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幼少の頃からアウトドア好きな家族の影響でキャンパーとして育つ。年間80泊するほどキャンプを愛し、車中泊やキャンプなど誰でも楽しめるアウトドアスタイルを発信。
さまざまな業界のインフルエンサーとその愛犬を取材する「ワンフルエンサーインタビュー」企画。2人目のワンフルエンサーは、キャンプ女子の森風美さんとボーダーコリーのどんちゃん。
北は北海道から南は九州まで、キャンプや車中泊をしながら旅する森さんとどんちゃん。ワンちゃんとのキャンプの楽しみ方や、これからワンちゃんとキャンプに挑戦したい方に向けてのアドバイスなどをうかがいました。
目次
- 「家族であり旅仲間」ボーダーコリーの愛犬・どんちゃんとの出会い
- 「一緒にいると心強いし寂しくない」犬連れキャンプの魅力
- 愛犬と日本一周も達成! 自然と触れ合い、非日常を満喫
- 「どこに行くにも一緒」愛犬どんちゃんとの幸せ時間
- 犬とキャンプを始めたい方におすすめのキャンプ場や愛犬グッズ
「家族であり旅仲間」ボーダーコリーの愛犬・どんちゃんとの出会い
年間80泊するほどキャンプを愛している森風美さん。そして家族であり、旅仲間のボーダーコリーのどんちゃん。
小さい頃、実家でバーニーズ・マウンテン・ドッグを飼っていて、1人暮らしを始めてからもワンちゃんを飼いたいと思っていたという森さん。1人暮らしを始めて1年ほどが経ち、「生活が落ち着いてきた今なら飼える!」というタイミングでどんちゃんを迎えたといいます。
「大きいワンちゃんが良いなと思っていたのですが、先々のことを考えたときに、バーニーズ・マウンテン・ドッグのような大型犬を私1人で飼うのは難しいかもしれないと思いました。1人でも抱えられる20キロ弱くらいの中型犬を調べていくうちに、元々たれ耳の犬が好きだったはずなのに、突如ボーダーコリーに惹かれました」
初めてどんちゃんに会った日の印象について「活発というか、天真爛漫でした。可愛くて一緒に帰ってきてしまいました」と懐かしそうに目を細める森さん。
愛らしい“どんちゃん”という呼び名は、アニメ「とっとこハム太郎」に出てくる同じ名前のワンちゃんにちなんで名付けたそう。
「とっとこハム太郎に出てくるどんちゃんは、普段はのんびりしているのに、いざとなるとすごく賢くて可愛いんです。そんな子になってくれたら良いなと思い名付けました」
頭が良いと言われている犬種だけあり、一緒に暮らし始めてからは教えていないことでも自らやってみせたりと、ポテンシャルの高いどんちゃん。ワクチン接種を終えて、いよいよキャンプデビューを果たします。
「一緒にいると心強いし寂しくない」犬連れキャンプの魅力
当時の幼いどんちゃんにとっては、車に乗るのもキャンプに行くのもすべてが初めての経験。
「車には少しずつ慣れさせるようにしました。環境が違う場所に行くことになるので、初めは使い慣れて匂いがついたものなど、どんちゃんの物を車にたくさん積んで行っていましたね。特に子犬の時期は、砂利などを食べてしまわないように大きめのシートを持っていき、その上でくつろいでもらったりと工夫していました。今では旅慣れしてくれたので、荷物も少なくなりました」
今ではキャンプが大好きなどんちゃん。キャンプに行く前日に荷積みをしていると、自ら庭に出て車に乗って待機。「今日まだ行かないから降りてね」と言っても「今すぐ行きたい!」といった様子で踏ん張っているそうです。
ワンちゃんと一緒にキャンプをする醍醐味について聞くと、「ソロキャンプをするときでも、一緒にいると心強いし寂しくないのが良いですね。また、どんちゃん自身も自然の中にいると楽しそうにしています。キャンプ場を散歩しているときや係留しているときも、色んな音やにおいがするのでずっと楽しそうに笑顔をみせてくれるんです。そんな姿を見ると、一緒に来て良かったなと感じますね」と魅力を語ってくれました。
森さんとどんちゃんは、キャンプ場でどのように過ごしているのでしょうか?
愛犬と日本一周も達成! 自然と触れ合い、非日常を満喫
キャンプ場に着いたら、まずはお水をあげて、トイレタイム。テントを設営してからは、まったりと自然を満喫しながら過ごします。どんちゃんは日向ぼっこをしてにおいを嗅ぎ、石や葉っぱや虫と遊びます。お気に入りの枝を見つけると、キャンプ中ずっと「これは私のもの!」とキープしているのだとか。夕方前には自然豊かなキャンプ場で一緒にお散歩。
キャンプ場には犬連れで来ている人も多く、ワンちゃん同士の交流もあるようです。
「ドッグランが付いているキャンプ場もあるので、ドッグランで遊んだりもします。他のワンちゃんたちが遊んでいると、私も仲間に入っていいかなぁ、ダメかなぁ、という感じで一通り挨拶しにいって遊びたそうにします。他のワンちゃんに誘われたら遊んでいますが、自分から誘うのはちょっぴり苦手そう(笑)」と森さん。
「夕飯はささみ入りの豆乳のクリーム煮などを作って、ドッグフードにかけてあげたりしています」と、一緒にキャンプ飯を堪能するのもキャンプの楽しみの1つ。
キャンプ場は消灯時間が決まっているところが多く、22時頃には就寝。翌朝は7時くらいに外に出て朝ごはんを食べてお散歩タイム。
「キャンプ中に何か特別なことをしているわけではないけど楽しいです!」と森さん。
これまでどんちゃんとは、北は北海道、南は九州まで日本全国を一緒に旅行。
「今後は一緒に登山をしたいです。あとはカヤックやサップにも挑戦してみたいですね」
どんちゃん自身も何事にも挑戦することが大好きな性格で、まさにベストパートナーのふたりです。
「どこに行くにも一緒」愛犬どんちゃんとの幸せ時間
おうちでも旅先でも一緒の森さんとどんちゃん。中でも寝起きが愛を感じる瞬間だといいます。「家にいるときどんちゃんは寝室の隅に置いてあるヨギボーの上で寝ているのですが、朝私が寝ているベッドまで上がって挨拶しにきて、私がおはようと言うとすごく嬉しそうな表情をみせてくれるんです。朝から幸せな気持ちになれます」
もちろん旅先でも寝るのは一緒です。車中泊のときは後部座席を倒し、板を付けてフローリングシートを敷き、フルフラットの床にします。その上に寝具を敷いて寝ているそうです。
また、食事をあげて「ごはん食べていいよ」と言っても、一目散には食べにいかずに、森さんのほうへ近づき「ありがとう」とお礼を伝えるそう。お礼を伝えにきてくれたどんちゃんの体を撫でてあげているときも、幸せを感じる瞬間だといいます。
犬とキャンプを始めたい方におすすめのキャンプ場や愛犬グッズ
ずばり、これからワンちゃんとキャンプを始めたい方に向けて森さんにアドバイスを聞きました。
「飼い主さんが不慣れなのは犬に伝わります。なので、ゼロからキャンプを始める場合、まずは飼い主さん自身がキャンプに慣れるためにもデイキャンプから始めるのがおすすめです。そこでワンちゃんが見知らぬ環境が大丈夫なのかも含めて、しっかり様子をみてあげてください。キャンプは大変なイメージがあるかもしれませんが、慣れてしまえば人もワンちゃんも一緒に楽しむことができます。まずは春や秋など過ごしやすい季節にアウトドアアクティビティを楽しんでもらえたらなと思います」
ワンちゃんと行くのにおすすめのキャンプ場については、「山梨のほったらかしキャンプ場がおすすめです。ドッグフリーサイトといって、ドッグランの中にテントが張れるのですが、ノーリードで過ごせます。ずっとリードに繋がれているのが嫌いなワンちゃんもいると思うので、サークルのあるキャンプ場ならワンちゃんものびのびと過ごすことができるし、飼い主さんもストレスフリーで楽しめます。最近そういうキャンプ場が増えてきているので、“住んでいる県+ドッグフリーサイト”で調べると色々出てくると思います!」と教えてくれました。
また、便利なキャンプグッズを持っていくことで、より一層ワンちゃんとのキャンプを楽しむことができます。
「シェラカップというそのまま直火にかけて調理することができるキャンプグッズがあるのですが、これがぴったりはまる犬用のドッグテーブルがあって、お水を入れたりごはんを入れたりできるので便利です。コンパクトに収納できるし、足の高さが調整できるので、ワンちゃんのサイズに合わせて好きな高さで食べられます」
取材中、雨上がりのキャンプ場で自然を満喫して楽しそうに過ごす森さんとどんちゃん。皆さんも、愛犬とキャンプデビューをしてみませんか?