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地元千葉でフリーランスとして活動。令和元年より、動画を制作、記事・エッセイの執筆を始めた。SNSマーケティングや企画に関する業務、ブランディング等も担当する。
さまざまな業界のインフルエンサーとその愛犬を取材する「ワンフルエンサーインタビュー」企画。今回のワンフルエンサーは、フリーランスとして活動するくつざわさんとボーダーコリーのジョアちゃん。くつざわさんは、ジョアちゃんを迎えることで心境に大きな変化があったといいます。そんな1人と1匹の普段の生活や、ジョアちゃんを迎えることになったきっかけとは?
目次
- 実家から独立し、ボーダーコリーの愛犬と室内でふたり暮らし
- 「犬がいる方が幸せ」靴下のような足の模様に一目ぼれ
- 海賊王のような野望から一転、お金よりも愛犬と過ごす穏やかな時間を大切に
- 散歩・ドッグラン・川遊び…愛犬中心の日常
- ただの癒される存在じゃない。犬も子どもを育てるのと同じ
実家から独立し、ボーダーコリーの愛犬と室内でふたり暮らし
おしゃれなデザイナーズマンションの一室をあけると、素敵な笑顔のくつざわさんと元気なジョアちゃんが迎えいれてくれました。
ジョアちゃんは3歳のボーダーコリーの男の子。スタッフ1人1人に近づいて顔を寄せると、「ようこそ我が家へ!」といった様子でご挨拶。
綺麗に整頓された部屋にあるのは、ジョアちゃん用のトイレやベッド、お水とお食事のお皿、そしておもちゃ。一目でジョアちゃんが大切にされていることが伝わります。
穏やかな午後の日差しに照らされた室内で、1人と1匹暮らしについてうかがいました。
「最近実家を出て1人と1匹暮らしを始めたのですが、ジョアと一緒の生活は楽しいです!仕事も家でやることが多いので、基本的にずっと横にいます。パソコンで仕事をしていると、頭をなでてほしそうに寄ってくるんです。仕事がなかなか進まないこともありますが、癒しの存在ですね」と笑顔で話すくつざわさん。
ジョアちゃんは、くつざわさんがお兄さんと飼い始めたワンちゃんです。始めは実家の室内で飼い、その後庭で飼うようになりました。
そのため、現在は室内飼いのためのしつけのし直しが大変な面もあるようですが、「それでも一緒の生活は楽しいです」と語ってくれました。
まだ3歳でやんちゃさも残る時期。お話をうかがっている間に、お水用のお皿をひっくり返してしまったジョアちゃんに、「あー!」と優しく言いながら向ける眼差しは、母親が小さな息子に向けるそれのような温かさがありました。
ジョアちゃんはどのようなきっかけで、くつざわ家の一員となったのでしょうか?
「犬がいる方が幸せ」靴下のような足の模様に一目ぼれ
「先代の柴犬を高校3年生のときに亡くしショックが大きかったので、もうワンちゃんを迎えることはないと思っていました」
しかし、やはり自分にはワンちゃんがいる生活の方が幸せだと思いなおし、お兄さんと話し合って再びワンちゃんを迎えることに。
くつざわさんのジョアちゃんのお気に入りポイントは、靴下を履いているような足の白い柄。初めて会ったときも懐いてくれ、「この子しかいない」と思ったんだそう。
「ジョア」という名前は「なんかカッコいいから!」という理由でお兄さんが命名。晴れてくつざわ家の家族になりました。
ちなみにボーダーコリーに決めた理由は、お兄さんがフリスビーで一緒に遊びたいからとドッグスポーツに向いている犬種を選んだといいますが、ジョアちゃんはどうやらフリスビーキャッチは苦手なようです。
海賊王のような野望から一転、お金よりも愛犬と過ごす穏やかな時間を大切に
ジョアちゃんが家族になってから、心境に大きな変化があったというくつざわさん。
「以前の私は野望まみれ、欲まみれだったんです。富!名声!権力!を目指す海賊王みたいな...(笑)ジョアと暮らし始めたときの私は仕事が一番忙しい時期で、主に兄がお世話をしていました。だからジョアの1〜2歳の頃をあまり覚えていないんです。写真にもほとんど残せていなくて……。今となっては、仕事を抑えて一緒に遊んであげれば良かったなと後悔しています。一人暮らしを始めたのも、少しでもこれからのジョアと一緒に過ごせればという思いもありました」
海賊王のような野望から一転、ジョアちゃんとの穏やかな生活を望むようになり、「ある程度幸せに暮らせるお金と、それをジョアと一緒に使える時間があれば十分。他に何もいりません」と話すくつざわさんからは、ジョアちゃんとの時間をとても大切にしている様子が伝わりました。
散歩・ドッグラン・川遊び…愛犬中心の日常
ジョアちゃんとの1日は、朝のお散歩から始まります。その後はごはんを食べて家でゆっくり過ごし、また夜にお散歩。お仕事はジョアちゃんがくつろいでいる時間にこなします。
お散歩中は「僕が先に行く!早く早く!」と言わんばかりに前向きなジョアちゃん。人が大好きで、道行く人と目が合うと、「今僕のこと可愛いって思ったよね?」といった様子で近づいていくそうです。家から海が近いので、海まで一緒に歩くこともあるのだとか。
雨の日でもお散歩は欠かさず、レインコートを着てお出かけ。「必ず毎日最低1時間は歩くので私のダイエットにもなっています。たくさん食べてもあまり体重が増えなくなりました(笑)」
また、ドッグランで遊ぶことも大好きなジョアちゃん。
「ドッグランではめちゃめちゃ走ります。バテるのも早いんですけどね。他のワンちゃんが苦手で吠えてしまうので、値は張るけど貸し切りドッグランに行っています」
これからジョアちゃんと行きたい場所について聞くと、「連れていきたいところは川です!今年の夏は川に行って水遊びがしたいです!」ともう間もなく訪れる夏の計画を語ってくれました。
ただの癒される存在じゃない。犬も子どもを育てるのと同じ
見た目の愛らしさに加えて、豊かな表情で飼い主さんを慕ってくれる愛おしい存在のワンちゃん。しかし、ワンちゃんを飼うということは、尊い命を育てるということ。ワンちゃんを迎えるということについて、くつざわさんにうかがいました。
「人間には楽しみがたくさんあるけれど、ワンちゃんにとっては飼い主さんだけ。ワンちゃんは癒しの存在ですが、仕事が忙しいときの癒しとしてワンちゃんを飼うと、忙しい中でのお世話になってしまいます。癒しのためとしてだけではなく、大切な家族として、時間とお金に余裕がある状態でそばにいてあげたいなと思いました」
ワンちゃんも子どものときは、人間の子どもと同じようにいたずらをすることも少なくありません。
「兄が実家の椅子を新調して新しい椅子を庭に段ボールごと置いていたんです。そしたら段ボールから中の新しい椅子までかじっていて、さすがにびっくりしました。その椅子は捨てるしかないくらいの状態で(笑)家具はボロボロになる前提で、なるべく安いものを買っています」
さらに、ボーダーコリーは運動量も多く、賢い犬種。
「ボーダーコリーを飼いたいと思っている人は、時間を確保できることが大事。毎日1〜2時間は散歩する覚悟が必要だと思います。賢さも持ち合わせているので、知育もしなければなりません。しつけをどこまでするかは飼い主さん次第ではありますが、最低限ワンちゃんを守れるようなしつけはしないといけないので、人を1人を育てているような感覚ですね。でもその分、育て甲斐のある犬種だと思います」
取材の合間、部屋の窓から見える線路に電車が通るたびに、顔を窓の方に向けて嬉しそうに電車を目で追うジョアちゃん。そんなジョアちゃんを「この子、電車が大好きなんです!鉄オタ!」と優しい笑顔で見守るくつざわさん。1人と1匹の穏やかな生活が垣間見えました。