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獣医師資格取得後、小動物臨床経験6年。主に犬猫の臨床に携わる。現在は子育てをしながら、愛猫と暮らしている。
愛犬と生活するうえで欠かせないトイレのしつけ。そんな愛犬のトイレにまつわる悩みには、子犬のみならず成犬まで、あらゆるものがあります。今回は、そのなかでも少し意外な3つの悩みと、その解決策をご紹介します。
目次
- トイレに行って、排せつしないのにおやつをねだる
- ウンチの途中でトイレから出てくる
- トイレシーツを噛んでしまう
トイレに行って、排せつしないのにおやつをねだる
おやつを用いた室内でのトイレトレーニング。愛犬が、用意されたトイレできちんと排せつできたときにごほうびをあげる方法ですが、いつの間にか、トイレに行っても排せつせずにおやつをねだってくるように……。
排せつができたとき以外は相手にしない
愛犬が排せつせずに飼い主さんのもとへ来たときは、相手にせず、おやつも与えないようにします。少し心苦しいかもしれませんが、トイレでしっかり排せつができたときだけ、「イイコ」と声をかけてしっかりほめてあげてください。トイレに行くだけでおやつがもらえるという勘違いをなくすため、トイレに慣れてきたらご褒美のおやつは毎回あげなくてもよいでしょう。
ウンチの途中でトイレから出てくる
トイレの上でウンチはできるのに、ウンチが下に落ちるまでの間に飼い主さんに振り向くと、あわてた様子で報告しにくるかのように、小走りで出てきてしまうことが。ウンチが終わらないうちに愛犬が動くことで、ウンチがトイレの外へはみ出てしまいます。
トイレサークルを囲って解決
愛犬が自由に動けるスペースを限定するために、トイレをサークルで囲いましょう。愛犬がウンチをしそうになったら、サークル内に誘導し扉を閉めます。ウンチをしたらサークルから出し、しっかりと褒めてあげましょう。
トイレシーツを噛んでしまう
トイレで排せつするときに、トイレトレーの上に敷いてあるトイレシーツを噛んでビリビリにし、遊んでしまうことが……。誤飲のおそれもあるため、止めさせたい悩みです。
メッシュつきのトイレトレーを使おう
愛犬がトイレシーツを噛んで遊んでしまう場合は、シーツが外に出ないタイプの、メッシュカバーつきのトイレトレーを使いましょう。メッシュ部分が取りはずしできるタイプのトイレトレーなら、シーツで遊ばないようになったらはずすこともできます。
このほかにも、愛犬がトイレを済ませたらすぐにしっかりと褒めたりご褒美をあげたりするなど、トイレから興味をなくすようにすることも大切です。
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