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愛嬌たっぷりの鼻ペチャ顔がキュートなパグ。どのように生まれたのか、どのような性格をしているのかご存じですか?今回は、パグの性格や特徴、お世話のコツやかかりやすい病気まで、詳しくご紹介します。
目次
- パグってどういう犬?犬種の成り立ちや体の特徴
- パグの性格やお世話のコツ
- パグがかかりやすい病気
パグってどういう犬?犬種の成り立ちや体の特徴
パグの特徴
パグの歴史はとても古く、はるか昔の紀元前。かつては中国の王朝や寺院で飼育されていました。そして16世紀頃ヨーロッパに広まり、王室や貴族など身分の高い人の愛玩犬として、長きにわたり愛されてきたと伝えられています。
大きな目に低い鼻、短いマズルをもち、短頭種に分類されるパグですが、その表情は実にチャーミング!ムチッとした体つきも相まって、しぐさのひとつひとつがとてもコミカルで、見ていて飽きません。
パグの毛色
毛色はいくつか種類がありますが、最も一般的なのは「フォーン」。体のほとんどが淡い金色~ベージュの被毛で覆われ、頭頂部や口まわり、背筋に黒の差し色が入ったカラーです。
ほかにも、全身真っ黒な「ブラック」や、薄いフォーンの被毛に黒っぽい毛が混じり、動くと銀色のように見える「シルバー」などが存在します。
パグの性格やお世話のコツ
パグは陽気で天真爛漫な性格です。頑固な面もありますが、攻撃的になることはほとんどなく、とても優しく友好的な個体が多いといわれています。
また、愛玩犬として常に人の輪の中心にいたパグは、飼い主さんにほめられたりかわいがられたりすることが大好きです。
その反面、コミュニケーションが足りないと、イタズラなどの問題行動をおこすことも。毎日遊ぶ時間をつくり、たくさんスキンシップをしてあげましょう。
どうしてもかまう時間がとれないときはケージに入れるなど、イタズラができない環境をつくることも大切です。クレートトレーニングや飼い主さんと離れる練習をすることも、必要なしつけといえます。
パグがかかりやすい病気
鼻腔狭窄(びくうきょうさく)
短頭種であるパグは、顔の構造上、鼻の穴に続く空間が狭くなって呼吸がしにくくなる「鼻腔狭窄」である場合が多い犬種です。ふだんから、散歩のペースをゆっくりにする、運動後はしっかり休ませるなど、激しい運動は控えましょう。
あまりにも狭窄の状態がひどい場合には、外科手術での治療が必要となります。
角膜炎(かくまくえん)・角膜潰瘍(かくまくかいよう)
パグは目が前に出ている犬種のため、家具や木の枝で目を傷つける危険性が高いのも特徴。目の表面を覆う角膜が傷ついて炎症を起こす、「角膜炎」や「角膜潰瘍」に要注意です。目をこするなどのしぐさや、目の充血が見られたら、動物病院で診察を受けましょう。
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