する理由
- 形質遺伝子検査は、犬の「売れ残り」リスク軽減にも
- DNA犬種鑑定では、犬種不明のミックス犬のルーツがわかる!
- 飼い主の意識改革が、ブリーダーの意識改革に繋がる
ペットの犬種鑑定や遺伝性疾患検査を行う『Orivet(オリベット)』
近年、日本でもよく耳にするようになったペットの遺伝子検査サービス。
ミックスの犬が遺伝子検査を受けて、思わぬ犬種の血が混ざっているのが判明して感動……というエピソードを紹介するテレビ番組や動画配信を観たことがある方もいるかもしれません。
しかし、ペットの遺伝子検査は本来、犬種の判別だけを目的としたものではありません。検査を受けることで他にどのようなことがわかり、その結果はどのように役立てられているのでしょうか?
ペットの遺伝子検査の分野で世界的に高く評価されているOrivet Japanの神崎愛弓さんに伺いました。
痛みのない簡単なDNA検査で犬の疾患の有無も確認できる
『Orivet(オリベット)』は2013年にオーストラリアのメルボルンで、遺伝学の研究者であるジョージ・ソフロニディス(George Sofronidis)さんらが設立した、犬と猫の遺伝子検査を専門に行う企業です。日本では2016年にサービスを開始、現在は大阪を拠点に全国からの遺伝子検査依頼を受け付けています。
Orivetが手掛ける遺伝子検査は、以下の4種類。
Orivetの遺伝子検査の種類
- 遺伝性疾患検査
→遺伝性疾患にかかりやすい遺伝子を持っているかどうかを調べることが可能。現在の検査対象は86犬種。
- 遺伝性形質検査
→毛の色や長さなど、身体的特徴に関わる遺伝子を持っているかどうかを調べることが可能。
- DNA犬種鑑定
→ミックス犬にどんな犬種の祖先がいるのかを調べることが可能。
- 親子鑑定
→親子関係の有無を調べることが可能。
検査の手順は、以下の通りです。
日本からOrivetでDNA検査をする場合の手順
- Orivet JapanのHPからオンラインで検査を申請し、検査キットを注文
- Orivet Japanから送られてきたキットに入っているスワブ・ブラシを使って犬のサンプル(口の中の粘膜)を採取
- 採取したサンプルをOrivet Japanに送付、Orivet Japanからオーストラリアにサンプルを送付
- オーストラリアのラボで検査
- 検査結果レポートをEメールで受け取る(一部または全て英文。紙で受け取る場合は別料金)