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子犬の困った行動のひとつに、いっしょに遊んでいるつもりで噛んでしまう甘噛みがあります。飼い主さんが嫌がっていることをわかってもらうためには、どう対応すればいいのでしょうか。子犬が遊びの延長で甘噛みする理由と対策・しつけ方を紹介します。
目次
- 子犬が遊びながら甘噛みをしてしまう理由
- 遊びの延長で甘噛みをさせないための対策・対処法
- 遊びの延長での甘噛みをやめさせるためのしつけ方
子犬が遊びながら甘噛みをしてしまう理由
生後間もない子犬は、きょうだい犬とじゃれあいながら噛むときの力加減などを覚えていきます。そのため、人とふれあっているときも、楽しくなってつい噛んでしまうことがあるのです。
遊びの延長で噛んでいるときの特徴
犬が楽しくなって甘噛みする場合、ものではなく人の手や足をねらい、引っ張るように噛んできます。噛む前にしっぽを振る、おもちゃを押しつけてくるなどの行動が見られる場合も、遊びの延長で噛んでいると考えられるでしょう。
遊びの延長で甘噛みをさせないための対策・対処法
まず、人の手や足などの噛んではいけないものは、犬に「噛む」という体験をさせないことが大切です。噛まれそうになったら、犬の口が届かない高さに手を引き上げたり、立ち上がったりしましょう。それでもしつこく噛もうとする場合は、別の部屋へ移動して、犬が落ち着いてから戻るようにすると「噛む」体験を避けられます。
甘噛みのNG対応
犬が噛んだときに、まちがっても手で払う、声をかける、さわるなどの反応をしてはいけません。犬は噛むことで飼い主さんが遊んでくれた、ごほうびを与えてくれたと勘違いして、余計に甘噛みをするようになってしまいます。
また、人の手や足などを犬の前でひらひらさせたりして遊びに誘う行動も、甘噛みを誘導することにつながるためNGです。
遊びの延長での甘噛みをやめさせるためのしつけ方
おもちゃを噛む遊びを教える
飼い主さんから犬を遊びに誘い、おもちゃを引っ張りっこして存分に噛ませてあげましょう。もし遊びの途中で手を噛んだら、「ア!」や「イタイ!」などと一言伝え、遊びを終了します。そうすることで、犬が「手を噛むと楽しいことが終わる」と学習して噛まなくなるでしょう。
手を噛まずに遊べた場合は、犬が興奮してうなる前に終了します。あらかじめおやつを用意しておき、おもちゃと交換するとスムーズですよ。
手は噛むものではないと教える
遊びのつもりで甘噛みをする子犬には、手がおもちゃのように見えていることも。手は噛む対象ではないと教えることが大切です。手からフードを与えるなどして、犬が人の手に対してもつ印象をかえていきましょう。
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