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WanQol編集部が街角で出会った素敵な愛犬家とわんちゃんを紹介する《WanScene》(ワンシーン)。今回は特別版として、前編に続き、ゴールデンレトリーバーのモモエちゃんと飼い主で女優の高橋ひとみさんにご登場いただきました!「休みの日は犬と行けるところしか行きません!」と話す高橋さんにわんちゃんとの素敵な暮らしについて、お話をうかがいました。
目次
- 結婚した夫の犬へのまさかの対応で、夫婦の危機⁈
- 愛犬との楽しみ方が広がった方法
- 高橋さん行きつけの犬OKレストラン
- 家族の犬から自分の犬という意識へ
- 愛犬のためにしてあげられること
結婚した夫の犬へのまさかの対応で、夫婦の危機⁈
-旦那様も犬好きですか?
そうですね、今は主人もモモエにメロメロ。ブラッシングや歯磨き、肉球にクリームを塗ってあげてマッサージまで…まさに溺愛です。(笑)
でも、元々は人生で犬を飼ったことがなく、潔癖症な方だったので、犬との生活になかなか理解が得られなかったんです。「犬の毛がついた服で寝ないで!」なんて言われて、当時は私もモモエも寂しい気持ちになりました。
そもそも私は結婚相手への第一条件として『犬を好きであること』と言っていたほどの犬好き。私が結婚した時、モモエは既に5歳。「この子を大切にしてくれないなんて…」と離婚が頭をよぎったことも(笑)。でも、彼も犬と暮らしたことがなかったので理解ができなかっただけ。めげないモモエの地道な歩み寄りによって、今はすっかり犬好きに変わり、犬の毛がついていても寝られるまでになりました(笑)。
現在主人は、私よりもモモエに世話を焼いていますよ。ペーパードライバーだったのに、モモエのために車の運転も頑張って練習してくれました。私が仕事で離れているときにモモエに何かあったら困るからって。毎日愛犬へ至れり尽くせりの状態で、モモエのシャンプー代は、ドロパック込みの1万5千円。一方、主人自身の散髪は、カット・カラーリング込みの5千円という格差ぶりです(笑)。
-オリジナル犬グッズも旦那さん発案だとか?
そう、もう愛情が凄まじいんです。色んなものを見つけてきては「今度はここに行ってみよう!」「これも作ってみようよ!」って提案してくれるんです。私ひとりだったらここまで行動に移せていなかったので、結婚して犬との楽しみ方の幅が広がって楽しいです。
2017年から毎年カレンダーも作っています。普段から、常にカレンダー用の写真になるかな?と意識して、写真を撮るようになりました。今年はカメラまで買っってしまって…1年の集大成が詰まっています。
11月には周りの方へ配らないといけないので、秋ごろには写真のセレクトをして注文をかけます。選んだ写真に合わせたコメントを考えるのが主人。私はそれにダメ出しする係です(笑)。
初年度は50部から始まり、少しずつ増やしていって、今年はなんと200部!社交辞令かもしれないですが、嬉しいことに要望の声もたくさんいただいたので思い切ってたくさん発注してみました。
カメラマンももちろん主人。おかげで私もモモエも撮られ慣れました(笑)。
これは近所のパン屋さんで特注したモモエクッキーです(笑)。お世話になった方々に配りました。このアイシングクッキーは全て手作りなので、大量発注するわけにいかず、限定50個。お値段以上にユニークなので、ギフトにもよく使っています。先日は犬好き仲間でもある俳優の中井貴一さんのお誕生日に、愛犬(ラブラドールレトリーバー)との似顔絵クッキーを作ってあげました。
愛犬との楽しみ方が広がった方法
-わんちゃん情報はどうやって入手していますか?
主にSNSですね。お仕事の情報をUPするために始めたインスタグラムですが、最近は犬メインになってきてしまいました(笑)。今では、最大の情報源となっていますね。犬用お洋服や、お出かけスポット、犬連れ可能なレストランなど…インスタグラム から連絡をとるようになって、仲良くなった方も多いんですよ。
レジーナという宿泊施設が大のお気に入りで、そこで出会ってお友達になって、お正月を過ごすよう家族ぐるみの仲になった方もいます。週末に、公園や湘南、葉山にも一緒に遊びに行ったりもしているんです!
12歳にもなると、家の近所の散歩には全然テンション上げてくれません(笑)。いつものルートだと曲がり角に来るたびに止まってしまうんです。でも、お出かけは大好き!車に乗ったりすると、もう楽しいところに連れて行ってもらえることが分かるみたいです。嬉しそうにしてますね。休みの日はモモエと楽しめるところしか行かないので、いろんな方からの情報を頼りにお出かけしています。
高橋さん行きつけの犬OKレストラン
-よく行く都内でオススメの犬連れOKなお店は?
都心だと、ガーブ。丸の内のど真ん中の高級ブランドがたくさん並ぶ通りなのに、テラス席でわんちゃんと楽しめるのが◎。大型犬でも問題なく入れるところって多くないので、ありがたいです。
雨の日にイチオシなのは、二子玉にあるドッグデプト!店内も犬がOKで、犬アイテムのお買い物も楽しめるお店です。駐車場や犬メニューもあるので、本格的に楽しみたい方にはオススメです。
しっかりとしたご飯を食べたい時には、駒沢公園近くのステーキハウスニューテキサスか、タイ料理屋さんによく行きます。どちらもお店の中までわんちゃんと一緒に入れるので、重宝しています。テキサスは、サービスで犬用にお肉を出してくれるほど、犬フレンドリー。タイ料理屋さんもおなじみです。私のインスタグラムにもよく登場するお店なんですが、いつもオリジナルの“モモエ飯”を作っていただいています。モモエも『美味しいものが食べられるところ』と認識しているみたいです。
GARB Tokyo(ガーブ トウキョウ)
東京都千代田区丸の内2-2-3 丸の内仲通りビル1F
◆電話:03-5220-0440◆営業時間:11:30~23:30(土日祝は20:30まで)
◆定休日:なし
◆愛犬と一緒に食事:テラス席のみOK
◆犬メニュー:なし
◆駐車場:あり
DOG DEPT CAFE 玉川店
東京都世田谷区瀬田2-32-14 玉川高島屋 S・Cガーデンアイランド 1F
◆電話:03-5717-3925◆営業時間:10:00~20:00
◆定休日:不定休
◆愛犬と一緒に食事:店内・テラス席どちらもOK
◆犬メニュー:あり
◆駐車場:あり
ステーキハウス ニューテキサス
東京都世田谷区駒沢4-11-11
◆電話:03-3412-9158◆営業時間:17:00~23:00
◆定休日:火曜日
◆愛犬と一緒に食事:店内OK
◆犬メニュー:お肉のサービスあり
◆駐車場:近隣にコインパーキングあり
詳しくは、各お店にお問い合わせをしてみてください。
家族の犬から自分の犬という意識へ
-歴代のわんちゃんとの暮らしと比較して、変化はありますか?
過去に飼っていた犬たちは、実家で飼っていたので、自分が外出していても「親が面倒をみてくれている」という感覚だったんですよね。でも、ゴールデンレトリーバーを3匹飼ってきて、“自分の子”という気持ちが芽生え始めました。
思い返すと自分で飼った1匹目の子に対しても、今ほどアクティブにお出かけに連れてあげられなかったなぁ…と申し訳なさがあるんですよ。昔の子の写真を見返すとなんだか笑っていないような気がしてしまって…。「楽しくなかったのかなぁ」と色々な後悔の念が溢れてくるんです。だからこそ、モモエには前の子たちにしてあげられなかった償いも込めて、たくさんの愛情を注いであげています。
愛犬のためにしてあげられること
-高齢犬になってきて変わったことは?
後ろ足が弱くなってきましたね。幼い頃から、お尻を振って歩く癖があって、そのため半年ほど前に大型犬特有の股関節形成不全(こかんせつけいせいふぜん)になってしまいました。疲れやすい身体を気遣って、お散歩も朝夕1日2回。だいぶゆっくりで短くなりましたね。
階段やちょっとした段差もしんどそうです。歳をとることで、簡単に出来たことが出来なくなったりすることも増えてきて…その度に悲しそうな顔をするモモエを見て胸が痛んでいます。少しでも、過ごしやすくしてあげたいので、他の高齢犬オーナーさんからのお話がすごく参考になります。
7歳の時、脾臓(ひぞう)を摘出していて、それ以降は病院にかかる頻度も増えて、常にドキドキしてしまいます。いつかくるお別れを思うと、7歳を超えてから常に焦りが心の中にありますね。
でもだからこそ、私たちが今できること、日々の思い出作りをしていきたいです。この子が“最後”と思って。明日もお出かけ!葉山の景色が綺麗なお店に、朝7時に出発して席を確保する予定です(笑)。