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健康食品と称される、大豆製品や乳製品。日常的に食べているかたも多いと思いますが、犬に食べさせてもいいのでしょうか?今回は、ヨーグルトやチーズ、納豆など、メジャーな大豆製品と乳製品の中から、与える分量や注意点などを解説します。
※記載した分量は、ドライフードを主食としている、およそ5(〜10)kgの健康な成犬を基準とした目安です。
目次
- ヨーグルト
- チーズ
- 納豆
- 豆腐
- おから
ヨーグルト
ヨーグルトは、犬に「与えてもいい」食品です。
ヨーグルトは乳製品の中でも消化がよく、腸内環境を整える効果が期待できます。しかし、カルシウムの含有量が犬にとっては多すぎるため、与えすぎると尿石ができる原因に。1日に与える量は、小さじ2杯を上限にしましょう。
与えてもいいヨーグルトの種類は、無糖のプレーンのみ。また、犬にとって有害な果物が使われているおそれがあるので、フルーツ入りのものも避けてください。
チーズ
チーズは、犬に「条件つきで与えてもいい」食品です。
条件とは、チーズの種類のこと。スライスチーズ・プロセスチーズ・ブルーチーズなどは塩分が多いため、犬に与えるには不向きです。カッテージチーズとクリームチーズは塩分が少なく、少量なら与えてもOK。1日に与える量は、カッテージチーズは小さじ1杯まで、クリームチーズは小さじ1/2杯までです。
納豆
納豆は、犬に「与えてもいい」食品です。
タンパク質やビタミンなど、犬に必要な栄養が豊富。体内に溜まった余分な脂肪を排出する働きもあります。ただし、食べさせすぎると腸内でガスを発生させるため、少量にとどめましょう。
与えるなら、1日に小さじ1杯まで。調味料やネギを入れていないものを、すりつぶして与えてください。とくにネギ類は危険なので、絶対に混ぜないように気をつけてください。
豆腐
豆腐は、犬に「与えてもいい」食品です。
大豆を加熱加工しているため、大豆製品の中でも消化がよく、犬も食べやすい食品。しかし、同量の鶏ささみと比べると、約4倍の脂質が含まれています。上限は1日に小さじ2杯まで、調味料や薬味は使用しないでください。
おから
おからは、犬に「少量なら与えてもいい」食品です。
おからの原材料は大豆なので、犬が食べることは可能です。しかし食物繊維が犬にとっては多すぎるため、下痢や軟便を招くおそれがあります。与える場合は、味つけをしていないものを1日に10gまで。便に異常が出たら、すぐに食べさせるのをやめ、酷い場合は動物病院で診察を受けさせましょう。
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