気持ち・生態
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博士(獣医学)。専門は獣医動物行動学。evergreen pet clinic ebisu行動診療科担当。日本獣医行動研究会研修医。藤田医科大学客員講師。
犬は、右利きと左利きどちらが多いでしょう? また、そもそも犬に「利き手」はあるのでしょうか。獣医師の茂木先生に聞いてみました!
目次
- Q.犬は、右利きと左利き どちらが多い?
- 答えと解説
Q.犬は、右利きと左利き どちらが多い?
1.右利きが多い
2.左利きが多い
どちらでしょう?
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答えと解説
正解は、1.右利きが多いです。
そもそも犬の約7割に利き手(足)があるという研究結果があります。
チューブからフードを取り出す実験を行い、どちらの足を主に使っていたかを集計したところ、約74%の犬に利き手があるとわかりました。
また、そのうちメスの60.7%、オスの56.1%が右足を多く使っていたのです。つまり、オス・メスどちらも右利きが多い結果となりました。
ちなみに、利き手(足)の有無は、年齢によっての差はあります。若い子だと両方の脚を使ったりと、柔軟性が見られ、歳を取るほど利き手(足)が固定される傾向が見られています。
参考文献:https://www.sciencedirect.com/science/article/abs/pii/S016815912100085X