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愛犬と暮らすメンバーで構成された、犬愛の強いメディア編集部です。 「犬想い」を軸に、ワンちゃんと飼い主さんの暮らしが上向く情報をお届けします。
今回は大型犬向けの企画です!床にフードボウルを置くと、大きな身体のわんちゃんは屈まないといけず、食べにくそうですよね…。そんな食べづらさを解消できるオシャレなフードボウルを作りました。
このDIYは、中山アユさんが大きな身体のMINI(ジャーマン・レトリバー、1歳)のために考えたオリジナルの愛犬アイテムです。
《愛犬とDIY》では、愛犬のための手作りアイテムの作り方を紹介していきます。みなさんも、わんちゃんに合ったサイズのものを一緒に作ってみませんか?
ノコギリや釘は不要!材料さえ揃えれば1時間もかからずに作れてしまうのでDIY初心者にもオススメです!
目次
- 「フードスタンド」が必要な理由
- 愛犬用「フードスタンド」DIYに使用する材料・道具
- 愛犬用DIY「フードスタンド」の作り方
- 2分で分かる!愛犬用「フードスタンド」の作り方動画
- 自作のDIY 「フードスタンド」を使ってみた!
「フードスタンド」が必要な理由
愛犬たちの最大のお楽しみといえば、毎日のごはんタイム!中山家のMINIも朝夕2回のごはんが何よりの楽しみにしているようです。
中山さんが床にフードボウルを置くやいなや、勢いよく食べ始めます。夢中で食べる様子はすごく可愛いけれど、中山さんにはちょっと気になることが。
「床にフードボウルを置いて食べさせると、MINIのような大型犬は屈み込まなくては食べられないので、姿勢がすごく大変そうなんですよね。勢いよく食べるのでボウルが動いて食べづらそうだし、食べこぼしとヨダレで毎回床が汚れてしまうのも気になって…」(中山さん)。
少しでも食べやすいようにとボウルを台に置いて食べさせてみたそうのですが、台にボウルが固定できないのでひっくり返ってしまったとのこと。
そこで、ちょうどいい高さで安定する「フードスタンド」を作ってみました!
愛犬用「フードスタンド」DIYに使用する材料・道具
<材料・道具>
・フードボウルに合う容器
・ドライワックス
<道具>
・紙やすり
・スチールウール(もしくはタワシ)
・スプレーのり(マスキングテープ)
★ステンシルする場合
・ステンシルシート ※今回は印刷したものでオリジナルシートを作りました。
・デザインナイフ(なければカッター)
・割り箸
・輪ゴム
・スポンジ
愛犬用DIY「フードスタンド」の作り方
難しい工程はほとんどありません!楽しみながら作っていきましょう♪
STEP1 :愛犬のフードボウルにぴったりの容器を探す
中山さんがひらめいたのは、あるお店でこの樽型のプランタ―カバーをみかけたときのこと。
「プランターカバーの高さがMINIの顔の高さにちょうど良いことに気づいて。この鉢にぴったりサイズのフードボウルを入れたら、MINIもごはんが食べやすいだろうなと思いついたんです」。
そこで、プランターカバーを購入して試してみたところ、偶然にも普段MINIが使っているフードボウルとプランターカバーのサイズがピッタリ!この高さにボウルが収まれば、MINIは屈み込まずに楽な姿勢で食事を楽しむことができそうです。
「MINIのフードボウルは、たまたま、このプランターカバーとピッタリ同じサイズでしたが、ホームセンターに行けばいろいろなタイプの植木鉢やプランターカバーが売っています。
プランターカバーだけでなく、ゴミ箱やバケツを使ってもいいですよね。ぜひ、普段使っている愛犬用のフードボウルをお店に持参して、ピッタリサイズのものを探してみてください。探すのはすごく楽しいし、ピッタリのが見つかると気持ちいいですよ~」(中山さん)。
STEP2 :プリントの文字を消して再塗装
もちろん、購入してきたプランターカバーなどを、そのまま使用しても問題ありませんが、中山さんはひと手間かけて自分好みにリメイクすることに。まずは、もともとプリントされていた文字を紙やすりで消していきます。
文字のあるところだけでなく、全体的に紙やすりで少し削りを入れるのがオシャレに仕上がるコツ。ヴィンテージ風にかっこ良く仕上がりますよ!
文字が消えたら、ブライワックスを全体に塗っていきます。ブライワックスは木材を保護してくれるだけでなく、ひと塗りするだけで程よく使い込まれた感じの深い色合いに仕上がる便利な仕上材。蜜蝋など天然由来の成分でできているので、塗ったあとに愛犬が舐めてしまっても安心です♪
ウエス(布)でも塗ることはできますが、ブライワックス本来の美しいツヤを出すなら、タワシやスチールウールを使って塗りましょう!
塗り終わったらウエスで表面を磨き、余分なワックスを取り除いてください。
STEP3 :オリジナルステンシルでアレンジする
ブライワックスを乾かしている間にオリジナルのステンシルを作ります。
ステンシルはホームセンターなどで既製品もたくさん売っていますが、今回は手作りに挑戦!
といっても、あらかじめパソコンで好きな文字を書いて印刷しておき、デザインナイフで切り取るだけなので、初めてでも意外と簡単に作ることができます。既製品とは違い、自分の好きなフォント(文字の形)を選べるので、より自分好みに仕上がりますね。
シートが固定できたらペンキで色を付けていきましょう。普通、ステンシルシートにペンキを付けるときは市販のスポンジを使いますが、今回は手作りの「ステンシルスポンジ」を使います。
ステンシルスポンジは、市販のスポンジを小さくカットして、輪ゴムで割り箸の先端に結びつけたもの。
これを使うと、普通にスポンジを使うよりも細かいタッチで色を付けることができるので、細かい文字や形もきれいに仕上げることができます。
ステンシルをするときのポイント
べったりと「塗って」しまうと、のっぺりと平面的な仕上がりになってしまうので注意してください。
ペンキで色を付け終わったら、ステンシルシートを慎重に剥がしていきます。プランターカバー自体は購入したものですが、こうやって自分で選んだフォントと色で文字が描かれると、世界で1つだけの「作品」に!これぞまさにDIYの醍醐味ですよね♪
はがすときは、シートがずれないよう慎重に。シートのはじが上手くつまめないときは、ピンセットを使いましょう。
ステンシルのアレンジは色んなシーンで使えますよ。
他のステンシル活用記事もチェックしてみてください!
→愛犬と簡単DIY「ペットシーツボックス」をステンシルシートでアレンジ!【番外編】
完成!
2分で分かる!愛犬用「フードスタンド」の作り方動画
初心者の方は動画を見ながら一緒にやっていただけるとより分かりやすいと思います。
▼愛犬用「フードスタンド」のDIY動画はこちら!
自作のDIY 「フードスタンド」を使ってみた!
ペンキが乾いたら、完成です。フードボウルと一緒に水飲み用のボウルも並べて使うと、統一感が出て、リビングがより一層オシャレな雰囲気に!
これならインテリアとしてお部屋に常時出しておいても不潔な感じや違和感はありません。
さらに、勢いよく食べるタイプのワンちゃんの場合は、樽の中にレンガや石などを「重し」として入れておくと食事中にずれたり倒れたりするのを防ぐことができるので、安心です。
床にボウルを置いて食べていたときに比べると、屈み込まずに食べられてわんちゃんに優しいスタンドになりました。
「ボウル部分がずれないので、ガチャガチャいう音も気にならなくなりました。何より、MINIが楽な体勢で食べられるようになったのが嬉しいですね」(中山さん)。
“ピッタリ”を見つける楽しみとリメイクの楽しみが両方味わえる、愛犬に合わせたフードスタンド。皆さんもぜひ作ってみてくださいね!