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犬と一緒に暮らすうえで、愛犬だけで留守番をさせる機会は、多かれ少なかれ出てくることでしょう。愛犬が留守番に慣れることができれば、飼い主さんも安心できますね。今回は、留守番で犬を不安にさせないための環境づくりのコツをご紹介します。
目次
- 犬は「いつもと違う」ことに敏感で不安になりやすい
- いつもと同じ環境にするためのひと工夫
- 留守番の気配をつくらないことも重要
犬は「いつもと違う」ことに敏感で不安になりやすい
犬はとても敏感な動物なので、いつもと違う物事や異変をすぐ察知し、不安になります。とくに留守番前は、飼い主さんの外出の準備や部屋の環境の変化から、「これからひとりになる」と気づき、不安を感じることも。
なるべくいつもと同じ環境で留守番させることが、愛犬の安心感につながります。
いつもと同じ環境にするためのひと工夫
留守番中もふだんとなるべく同じ環境をつくるために、次のような方法が効果的です。
部屋の明るさはいつも通りに
日中も照明をつけている家は、愛犬にとってもそれがいつもの環境です。飼い主さんが外出するからといって照明を消すと、愛犬は不安になってしまいます。外出時も、部屋の照明はふだんと同じ明るさにしておきましょう。
テレビやラジオはつけておく
犬は聴覚による刺激にも敏感。ふだんテレビやラジオをつけている家の場合、短い時間であれば留守番中もそのままにするのがおすすめです。
いつもと同じ場所で留守番させる
留守番をするときも、クレートはふだんと同じ場所に置きましょう。留守番のときにだけクレートを静かな場所に移動させると、犬は異変に気づきます。日差しの変化や外の音が刺激になりやすい窓の近くは避けたうえで、ふだんから留守番をさせるときのことも考えてクレートを置く場所を決めておくといいですね。
留守番の気配をつくらないことも重要
環境の変化に敏感な犬は、飼い主さんが外出前に行う“いつもと違う行動”も察知します。
たとえば、外出前に愛犬の前で毎回メイクや掃除をしたり、外出用のコートを着たりしていたら、愛犬はこれらのことと留守番を結びつけているかもしれません。
このような行為をしていても愛犬が落ち着いていれば問題ありませんが、もしソワソワしているようなら、どの行為が愛犬にとっての留守番サインなのかを探ってみましょう。
対策としては、外出準備を愛犬から見えない別室で行う、外出準備をしてもあえて出かけずにいつも通り過ごすなど、「その行動=留守番」というパターン化を回避することが挙げられます。
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