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WanQol編集部が街角で出会った素敵な愛犬家とわんちゃんを紹介する《WanScene》。 今日はカインズ新座店で、Saoriさんとモグ(ミニチュアピンシャー)に出会いました。いつも飛び跳ねているほど元気いっぱいなモグのため、週1でドッグランに通っているそうです。愛犬家のsaoriさんに、わんちゃんとの暮らしについて話を伺いました。
カインズ新座店のドッグランで出会った愛犬家とわんちゃん
愛犬データ No.87
モグ/犬種:ミニチュアピンシャー(2歳♀)
ペットショップで異彩を放つ“元気っ子”
-ミニチュアピンシャー・モグを飼い始めたきっかけは?
完全に一目惚れです。ある日、夫と一緒にふらっと行ったペットショップでこの子と遭遇。モグと目が合った瞬間、心を撃ち抜かれたような気持ちになりました(笑)。夫も感じた想いは一緒だったようです。多くを語ることなく、その場で「決まりだね」って。その日にそのままお迎えしてしまいました。
私たちが惹かれた一番の理由は、“元気さ”。当時まだ5ヶ月だったモグは、ぴょんぴょんと自分のケースの中で飛び跳ねていました。頭を天井にガンガンぶつけながら、異常なほどジャンプしていたのがあまりに印象的だったんです(笑)。
実は、“ミニチュアピンシャー”を飼うなんて全くの予定外。「犬を飼いたいね」って夫と話し、色んなお店を見て探していたけれど、ダックスフンドやチワワばかり見ていました。だからか、なかなかビビビっとくる子がいなくて…。厳しい目線で審査していたつもりはなかったんですけど、なんか決め手がないという状態が続いていたんです。そんな時に出会ったモグ。今まで抱いたことのなかった感情に、はっきりと気付きました。運命の子だと、こんなにも違うものなんですね。自分たちでも、心の決まる早さに驚きました。今思えばあの頃の迷いは、こうしてモグと巡り合うためだったのかもしれません。
ピンと立っている耳が特徴的で、映画『グレムリン』のモグワイに似ていると思い、そこから“モグ”と名付けました(笑)。
やきもち焼きで甘えん坊の愛犬モグ
-ミニチュアピンシャー・モグはどんな子ですか?
飼う時にお店の方に「この子はやきもち焼きですよ~」って言われてたんですが、まさにその通りでした。お散歩中、他の飼い主さんに「こんにちは~可愛いわんちゃんですね」なんて話しかけたらもうアウト。なでたりなんかしたら、ワンワンと吠えてお怒りモードです。人見知りがなく、来てもらうのも、自分から寄って行くのも嬉しそうにするんですけど…『飼い主が自分以外に興味を示す』ことが嫌みたいです。「私を構ってよ!」って思うようです。なので、この子の前だと、ちょっぴり気を使ってあげないといけないんですよね(笑)。それから、お留守番も怒ります。ひとりにさせておくと、何か破ったりしていたずらするんです。「私を置いてどこに行っていたのよ!」って感じなんだと思います。ちょっと手が焼けるけど、そんな甘えたな性格も可愛くて仕方ないんです。モグが膝に座ってくる仕草がたまらなく愛おしいんです。いつも気づかない速さで、当たり前のような顔して膝の上にちょこんと乗っているんですよ。無意識に自分の膝を見ると「…いる!」って毎度驚いてしまいます(笑)。
マイペースなんでしょうか。いつも一人遊びに熱中しています。気ままにボールで遊ぶのが好きで、「ボールちょうだい」って指示されるのは違うみたい(笑)。でも、そのまま無視しているといつの間にかポトってボールを落として、ジッとこっちを見てくるんです。本当、構ってもらいたがりですよね。
そしてなにより第一印象と変わらず、元気です(笑)。特技は垂直跳び。出会った日に衝撃を受けたジャンプは今もまだ健在です。家ではテーブルの上の食べ物を狙ってぴょんぴょんしたりしています。あくまで縦に飛ぶだけなので、どこか飛び越えてしまったり、悪さをするわけではないんですけど…とにかくいつも跳ねています。陸上選手のような脚力が自慢で、お散歩も大好きです。平日だと30分くらいになってしまいますが、可能なときは2時間くらい行っていますね。永遠に歩きたがるので(笑)。週1で、ドッグランにも連れて行ってあげています。最近は犬仲間に教えてもらった、カインズの浦和美園店のドッグランがお気に入りですね。モグには広くて、彼女の有り余るエネルギーを発散させるのにちょうどいいんですよ。
暮らし、会話、趣味、生活すべて犬中心
-ミニチュアピンシャー・モグと暮らして変わったことはありますか?
モグ中心の生活になりました。「早く家に帰りたい!」って強く思うようになったのも、この子が来てから。それまでは、仕事で帰りが遅くなってしまっても「まぁいいか」って思っていたところもあったんです。でも、今は真っ先にモグが思い浮かびます。「あの子がいるから帰らなきゃ!」って。私たち夫婦の子供のような存在だから。
家の中もモグ仕様です。跳ねるのが好きなモグの負担を減らすため、フローリングの上からフロアマットを敷いたり、階段から落ちてしまわないように柵を置いたり…。どれも赤ちゃん用の物を使ってます(笑)。そのため、モグを飼い始めてから、西松屋(ベビー用品店)の常連になってしまいました。
話題だって、モグ中心。いつも犬を連れて行ける場所ばかり調べてしまいます(笑)。「気軽に出掛けられる時期になったら~」なんて思いながら、どんどん“行きたいとこリスト”がたまっていっています。
自粛期間中には手芸の趣味も再開しました。
“他の子とカブらないもの”ってモグのために出来ることを考えた時に、昔ビーズをやっていたのを思い出したんです。実は、モグの首輪のアクセサリーは私の手作り。首元のカプセルに迷子札を入れられるようにしました。買おうかとも迷ったんですけど、『うまく出来なくても、手作りをつけさせてあげたい』って想いが勝ちました。
モグが活発すぎるからか、いつもオスに間違われてしまうんです。何回も会っているお友達にも「え!男の子じゃなかったの⁈」と驚かれることもしばしば。なので、ビーズのお花で女の子らしさを演出出来ればいいな、という願いも込めて作りました(笑)。
犬を飼って変わった夫の性格。
-ご主人にも変化はありましたか?
すごくありました。1番変わったかもしれませんね。積極的に話したりするタイプじゃなかったのに、フレンドリーになっていました。一緒に散歩に行った時に、「こんにちは~」って犬連れの方に挨拶してる姿を見て衝撃を受けました。「触ってもいいですかー?可愛いですね!何歳ですか?」なんて、次から次へと会話をしていく夫の様子が新鮮で面白かったです。
犬って世界を広げてくれますよね。私もご近所にワン友が出来て毎日が楽しくなりました。まだドッグカフェに行ったことがないので、早く挑戦してみたいです。