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獣医師資格取得後、小動物臨床経験6年。主に犬猫の臨床に携わる。現在は子育てをしながら、愛猫と暮らしている。
犬の本能や好奇心を満たすことができる、ボール遊び。運動不足の解消やストレス発散にもつながるので、散歩に行けない日などに備えて、遊び方をマスターしておくといいでしょう。今回は、犬をボールに慣れさせる方法と、おすすめのボール遊びを3つご紹介します。
目次
- 愛犬とボール遊びを始める前に
- おすすめの犬のボール遊び(1)キャッチ
- おすすめの犬のボール遊び(2)ドリブル
- おすすめの犬のボール遊び(3)パス
愛犬とボール遊びを始める前に
愛犬とボール遊びを始める前に、まずはボールに慣れさせることが大切です。
犬をボールに慣れさせる方法
- 愛犬の前に、愛犬がくわえられないくらいの大きさのボールを置き、愛犬が自らアプローチするのを待ちます。愛犬が興味を持つように少し動かしてみたり、音が出るタイプのものを使ってもよいでしょう。
- 愛犬がニオイをかぐ、鼻先で突く、前足でふれるといった行動をとったら、なでるなどしてほめてあげましょう。
飼い主さんとコミュニケーションをとれることで、愛犬は「ボール=イイコトがある」と覚え、ボールで遊ぶことが好きになるはず。愛犬がボールに慣れたら、さっそくボール遊びにチャレンジしましょう!
おすすめの犬のボール遊び(1)キャッチ
キャッチ遊びのやり方
- 愛犬が飲み込んだりせずに口にくわえられるくらいの大きさのボールを用意します。
- 飼い主さんが愛犬の足元に向かって、優しくボールを蹴るか、手で転がしましょう。
- 愛犬がボールを口でキャッチしたら、そのボールを使って引っ張りっこ遊びスタート。
- 愛犬が興奮しすぎる前に、ボールとおやつを交換して、遊びを終わりにしてください。
犬が好む引っ張りっこ遊びを組み合わせることで、愛犬はボールをキャッチすることが楽しくなります。
ただし、くわえたボールをとられると勘違いして抵抗してしまう犬は、ボールを使っての引っ張りっこ遊びはしないほうがよいでしょう。
おすすめの犬のボール遊び(2)ドリブル
ドリブル遊びのやり方
- 愛犬が口でくわえられないくらいの大きさのボールを床に置き、愛犬が自ら近づき、前足を使ってボールを押し出すのを待ちます。
- 愛犬がボールを前足で押し出したら、ほめておやつを与えましょう。
- 愛犬がボールを押し出すおやつをあげる距離を徐々に伸ばしていくと、愛犬は連続的にボールを押し出すこと(=ドリブル)を覚えていきます。
この遊びで使うボールは、革製やゴム製のものがおすすめ。転がりやすいので、愛犬がよりドリブルを楽しめます。
おすすめの犬のボール遊び(3)パス
パス遊びのやり方
- 愛犬に大きめのボールを与え、前足で押し出すのを待ちます。
- 愛犬がボールを押し出したら、ボールが転がる方向へ飼い主さんが移動し、そのボールをいったん受け止めてください。
- 今度は飼い主さんが、愛犬のいる方向へ蹴り返してあげましょう。
この遊びでは、飼い主さんがボールを蹴り返すことがごほうびになるため、愛犬はボールを前足で押し出すことがどんどん楽しくなっていくはずですよ。
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