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犬は目の病気にかかりやすい生き物。目の病気は失明のリスクもあるため、未然に防ぐ対策と、早期の発見・治療が大切です。この記事では犬が目の病気になりやすい理由と、かかりやすい犬種や年齢、病気の予防法をご紹介します。
目次
- なせ犬は目の病気になりやすいの?
- 目の病気になりやすい犬の3つの特徴は?
- 目の病気を予防する方法は?
なせ犬は目の病気になりやすいの?
犬は比較的目の病気にかかりやすい傾向があります。その理由には、犬の眼球が人よりも前に出ているために木の枝などでケガをしやすいこと、アレルギーや感染、遺伝的な理由などが挙げられます。
特に多く見られるのは、眼球とまぶたをつなぐ結膜が炎症を起こす「結膜炎」。逆さまつげや菌やゴミ、異物などが目に入ることで、充血や腫れなどの症状を引き起こします。
ほかにも、「角膜炎(かくまくえん)」や角膜に傷がつく「角膜潰瘍(かくまくかいよう)」や、眼球内の圧力が異常に高くなる「緑内障」、老犬に見られやすい「白内障」などになりやすいでしょう。
目の病気になりやすい犬の3つの特徴は?
①短頭種
目の病気にかかりやすい犬種としてまず挙げられるのは、シー・ズー、パグ、フレンチ・ブルドッグなど、眼球が大きくて前に出ている短頭種です。
②顔周りの毛が長い犬種
次に、顔まわりの毛が長くて目に刺激を与えやすいプードルやマルチーズ、ヨークシャー・テリアなどの犬種も目の病気にかかりやすいといえるでしょう。
③6才以降の犬
最後に、6才以降の犬は特に目の病気になりやすい傾向があります。それまで目にかかっていた負担が症状として現れるほか、加齢に伴って病気にかかりやすくなるためです。
それ以外でも、遺伝的な素因を持っている犬では若齢での発生が多く見られます。
目の病気を予防する方法は?
目の病気を予防するには、何より愛犬の目に負担を与えないことが大切です。ケガで目が傷つくことから目の病気を発症するケースも多いため、犬がふだん過ごしている部屋や散歩コースなどに、鋭利なものや視界の悪い場所などの危険がないかチェックしましょう。
また、愛犬をシャンプーするときは、目への刺激ができるだけ少なくなるよう、目のまわりを避けてやさしく洗うといいですよ。顔まわりの毛が長い犬は、毛が目に入って傷つけてしまうこともあるので、目の近くの毛はこまめにカットするのもいいでしょう。
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