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散歩はわんちゃんにとって1日の中で最大のイベントです。そこに小さな遊びをプラスすると、散歩は冒険に大変身。わんちゃんが学べる機会がぐんと増え、心身の成長につながりますよ。
散歩の際にオーナーがしなければならないことは、その地域の規則に従って迷惑にならないように注意しつつ、わんちゃんの様子をよく観察することです。匂い嗅ぎをしていたわんちゃんが、電信柱や白線を注視したり、マンホールを見つけたり、他にも何かアンテナに引っかかったものがあると、オーナーを見つめて訴えかけてきます。そうしたら、コミュニケーションを取るチャンス! わんちゃんの気持ちに応えて、遊んだり話しかけたりしていきましょう。
目次
- STEP1 動きの変化に注目させる
- STEP2 いろいろな刺激に触れさせる
- STEP3 あらゆるものを小さな遊びに
- STEP4 わんちゃんに理解力がつく遊び
- 散歩はわんちゃんと良好な関係を作るチャンス
STEP1 動きの変化に注目させる
①歩くだけじゃなく走ってみる
急に走ったり、止まったり。早く歩いたり遅く歩いたり、動きに緩急をつけてみます。そんなオーナーの動きの変化を面白がって、わんちゃんは笑顔でついてきます。
②立ち止まったらアイコンタクトを
階段を急いで降りてしまうわんちゃんは、階段の踊り場や最後の段で一時ストップさせます。そこでオーナーを見るようにさせると、注意を向けさせる練習に。
STEP2 いろいろな刺激に触れさせる
①落ち葉の感触がわんちゃんは大好き!
落ち葉、アスファルト、土、芝、側溝の上、砂浜、波打ち際、河原、雪の上など。足の感触の違いや匂いの違いは、わんちゃんの好奇心を刺激するアトラクションです。わんちゃんはどんな表情をしているでしょうか?
②オーナーの足元で落ち着く練習
ベンチでわんちゃんとひと休み。いろいろな刺激がある環境で、足元で落ち着いていられるかの練習です。わんちゃんがどこを見て、何を嗅いで、何に耳を傾けているのか、一緒に五感を研ぎ澄ませてみます。
STEP3 あらゆるものを小さな遊びに
①公園の設備には遊びがいっぱい!
公園の出入り口にあるU字冊をくぐらせてみたり、一段高くなったところを歩かせてみたり。公園では、いつもの道路ではなかなか体験できない小さな遊びがたくさんあります。
②いつもの散歩道も遊びの宝庫
いつもの道路も、よく見ると遊びの宝庫。あらゆるところにある電信柱の周りをぐるりと回ることも、小さな遊びになります。
STEP4 わんちゃんに理解力がつく遊び
①白線の上を歩けるかな?
わんちゃんに白線の上を歩かせてみます。何回も「線!」と言うのを繰り返していくと、初めは訳がわからずにいたわんちゃんも、得意気に白線の上を歩き始めます。
②どっちが早くマンホールに乗れるかな?
マンホールの上にどちらが早く乗れるか競争してみます。繰り返すうちにわんちゃんは何を求められているか理解して、マンホールの上を先に陣取って自慢げに見上げてきます。
散歩はわんちゃんと良好な関係を作るチャンス
わんちゃんは散歩中、五感をフルに使い、全身でいろいろなものをキャッチしています。散歩は、わんちゃんの心身が健康になるのはもちろん、脳も活性化させるのです。わんちゃんが満足するくらい充分に散歩をさせると、有り余るエネルギーが原因となった問題行動もしなくなりますよ。
また、発見や驚きの多い散歩は、オーナーとわんちゃんが良好な関係を作るいい機会です。たまには自由にわんちゃんに道選びを任せてみてもOK。どの道を行くのかで、わんちゃんの新たな一面を発見できるかもしれません。わんちゃんをたくさん観察して、わんちゃんにとって散歩が楽しい経験になるようにしていきましょう!