病気・健康
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獣医師資格取得後、小動物臨床経験6年。主に犬猫の臨床に携わる。現在は子育てをしながら、愛猫と暮らしている。
犬の健康維持のためには、日々の散歩がとても重要ですが、止むを得ず散歩に行のが難しい場合もあるでしょう。雨などの悪天候の日は、無理に散歩に行くよりも、室内で遊んであげるのがおすすめ。今回は、おすすめの犬の室内遊びをご紹介します。
目次
- おすすめの犬の室内遊び(1)5秒間の引っ張りっこ遊び
- おすすめの犬の室内遊び(2)持ってきて&ちょうだい遊び
- おすすめの犬の室内遊び(3)かくれんぼ遊び
おすすめの犬の室内遊び(1)5秒間の引っ張りっこ遊び
遊び方
- 犬用のひも状のおもちゃを飼い主さんが持ち、愛犬の前に出して見せましょう。このとき、軽く振るなどして動かすと、より愛犬の興味をひきやすくなります。
- 愛犬がおもちゃをくわえたら、声に出してゆっくりと5秒数えながら、おもちゃを両手で持って左右交互にゆっくり動かしてください。
- 5秒たったら、おもちゃから片手を離し、隠し持っていたフードを手に握ります。
- 手に握ったフードのニオイをかがせ、愛犬がおもちゃを離したら、ほめてそのフードを与えましょう。
この遊びは、愛犬が全身を使って遊べる半面、飼い主さんは疲れにくいので、愛犬の運動不足解消に役立ちます。また、犬がおもちゃを口から離すタイミングで「ちょうだい」と声をかけることを繰り返せば、「ちょうだい」の練習にもなりますよ。
最後は、愛犬が楽しく遊んでいるタイミングで終わりにすることで、この遊びに飽きにくくなるでしょう。
おすすめの犬の室内遊び(2)持ってきて&ちょうだい遊び
遊び方
- 愛犬におもちゃを見せ、「持ってきて」と言いながら、少し遠くに投げます。このとき、おもちゃを入れる箱を飼い主さんのすぐそばに置いておくのがポイント。
- 愛犬がおもちゃをくわえて、飼い主さんの方に持ってこようとしたら、そのタイミングでそばに置いておいた箱を手に持ち、準備しておきます。
- 愛犬がおもちゃをくわえて戻ってきたら、手に持っている箱を差し出し、「ちょうだい」と言っておもちゃを口から離させましょう。
- 愛犬がおもちゃを箱の中にうまく入れることができればOKです。ほめてごほうびをあげましょう。
定番の「持ってきて」遊びに、「ちょうだい」の指示を追加するだけで、運動量がアップします。
愛犬がおもちゃをなかなか離してくれない場合は、箱の中に別のおもちゃを入れておき、「ちょうだい」と言って箱の中のおもちゃと交換するのもいい方法ですよ。
おすすめの犬の室内遊び(3)かくれんぼ遊び
遊び方
- 愛犬が飼い主さんに注目していないタイミングを見計らい、家具の後ろなどにそっと隠れます。
- 隠れた場所から、愛犬の名前を呼びましょう。
- 愛犬が飼い主さんの声をたよりにそばまで来たら、手からおやつを与えて、たくさんほめてください。
この遊びは、いつ始まるかわからないワクワク感を愛犬が楽しめるうえ、本能を刺激され、部屋の中をたくさん動くこともできるので、運動不足解消にピッタリ。複数の人がいる場合は、1人が「待て」の指示を出したあとに別の部屋に隠れ、もう1人が愛犬にリードをつけて、一緒に探すのも楽しいですよ。
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